みなさま、今週もお疲れさまです。今回このコラムのタイトルは「サヨナラ！ おごりとむのうのサンドイッチライフ」にしようと思っていました。しかし、電車の中でふと「いや待てよ、おごりは押さえつけても、滲み出てくるやっかいもの。サヨナラはハードル高いぞ」とひとりつっこみをして、冠をとりました。
おごりに打ちのめされた夜
おごりとは、得意になること。思い上がること。そして、失敗したり、指摘を受けたりして自身のむのうを自覚し、心が打ちのめされます。日々「滲み出てくるおごり」と「むのうさの認知」に、サンドイッチのように挟まれています、自分。
電車の乗り換えで、ちょっと無理すれば1本早いあの電車に乗れる。階段駆け上がり（実際はハァハァゼーゼーで駆け上がれていない……）、ホームについたら車両の扉が閉まる。これも体力見積もりのおごり。
2時間あればこの原稿を書けるかな。始まるまでにすでに30分経過。そんなおごった見積もり。できると思ったものができないのはなぜ？
そして、きわめつけエピソードがこちらです。ハピプラアカデミアSPURオンライン講座のラストに、登壇いただいたジェーン・スーさんより、ご著書『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』の話を最後にしていただこうと、画面に映り込まないデスク端に本をのせてスタンバっていました。カンペの「10分おしてます」、「あと５分」の指示に動揺し、スーさんに本についてお話をうかがうのをすっとばして締める、という大失態。その夜はむのうさにかなり打ちひしがれました。最後に聞ける、やれると思った自分をペンペンしたいところ。スーさんを挟んで並びに座る統括Gが、さりげなく目配せしてくれていたのに……。後になって意味がわかりました、あーむのう。
前置きが長くなりましたが、さて、そんなむのう体感デーに私を救ってくれるのは、OSAJIのOGORI＆MUNOU SOAP。ジェーン・スーさんと堀井美香さんのおしゃべりエンターテイメントPodcast番組『OVER THE SUN』から生まれたOSAJIとのコラボアイテムです。
「"驕り"と"無能"を洗いながそう」のコンセプトどおり、シャワーを浴びながら、「なんでこんなことしちゃったんだろう……」「どうして気づけなかったんだろう」「いやー参った」などと、自分を振り返りつつ、よどんだ気分をこのソープで洗い流してもらいます。セージとヒノキ、ベルガモット＆オレンジの香りにスパイシーなクローブがアクセントとなって、気持ちをすっきりさせてくれます。汗をかきやすい首周りを念入りに洗うと、立ち上がってくる香りがなんともいい。そしてクローブがいい。落ち着きますし、大人仕様の香りです。さすが、スーさん、美香さん。
そして、ハンドクリームがまたよいのですよ。「MAKEHENDE」。ローズマリーにレモン・オレンジの柑橘ハーバルシトラスに、シダーウッド。よくぞシダーウッドをいれてくださった。ほんとどれもいいんですが、これに頼りたくてつける時には、私の脳内ミュージックはGAGAさまの「HOLD MY HAND」。『トップガン マーヴェリック』のあれです。この手を離さないで〜っと。
スーさん、美香さんが、手を握ってくれるような、そばにいてくれるような気分。完全なるひとり劇場の思い込みですが、気持ちの風向きを変えられるんですよね。で、今年ナンバーワン・ベストハンドクリームと言いたい！くらい気に入ったポイントのひとつが、潤うけれどべたつかないところ。不思議な感じでしっとりしているけれどサラサラなんです。また香りのフェードアウト感もいいんです。個人的にはあんまり香りプンプンなのは仕事中難しいので、ほんとベスト。
「over the sun」ファンの互助会員のみなさん、初回販売で買えず涙した方も多いと思います。OSAJIの担当者さんが「日にちはまだはっきりとお伝えできてなくて大変申し訳ないのですが、絶対に再販します！HP 、SNSなどで告知します」ときっぱりと断言されていますので、ぜひその日を楽しみに。レモンやオレンジなど柑橘スライスを咥えながら、さわやかに吉報を待ちたいところです。それまで、「負けへんで」精神でご自愛ください！ オーバー！！
気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。
