すっかり冬めいて、アウターが主役の季節がやってきましたね。ある日ふと自分のクローゼットを見返したら、ロング丈のアウターばかりなことに気付いたんです。寒い季節はなるべく布地が多い方が暖かいという意識があらわれていたのでしょうか。そんなこともあってか、ネクストアウターは絶対ショート丈!と思っていた矢先に出合ったのがこちら。
ハンガリー生まれのデザイナーが手がけるエアロンのRICHMONDジャケットです。メンズシャツをモチーフにしたデザインと、柔らかな卵色(クリームイエロー)に一目惚れ! 薄手から厚手のインナーまで受け止めてくれるざっくり大きめなサイズ感と、きちんと厚みのあるウール素材なので真冬でも着られそう、という点も高ポイント。上質な天然のソフトウールはちくちく感とは無縁で柔らかく、優しくカラダを包んでくれます。エアロンはソロナ糸(工業用に育てられたコーンから取り出した植物由来原料の糸)を使用するなど、今季は全体の半数以上がサステイナブルなアイテムで構成されていると、以前プレスの方に伺ったこともあって、サステイナビリティに力を入れていることも購入の後押しに!
ブランドのアイコンでもあるAモチーフのボタンもリサイクルプラスチック製。普通のボタンだとカジュアルになりそうですが、琥珀色で個性的な形という点で、良い塩梅に品とアクセントを添えてくれます。寒い夜に羽織って出かけると、寒さでちょっと棘ついた気持ちまで丸く優しくなるような、着心地の良さを実感。あとこの絶妙な卵色によって顔色が良く見えるのですよ。来る冬が楽しみになる1枚を手に入れました。
ファッションとカルチャー担当。ボーイッシュな服がワードローブの大半を占めています。ラジオとハイボールがあれば、とりあえず幸せです。