3月6日は36(ミロ)の日! グッズも最高な【ミロ展 Joan Miró】を大声でおすすめしたい #深夜のこっそり話 #2145

立体ならアレクサンダー・カルダー、絵画ならジュアン・ミロのように、鮮やかな色使いと抽象的なモチーフの組み合わせ(ざっくり!)が好きな私。ところが去年、バルセロナを訪れた際は時間が足りなくて、ミロ本人が構想・設立したミロ美術館には立ち寄ることができずに悲しい思いをしたばかり。

実は3月1日から、日本での最大規模の回顧展『ミロ展』が上野の東京都美術館で開催中。ということで、去年から楽しみにしていたのです!

※記事で紹介した写真は許可を得て撮影しています

立体ならアレクサンダー・カルダー、絵画ならジュアン・ミロのように、鮮やかな色使いと抽象的なモチーフの組み合わせ(ざっくり!)が好きな私。ところが去年、バルセロナを訪れた際は時間が足りなくて、ミロ本人が構想・設立したミロ美術館には立ち寄ることができずに悲しい思いをしたばかり。

実は3月1日から、日本での最大規模の回顧展『ミロ展』が上野の東京都美術館で開催中。ということで、去年から楽しみにしていたのです!

※記事で紹介した写真は許可を得て撮影しています

ジュアン・ミロの若き日から晩年までを網羅する大回顧展

3年前にも日本との縁をテーマにした展覧会が催されましたが、今回はミロの最初期の作品(10代の頃の作品まで!)から晩年の大型作品までを網羅しており、ジュアン・ミロという芸術家の人生に触れられる貴重な機会。

ミロ展 東京都美術館 展示風景 ジュアン・ミロ ポートレート
展示風景より。展示室入り口に大きく貼り出されたミロのポートレート
ミロ展 東京都美術館 展示風景 「焼けた森の中の人物たちによる構成」
展示風景より。「焼けた森の中の人物たちによる構成」はなんと、1932年にも日本で展示された作品!

私は特に、ミロがシュルレアリスムに触れてからの作風に惹かれていたのですが、プリミティブでポエティックという、なんだか相反するようにも思える独特の画風の背景もちょっぴり垣間見えた気がして、かなり長居をしてしまいました。

ミロ展 東京都美術館 展示風景 《星座》シリーズ
展示風景より。代表作の《星座》シリーズのうち、「カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち」をはじめ3枚が展示されています

約100点もの作品から伝わってくる、20世紀に芸術の世界を生きたひとりのスペイン人としての感受性、そして生み出される筆致に間近で触れる贅沢な時間でした。

ミロ展 東京都美術館 展示風景 ユネスコ ポスター
展示風景より。個人的には、ミロの作品はポスターというメディアとの相性も抜群だと思うのです。こちらはユネスコの人権ポスター

この後もミロの魅力をたっぷり語り始めたいところですが、本展についてはSPURで別の記事も予定されているので、展示内容のご紹介はそちらにお任せし、私は別の目的地に向かいます。

ミロ展、もうひとつのお目当てはミュージアムショップ!

道の駅と美術館のミュージアムショップは、私にとっての2大爆買いスポット。というわけで、今回も気持ち的にはおこづかいを握りしめて、いざやってきました。展覧会にグッズコーナーが併設されている場合、何を買おう、とソワソワするから最初にラインナップをざざっと見たい気もしつつ、鑑賞の記念となるとやっぱり最後に足を運ぶべきか、といつも悶々としがちです。

購入意欲をくすぐるビジュアルマーチャンダイズ!

さて、ミロ展はといいますとまず驚いたのが、ディスプレイがきれい! そしてそれぞれのアイテムのプロダクトデザインもしっかりしていました。もちろん、この場所に足を運ぶ人はアーティストや作品に興味がある前提とはいえ、「プロダクトとして買いたくなる」というのも大事だと思うのですよね。その点でも気持ちよくショッピングのできる空間でした。ラインナップをざざっとご紹介します。

ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ ポストカード
まずはずらりと並んだポストカードエリアにびっくり。ミロの作風の変遷を追えるダイジェストのような感じです。各¥165
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ ミニプリント
ポストカードより大きくて、でも手軽に飾れるミニプリント。各¥600
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ マグネット
マグネットは2種類ありました。Scale 1/24とあるほうは縦横比にもこだわりがあり、¥980。Originalは¥660です

展覧会グッズとしては定番のステーショナリー系だけでなく、Tシャツやトートバッグなどの布製品や小物も充実。あまり意識していませんでしたが、ミロの作品はグラフィカルなのでさまざまなアイテムと相性がいいのかもしれません。

ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ Tシャツ
私自身はあまり身につけるものを買わないのですが、Tシャツはデザインも豊富。左の2型は¥4,200、中央と右は¥5,400
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ トートバッグ キーリング コースター
コースターは布製です。写真を見返して初めて気づきましたが、上部にディスプレイされているバンダナ、欲しい〜(涙)
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ 手ぬぐい マグカップ
作品の一部にクローズアップした手ぬぐいやマグ

作品そのもののモチーフはちょっと、という方でも手に取りやすい、シンプルなデザインのアイテムもラインナップ。また、ミロと縁のあるFC バルセロナのグッズ、スペインのお菓子、調味料やお酒などをセレクトしたコーナーもあり、ショッピングだけでも楽しいかも!

ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ キャンディ ボールペン マグ
ビビッドな色のキャンディやボールペン、先ほど紹介したのとは別デザインのマグもあります
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ FCバルセロナコーナー
サッカー好きにはうれしいFC バルセロナコーナー。ミロはクラブ設立75周年のポスターを手がけたそう
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ スペイン雑貨
スペインのお菓子や調味料がセレクトされた一角もユニーク。まるでカルディのよう!
ミロ展 東京都美術館 ミュージアムショップ ヴィンテージポスター 
1960年代から1990年ごろまでに欧米で制作されたポスターや版画

いちばん気になったのは、出口近くにあった「買える」ヴィンテージポスターのコーナー。今回は早々に売り切れてしまいそうですが、いつか欲しい……!

ヴィンテージポスターのみならず、展開アイテムは数量限定のため、お早めに~。

今回ゲットしたグッズをご紹介!

『ミロ展 Joan Miró』図録¥3,600
『ミロ展 Joan Miró』図録¥3,600

まずは展覧会図録。約100点の出品作がフルカラー掲載されています。表紙には3バージョンあって、ブルー版には「明けの明星」があしらわれています。

ミロ展 ポストカード各¥165
ポストカード各¥165

感動をコンパクトに持ち帰るには、ポストカードが欠かせません。今回は図録もあるので、控えめに3種類をセレクト。ですがもっと買えばよかった、とすでに後悔しています。

ミロ展 マグネット「パストラル」¥660
マグネット「パストラル」¥660

自分の中でおみやげの定番となっているマグネット。モチーフは、ミロがシュルレアリスム運動に参加する直前、作風を模索していた頃に描かれた「パストラル」という作品です。

ミロ展 手ぬぐい「グワッシュ=ドローイング」¥1,500
手ぬぐい「グワッシュ=ドローイング」¥1,500

手ぬぐいを使う習慣はないのですが、ゆるい表情がたまらなくてつい手に取ってしまいました(全体の図案はグッズコーナー写真のディスプレイ参照)。注染手ぬぐいというものらしいです。

ミロ展 マグ¥2,800
マグ¥2,800

手に取る前から、すでにマグカップをたくさん持っていることには気づいていましたが、気分で使い分ければいいじゃん!と自分に言い聞かせて購入。だってミロですから。モチーフは「明けの明星」。

ミロ展 ミロカラーキャンディ¥648
ミロカラーキャンディ¥648

見ているだけで元気が出そうなキャンディ。こういうの、可愛くて買うのですがもったいなくて食べられないので、息子にあげる予定。寒色系は舌に色がつきそうな予感です。

ミロ展 ボールペン¥380
ボールペン¥380

何本あっても便利なボールペンも、買いがちなアイテム。ミロの「太陽の前の人物」をイメージした配色のことですが、BICのボールペンなので自分でも作れそう!?(笑) でも側面に展覧会名がプリントされているのでオリジナルです!!

3月6日は36(ミロ)の日! グッズも最の画像_22

もともと家にあったポストカード(ロンドンのテート美術館で買ったもの?)と、バルセロナの空港で買った小物入れ(急に不安になりましたが、ほんとにミロなんだろうか!?)も、新入りたちの加入を喜んでいることと思います!

3月6日をはじめ、3月には関連イベントも盛りだくさん!

なお、本展の音声ガイドナビゲーターは岩田剛典さんが務めています。岩田さん、今年の3月6日に36歳になるのだそうで、あまりのベストキャスティングに驚いたと同時に、なぜかジェラシーも覚えました(笑)。語呂続きですが、3月6日限定で岩田さんによる音声ガイドを360円で借りられるそうですよ。私もガイドお供に鑑賞したのですが、とても聴きやすかったのでおすすめです。

他にも、特別企画や関連イベントが予定されているので、ぜひイベントページをチェックしてみてください。3月16日までの期間はスペインの文化を体感できるイベントが開催中とのこと。東京都美術館が位置する上野公園も気持ちが良かったので、春のお出かけにいかがでしょうか?

展覧会の詳細はこちら!

ミロ展 Joan Miró
会期:〜2025年7月6日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)
開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日、5月7日(水)※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開室

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エディターMATSUE

モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。

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