息子が大好きな保育園の副担任の先生が、3月末日をもって退職されることになりました。加えて、毎朝欠かさず観ているEテレ番組『おかあさんといっしょ』で、いつも我が家を楽しませてくれている体操のまことお兄さんも、3月いっぱいで卒業です。別れの季節を感じながら、もの悲しい気持ちになる今日このごろ。「1年後はうちの子も卒園かぁ、もう小学生なのかぁ~」と、早くも来年のことを想像して、じんときているしょうがない母親です。
春は子ども関連の行事が何かと多く、心身ともに落ち着かない日々ですが、そうはいっても仕事は通常運転。撮影取材も原稿締切も会議の開始時刻も、当たり前ですがぜんぜん待ってはくれないわけで、この時期特有のセンチメンタルな感情に引っ張られないよう、いつも以上に気合いが必要だなと思っています。「子育てしながらエディターとして働く道を選んだのは私自身。頑張れ、自分!」と活を入れる気持ちで、というかほとんど言い訳なのですが、先日こっそり迎え入れたジュエリーがあります。
みんな大好き、トムウッドのシグネットリング。日本で一大ブームとなったのが2015年ごろでしょうか。ほしいと思いながらも静観し、虎視眈々とその機会を狙ってきたのですが、このたび8年越しのゴールイン。定番のスクエアタイプよりもグッとスリムになった「ピーキー」リングを購入しました。ピンキー(pinky)じゃなくて、ピーキー(peaky)とは、英語で「痩せた」「尖った」などの意味ですが、その言葉通りのシャープでソリッドなデザインです。この胸のすくような潔さが、今の気分にぴたっとハマりました。
選んだ色石はタイガーアイ。“虎視”眈々と狙ってきただけに、なんちゃって。冗談はさておき、まさに虎の目のようにキリリと輝く、神秘的な黄金色に引き込まれました。シルバー925のミニマルなフォルムに迫力を与えると同時に、明るく温かみのある表情をもたらします。見る角度によって繊細な光の筋が3Dのように浮かび上がる様子もきれい。程よく存在感がありながらも主張しすぎず、手持ちのジュエリーと組み合わせやすい汎用性の高さも決め手となりました。
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。