
出張先で、奇遇にも好きなアーティストの個展が開かれていたので、帰りの新幹線の時間をずらして急きょギャラリーへ。その日は朝から雲行きが怪しく、ギャラリーの最寄駅に着く頃には小雨がちらついていました。備えあれば憂いなし。こんなこともあろうかと、バッグの中に折り畳み傘を忍ばせておいた自分を褒めたのも束の間、数時間後には注意力散漫な自分を反省することになってしまいました。
ギャラリーに着いて、濡れた折り畳み傘を傘立てに置いたのが最後。あ、と気づいた時はもう新幹線の中でした。また、やってしまった。傘立てに取り残されたままであろう折り畳み傘を思うと、車中でやるせない気持ちになりました。誰か心優しい人にもらわれますように……。
さて、人生何度目かわからない傘の買い物をどうするべきか。以前「いい傘なら意地でもなくさないのでは」という仮説のもと、思い切った買い物をしたこともありました。しかしどんなに失いたくないと思っていても、なくす時はなくすのです。しかも、いい傘であればあるほど、なくした時のショックが大きいことも経験済み。とはいえ、どうせ買うなら実用的なものをできるだけ長く使いたい。あれこれ考えていた帰路の途中、ふらっと立ち寄った家の近所のコンビニで、理想の出合いは突然に訪れました。
商品名
:
ローソン×コールマンの晴雨兼用・自動開閉折りたたみ傘 55cm
価格
:
¥2,980 (税込)
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。


