朝ドラ『らんまん』でも注目! 【牧野富太郎さん】のボタニカル愛あふれるアート本 #深夜のこっそり話 #1722 #朝ドラらんまん

いよいよ4月から、NHK連続テレビ小説『らんまん』がスタートしましたね!
主役は神木隆之介さんですが、幼少期を演じた子役の男の子(森優理斗さん)がはかなげでかわいすぎて、毎日楽しみに観ています。(今週は少年期を森優理斗さんが演じ、神木隆之介さんが出演されるのは来週あたりのよう?)

というのも主人公のモデルとなったのは、植物学者の牧野富太郎さん(1862ー1957年)。生まれは高知県ですが、晩年を過ごした練馬区大泉の邸宅の跡地が「牧野記念庭園」として開放されており、数年前から何度か訪れていたことがあったため、なんとなく思い入れがあったのでした。

朝ドラ『らんまん』でも注目! 【牧野富太の画像_1

その流れで出合ったのが、こちらのアート絵本『まきのまきのレター』。植物を惜しみなく愛した、その魅力的な人柄や大事なメッセージが、アーティスト佐々木香菜子さんの素敵な水彩画とともに展開されます。

朝ドラ『らんまん』でも注目! 【牧野富太の画像_2
タイトルページの後に広がる、ボタニカルで表現した字体に夢が広がります。

ーーーわたしには成し遂げたいことがある。

それは日本のすべての植物を分類し名前を付けること。

(『まきのまきのレター』発行所:株式会社ENYSi)

 

 

幼いころから惹かれていた草木、植物とともに過ごした牧野さんの一生。朝から日が落ちるまで植物採集にくれ、直ちに標本にしなくてはいけない、と書斎で真夜中まで机に向かう日々(牧野さんの書斎が、練馬区の牧野記念庭園で再現されています)。植物を愛する喜びを全身で感じられるような内容です。

朝ドラ『らんまん』でも注目! 【牧野富太の画像_3
ジョウロウホトトギスが描かれた牧野植物図缶。小ぶりのクッキーや金平糖、缶の絵と同様のプリントがされたアイシングクッキーが、詰まっています。

生まれ故郷の高知には、高知県立牧野植物園があり、そちらをモチーフにしたページもあり興味をそそります。

自然豊かな五台山にあり牧野さんゆかりの野生植物など3,000種類以上が四季を彩っているのだとか。いつか行ってみたいな、となんとなく以前宿泊したことがあるセブンデイズホテルのホームページをチェックしていたら、オンラインショップで牧野さんが描いたボタニカルアートのクッキー缶を発見(おやつ部の記事でも紹介中)。こちらのほか、コオロギランやヒメキリンソウ、バイカオウレンなど全6種類で展開されていて、繊細で精巧な絵は、とってもおしゃれ! そしてボタニカル愛が詰まっています。GWや夏に向けて今年は高知に大注目、とワクワクしてきて旅計画を妄想中の今日この頃です。

 

朝ドラ『らんまん』でも注目! 【牧野富太の画像_4
94年の生涯で多くの植物図を残した牧野富太郎さん。約40万点の標本を収集、多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威と言われています。
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エディターSUGAWARA

ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。

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