一枚で“おしゃれ”が成立する【ヨウヘイオオノ】 #深夜のこっそり話 #1705

スマホケースやiPadケース、名刺入れにジムマットetc.。家のなかを見渡すと基本小物はピンクばかりです。昔から好きな色は「ピンクと黒」という両極端派ですが、服は黒を選びがち。合わせやすいことは大前提に、自分の気持ちや年齢の変化にも左右されずに長く着られるという理由から……。なんですが、2023年SSコレクションを見ていてYOHEI OHNO(ヨウヘイオオノ)のこのトップスは絶対欲しい!!と前のめりで購入。これが手持ちの服といい化学反応を起こしてくれているんです!

ヨウヘイオオノ Yohei Ohno 2023年SSコレクション メッシュトップス
グラフィックメッシュトップス¥28,600/ヨウヘイオオノ

ブランドのシグネチャーアイテムであるメッシュトップスはシーズンごとに買い足してしまうアイテムのひとつ。グラフィックデザイナーのrawa氏が手がけるユーモラスでエッジの効いた絶妙なデザインに、毎度心を奪われています。
夏場もあまり(というかほぼ皆無)Tシャツを着ずに、基本サマーニットやメッシュトップスに頼りっきりの生活なので、何枚あっても便利。しかも私の場合クローゼットが黒に侵食されているため、こういったお目立ち感全開!なものが加入してくれると、一気に華やかに見えるのですよね。

ヨウヘイオオノ Yohei Ohno 2023年SSコレクション メッシュトップス
春から夏は1枚でさらりと着られます。

ずいぶん暖かくなってきて今度は花粉との闘いが急に始まったものの、まだまだ朝晩は冷え込みますよね。何年も愛用しているような手持ちのニットの下に仕込むだけで、きちんとおしゃれしている感を演出してくれますし、インパクトがあるだけに「ほんの少しのぞかせている」くらいの塩梅でもスタイルの味変になるので、かなり浮き足立っています。早く1枚で着られる気温にならないかな〜と、すぐそこまで聞こえている春の足音に耳を傾け、静かに待ちわびる日々です。

ヨウヘイオオノ Yohei Ohno 2023年SSコレクション メッシュトップス
前後左右で、柄の印象が違って見えるのもポイント。

ちなみに、個人的には「時間的、空間的振れ幅から今を再発見する」という今季のコレクションテーマがとても好き。アートや建築がデザインソースとなっているブランドだけに、構築的なシルエットやユーモア溢れるディテールなど毎シーズン驚きと発見があるのですが、今季は特に時間や場所に限定されない造形に関するヒントを自分なりの流儀で表現し、それが悪趣味だと言われようと「静かな熱狂」を持って創作に挑んだというデザイナーの大野陽平さんのこの言葉。胸に刺さりました。静かな熱狂……内に秘めておきたいワードだなと、袖に手を通すたびに思い出しています。

エディターKISHIプロフィール画像
エディターKISHI

ハマり癖のある、いわゆるミーハー。愛犬と過ごす時間と、韓国ドラマ鑑賞が生きがい。主にファッションとセレブを担当していますが、美容ネタも大好物。

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