みりんは飲み物!! 長谷川あかりさんおすすめ【三州三河みりん】が衝撃の美味しさ #深夜のこっそり話 #1907

先日、連載を担当している「うち飲み向上委員会」で、人気料理家の長谷川あかりさんに、普段使いの材料でかんたんに作れる絶品カクテルを紹介してもらいました。その時に教えてもらった“飲めるみりん”こと「角谷文治郎商店の三州三河みりん」のあまりの美味しさに衝撃を受けたので、ぜひこのコラムでみなさまにも紹介させてください!

まずはそのまま飲んでみてほしい、絶品本みりん

三州三河みりん
三州三河みりん(700ml)¥1,122/角谷文治郎商店

材料はもち米、米麹、米焼酎のみとシンプルなのですが、まずはそのまま一口飲んでみてください。米本来の甘みと馥郁たる香りが、これまで親しんできたどのみりんとも違うんですよ。私は本当にみりんを飲んでいるのだろうか? と思うくらいに美味しくて大感動。今までみりん=料理で使う調味料という認識でいたので、そもそもそのまま飲もうと思ったことすらなかったんですよね。そんな私の固定観念をいい意味で打ち壊してくれたのが、長谷川あかりさんの「バカラのグラスにロックアイスを入れ、本みりんを注ぐとウイスキーみたいな感じでおいしく飲めちゃうんですよ」という一言。

角谷文治郎商店の三州三河みりん
明治43年の創業以来、伝統的な醸造方法を守り続けている角谷文治郎商店の「三州三河みりん」。

“バカラのグラスでみりんをオンザロックで飲む”という、パワーワードに大いに興味をそそられた私は、取材の場でこのみりんを早速ポチり。結果(バカラのグラスは持っていないのでお気に入りグラスでですが)、私もみりんをオンザロックで飲む大人の仲間入りを果たしました!

新感覚の美味しさ「みりんのほうじ茶割り」

みりんのほうじ茶割り
食中酒としてはもちろん、チョコレートやドライフルーツとも好相性。

こちらは「三州三河みりん」をほうじ茶で割った長谷川さん一押しのカクテルレシピ「みりんのほうじ茶割り」。本みりんをほうじ茶と割ることで、紹興酒のようなニュアンスが感じられる新感覚カクテル。みりんの自然な甘みがありつつも、ほうじ茶効果で口をさっぱりと洗い流してくれるので、揚げ物や中華料理などの脂っこい料理をいただく時の食中酒にもおすすめです。

飲むだけじゃない、みりんを替えると料理のレベルもアップ!

みりんのいちごシロップ
「みりんのいちごシロップ」は、準備時間を入れても10分前後で作れるので、忙しい時の息抜きに作っています。

飲むだけでなく、もちろん料理のクオリティも一段とアップした気がしています。長谷川さんの「みりんのいちごシロップ」は、いちご、みりん、水のみで作るシンプルで簡単なレシピ。ヨーグルトの上にかけるとヘルシーなおやつに、白ワインで割るとスイートなカクテルにと、八面六臂の活躍ぶりを発揮してくれるお気に入りの一品。このシロップも「三州三河みりん」で作ると、より深みと旨みが出て美味しい仕上がりになったんです。みりんは調味料の基本なので、当たり前ですが、上質なものを使えばその分、日々の料理にも美味しく還元されるんですよね。

この角谷文治郎商店の「三州三河みりん」は、自社で精米したもち米、米麹、米焼酎をもろみにしてから醸造に3ヶ月、熟成に約2年と、創業以来ずっと伝統的な製法で本みりんを作り続けてきたんだそう。手間や時間がかかる分、他のみりんよりも少し値は張りますが、その価値に見合うものがあると、声を大にして言いたいです。皆さんも、ぜひ上質な「三州三河みりん」を買って、「うち飲み向上委員会」のカクテルレシピに挑戦してみてくださいね!

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エディターAKIYAMA

ファッションとカルチャー担当。ボーイッシュな服がワードローブの大半を占めています。ラジオとハイボールがあれば、とりあえず幸せです。

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