【エルメス】のカレジェアン まるでドラマみたいな初雪でした！ 2025年忘れられないモーメント＆ベストバイ！　

2025年、どうしても観たいミュージカルがあり渡韓。金浦空港に着いて、温まりたく何気なくダンキンドーナツでアメリカーノを買い、タクシー乗り場へ向かいました。ドアを開けた瞬間、――雪が降っていたのです。

え、初雪？

夜の空港周辺は人も少なく、子ども二人がはしゃいで雪と戯れていました。5分ほど待ってタクシーに乗車。最初は「ソウルは何回目？」などと和やかに会話しつつ、しばらくするとドライバーのアジョシ（おじさん）は仲間と頻繁にカトクで道路状況を連絡。嫌な予感は、的中します。

雪による大渋滞。40分で着くはずの道のりが、終わりの見えない旅に変わりました。1時間を過ぎる頃には車内に疲労と沈黙が漂い、私は「トランクもあるのに、最寄駅など途中で降ろされたらどうしよう」と不安に。体も心も、どんどん冷えてきます。

機内も、旅の最中にも、日常にも、本当に役立つ軽くて暖かい大判ストール

そこで思い出したのが、機内バッグに入れていたカレジェアン。薄くても135cm角のカシミアシルクが両肩をすっぽり包み、驚くほど暖かい。柔らかく肌触りの良い布に包まれるって、こんなにも心を落ち着かせてくれるんですね。

そのとき、運転席からぽつりと「アルムダプタ（きれいだ）」。顔を上げて前を見ると、一面の雪景色。こんな過酷な状況でも美しいと言えるアジョシ。ドライバー仲間とあんなに荒い口調でイライラマックスで怒っていたのに。思わず「素敵な人だなぁ……」と心の声。

2025年のベストバイアイテムはカレジェアン！

結局、ウソみたいな事実ですが、約3時間かけてホテルに到着。本音はすぐにトイレに駆け込みたかったけれど、まずはお礼を。無事を喜び合う空気の中、なぜか別れの最後に握手を交わす私たち。初雪マジックでしょうか。気分は『タクシー運転手 約束は海を超えて』です。頭から被ったカレジェアンの暖かさとともに、この夜は忘れられません。
 間違いなく、2025年のベストバイです。

幸運のお守りのようなバンダナ

しかもこの柄は「シュヴァル・ドゥ・クール・バンダナ」という名で、「心の馬のバンダナ」。来年の干支である馬、ラッキーモチーフの蹄鉄も描かれていて、中央には大きなハートがあり、なんだか守られたよう。ブラウンの縁取りがアクセントになるなど、細部のディティールも感動レベルのおしゃれさです。冬はもちろん、夏も、オールシーズン大活躍するカレジェアン。自信と安心を与えてくれる大人のひと巻きとなります。一生モノはないと言う人もいますが、惑うことなくハルモニ（おばあちゃん）になっても使います。しかも、幸運のお守りでもあり、心の相棒ですから、手放せません。