食いしん坊だからなのか、昔から贈り物やお土産を特集している雑誌はつい手にとって読んでしまいます。中でも実家のある鎌倉を取り上げている雑誌は、常に気になる存在。というのも、友人から「鎌倉のお土産って何がおすすめ?」と聞かれることが多いのですが、上京して早20年。悲しいかな、新しいお店に関しては、疎くなってしまったので、定期的な情報収集は欠かせません(と自分に言い訳して、ただ美味しいものを食べたいだけなんですが……笑)。
帰省の度に新しいスポットを開拓してもいますが、自信を持って友人に紹介できるテッパン土産は昔から決まっています。それがこちら、もんざ丸の「釜あげ鎌倉しらす」。鎌倉の材木座海岸の近くにあるもんざ丸は、相模湾で獲れたしらすや鮮魚の直売所。漁師さんが開いているお店なので、鮮度は折り紙つきです。ここのおすすめは、何といっても身が大きくてふっくらゆで上がった釜あげしらす。
パックにギュッと詰まった白い宝石のようなしらすを見ると、早く食べたい! と食いしん坊の血が騒ぎます。ほかほかのご飯にドバッとのせていただくのが一番! ほのかに塩気が効いたしらすは、磯の香りがふわっと鼻に抜け、噛むほどに旨みが広がって口の中に幸せを運んできてくれます。
その日の漁次第で獲れたての釜あげしらすがないこともあるので、電話をして事前に確認してください。人気商品のため、早い時間に売り切れることもしばしば。お店に行けない人は、FAXで取り寄せもできますよ。鎌倉駅からはちょっと遠いですが(バスなら10分ほど)、海岸沿いを散策がてら立ち寄るのもおすすめです!
ファッションとカルチャー担当。ボーイッシュな服がワードローブの大半を占めています。ラジオとハイボールがあれば、とりあえず幸せです。