2021.08.26

『LOUD』が前代未聞。このアツすぎるオーディション番組を知っていますか? #深夜のこっそり話 #1444

「今この気持ちを誰とも共有できないのがつらい。お願いだから見て……!」。友人のこの言葉と、必死の懇願っぷりに心を突き動かされ急ピッチで見始めたのが、次世代のボーイズグループを誕生させるオーディション番組『LOUD』。

ダミイダミイ
ワナブルの私に「絶対に推しになる人がいる!」と友人からの猛プッシュを受けました。見ている人はお分かりかと思います(笑)。友人の予想通りに沼落ち状態です。

知ってはいたんです。だってもはや日本でもお馴染みJ.Y.Parkさんと、大ヒット曲『江南スタイル』でBTSより前にビルボードチャート2位を達成したPSYさんのダブルタッグでおくるオーディション番組って単純に豪華すぎる!(何よりふたりが友人関係だったことにも驚きつつ、なんだか嬉しい)。dTVで日本独占配信中なのですが、ただ申し訳ないことにdTV会員でもなく、深夜は韓ドラ活動による視聴スケジュールでびっしり。オーディション番組の1〜2話はとにかく長いので(今配信中の通称『ガルプラ』も例に漏れず)、「ま、今ではないかな」と先延ばしにしていたのです。ただ見始めたら止まれないのが同番組の定め。とにかく新時代を匂わせる独特なルールと、参加者の圧倒的なクオリティを目の当たりにし、開いた口が塞がらない。これには制作陣の本気を感じます。

K-POP好きならご存知かと思われる「愛嬌ソング」。ドラマ『女神降臨』でも心を瞬殺されましたが、まさか今回も拝めるとは。1話から要注目です。
K-POP好きならご存じかと思われる「愛嬌ソング」が披露される1話から要注目。ドラマ『女神降臨』でも心を瞬殺されましたが、誰であろうとあの歌には観る人の心をくすぐるパワーがあるのですね。

まず面白いのが、今回のオーディション番組でデビューするのは2組という点。J.Y.Parkさん率いるJYPエンターテインメントと、PSYさん率いるP NATIONの両事務所からデビューすることになり、要はJ.Y.ParkさんとPSYさんもライバルということ。「欲しい!」と思った参加者を、最終的に自身の事務所でデビューさせることができるか。ふたりの駆け引きが『LOUD』をより面白くしている要因だと個人的には思っています。というのもふたりが座る椅子には、ボタンを押すごとにパフォーマンスを披露する参加者の元へと前進する面白い仕掛けが! 第一ミッションでは、プロデューサーがボタンを3回押して参加者の元まで辿り着けば、見事クリア。1〜2回ではNG。さらに一人だけボタンを押しても不合格と、かなりシビアです。

勝ち進んでいくと、JYP、P NATIONの両事務所で数週間過ごし、それぞれのプロデューサーが決めたグループで2度にわたるバトルミッションを行うといった斬新な企画も。そしてグループバトルを乗り越えると再び個人戦。これがまたまるでドラフト会議のようでして、これまでの状況とは違い、ふたりのプロデューサーに選ばれた際「どちらの事務所に行きたいか」を選ぶ権利は参加者にあり。J.Y.ParkさんとPSYさんの緊迫したムードに、こちらまで冷や汗たらり。

ドラフト会議風の演出。スペシャルサポーターはなんと歌手兼俳優イ・スンギ。やはり彼の笑いのセンスは最高だと感じる実感するシーンも(笑)。
スペシャルサポーターはなんと歌手兼俳優イ・スンギ(右)。やはり彼の笑いのセンスは最高だと実感するシーンも(笑)。

個々の得意なパフォーマンスに加えパーソナリティが見えてくると、一気に“応援したい欲”が渦巻きますよね。オーディション番組のネタバレほど酷なことはないと思いますので、詳細についてはあまり触れずに端的に一言。「お願いだから見てほしい……!」。一人より誰かと一緒に沼落ちするほうが心が弾むのはなぜなんでしょう。それにしてもデビューした瞬間、2つのグループを無条件に推さねばならないことに気づきました。企画力に長けたプロデューサーがニクい(笑)。楽しみを見出しにくい昨今の情勢もありますが、本番組の行方をぜひ画面越しで(全力で)見守りましょう。

エディターKISHIプロフィール画像
エディターKISHI

ハマり癖のある、いわゆるミーハー。愛犬と過ごす時間と、韓国ドラマ鑑賞が生きがい。主にファッションとセレブを担当していますが、美容ネタも大好物。

記事一覧を見る

FEATURE