夏の香り、【ル ラボ】で見つけた #深夜のこっそり話 #2232

夏の蒸し暑さは大の苦手ですが、夏のにおいは大好きです。例えば、プールサイドやビーチに漂うココナッツのようなサンオイルのにおい、花火や蚊取り線香の焦げたようなにおい、夕立の後のアスファルトのにおい。どれもノスタルジックで儚くて、思いがけず出合うたび、心は一気に夏模様。ただし、実際に身にまとう香りとなれば、また別の話。こうも湿度が高いと、清涼な柑橘に頼りたくなります。

青春が蘇る香水。「BERGAMOTE 22」

ル ラボのフレグランス「BERGAMOTE 22」
ル ラボの「BERGAMOTE 22」(50ml)¥30,800

そんなときこそ、ル ラボの「BERGAMOTE 22」。まず惚れたのは、トップノートのキレの良さです。主役のベルガモットが、グレープフルーツの苦みとともにフレッシュに弾けます。青春って、こんなにおいなんじゃないか。そう思うくらいの圧倒的な爽やかさ。ひと吹きした瞬間、まわりの空気がキラキラしてまばゆい。波打ち際ではしゃぐ少年少女の姿が脳裏に浮かびました。

そこから徐々に存在感を発揮するのが、プチグレインとベチバー。ふと訪れる、みずみずしいウッディノートに、静かな安らぎを感じます。これで落ち着くと思いきや、そこからラストにかけての変化がすごかった。時間が経つにつれて柑橘は去り、アンバーとムスクが奥深くにしっとり漂うんです。肌にほのかに残るのは、ドキリとするほど体温のある、フェミニンでマチュアな香り。夏の熱気の中では、いっそう色気が増すような気がします。まるで、ひとりの純粋な少女が成熟した大人になるまでの物語をグッと凝縮したかのような、生き生きとした情感のあるフレグランスです。

ラストに思いがけない裏切りはあるけれど、難しさや嫌味はなく、清楚で親しみやすい。例えるなら、優しい恋人というよりは、明るい親友のような存在でしょうか。むわっとした空気の中に届く、健やかでおしゃれな香り立ち。盛夏に向かっていく今こそふさわしいと思うんです。まだ梅雨も明けていないのに、うだるような暑さで途方に暮れてしまいますが、ル ラボのこの香りが寄り添ってくれるなら、なんとか乗り切れそうな気もしなくはない(弱気)。

ラベルに好きな言葉を入れてパーソナライズできる

ル ラボのフレグランス「BERGAMOTE 22」

ボトルや包装のラベルには、購入した店舗名と日付が印字されます。加えて、使う人の名前やメッセージを入れてパーソナライズできるのも、ル ラボならでは。滝汗をかきながら頑張る自分へのご褒美に、汗水を流して働くあの人へのプレゼントに、涼やかな夏の香りをひとつ、いかがでしょうか。

ル ラボのフレグランスのパッケージ
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商品名

ル ラボ 「BERGAMOTE 22」(50ml)

価格

¥30,800

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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