私的2026年上半期ベストフレグランス候補！ 【トム フォード】フィグ エロティックがよすぎて衝撃

青々としたフィグが完熟するまでを辿る香り

トム フォード ビューティから新たなフレグランスが発売になるということで、ただでさえ楽しみにしていたわけですが、今回はフィグの香りということでより一層ワクワクしておりました。先日行われた新製品発表会で香りを試してみたところ、ひと嗅ぎした瞬間から心を奪われて、早速みなさんに紹介している次第です。

トム フォード独自のカドタ フィグ アコードがにくい！

キーノートは、カドタ フィグ アコード、ヴェール ド ベルガモット™、マスコバド アコードの3つ。つけた瞬間はイチジクの青さを思わせるグリーンノートが広がり、続いてマンダリンとシトラスのみずみずしい香りで透明感が生まれます。その中に見え隠れするのが、トム フォード独自のカドタ フィグ アコード。果実が熟しきって、芳醇さの極限に達する一瞬をとらえた香りは、やわらかな甘美さの中にほんのり塩気を感じる、独特の官能さが魅力。わかりやすくセクシーじゃないのに、ほのかに感じる色香が堪らないんですよ……。

この香りに似合う女性を目指すのが、来年の目標です

ちょっと難しく書きましたが、シンプルにいい香りです。ムスクやバニラ、イランイランなどのいわゆるエロティックなアコードではないのに、青さと透明感の奥に見え隠れするくらいに、色気を感じる。どストレートじゃないからこそ、より一層官能的な雰囲気が増す気がしています。余裕のある大人の艶っぽさって、こういうことなのではないでしょうか。

2026年はこの香りに似合うような大人の女性になりたい！という目標をひとつ立てて、今回は終わりにしたいと思います。12月26日からオンラインでは先行発売するようなので、ぜひ試してみてください！