【韓国ドラマ】今ムーブメントに！ ときめきを求める全大人に勧めたい、最新ロマンス『わたしの完璧な秘書』 #深夜のこっそり話 #2138

ときめきを求めるすべての大人に向けた『わたしの完璧な秘書』

主演のハン・ジミンは言わずと知れた名俳優で、『宮廷女官チャングムの誓い』や『屋根部屋のプリンス』、『ある春の夜に』（これもあまり知られていないけれど隠れ名作です）、そして名作ヒューマンかつ“インセン（人生）ドラマ”として愛され、個人的にも激推ししたい『まぶしくて-私たちの輝く時間-』など。ヒット作は数知れず。そんな彼女が本作で演じるのは、ヘッドハンティング会社ピープルズのCEOカン・ジユン。有能だけれど仕事以外には無頓着で、自分の車さえ覚えられずに乗り間違えまくるというキャラ。

ストーリー的には王道のオフィスロマンスではあるものの、大注目ポイントはその相手役。本作が初（！）のロマンスドラマとなるイ・ジュニョクなんですよ。

韓国でトレンド入り！ イ・ジュニョク初のロマンスドラマが大当たり

彼もかなりの演技派で（古めの作品だと『赤道の男』なんかもいいです）、数えきれないほどの映画、ドラマに出演。大ヒットサスペンスドラマの『秘密の森』にも出演しており、しかも『秘密の森』のスピンオフ『良いが悪い、ドンジェ』は昨年、満を持して配信開始に！ ファンからのラブコールが凄まじかった。とまぁ、これまで検事、刑事、警察官（悪役）役が多かったので、皆が熱望するロマンスドラマの出演がなかったんですね。だからこそ本作で演じている、仕事ぶりが完璧すぎる社長秘書ユ・ウノ役に、全韓ドラマニアが沸いたのです。こんな演技をまだ隠し持っていたんですか!?と興奮せざるを得ない。ときめきレベルが尋常ではないんです、真剣に。

シングルファザーとして家事も育児も仕事も抜かりなくこなす姿も素晴らしく、上司のパワハラを物ともせず、メンタルケアが必要な愛娘のために育休を取る選択もかっこいいんですよ（そのせいで復帰後も上司のさらなるパワハラで散々な目に遭い、結局退職に追い込まれて転職することになるのですが……）。これまで見たことのないジュニョクの甘々な姿に悶絶することはもちろんのこと、物語の随所に現代社会への問題提起を組み込む、韓国ドラマらしい脚本にグッと来ます。

子どもと暮らしている父だからこその視点が演出に生かされていて、ほっこりしながらも、考えさせられる点も多いんです。大部分は大人の恋愛ドラマが描かれているものの、そのバランスがなんとも絶妙。決していやらしくなく、わざとらしさなど皆無です。騙されたと思ってぜひ観てほしいと思う作品です！

ドラマで登場した“ピョニジョムラミョン”アレンジを再現してみた

で、なんと言ってもSNSを中心に話題となったのが、７話（日本のLemino配信だと）に登場する“ピョニジョムラミョン（コンビニラーメン）”です。雨宿りついでに寄ったコンビニで、料理上手のジュニョクが社長であるジミンにプチアレンジして振る舞うシーン。この前後の流れも胸きゅんものでして、これは韓ドラ民として一度は試さないと！と再現してみました。本当はラーメンの下にトッポッキをイン。しかしながら、さすがに胃のキャパシティを超えそうだったので今回はなしに。

ドラマとまったく同じソーセージは手に入らず、色合いやバランスには納得がいっていませんが、まぁよしとして……。これはカロリーなんてものを一切気にせずに、ドラマ鑑賞をしながらぜひ。休日の昼間、自分へのプチご褒美としてなにも気にせずに食べるアレンジラーメンは最高においしく、なんだか無性に幸せな気持ちになりました。ときめきと食欲の両方を満たしてくれるドラマ。今からロスになる日を想像して怯えています。