2019年のデビュー以来、心の片隅でずっと「ほしいな」と恋焦がれていたカルティエの名品リング「クラッシュ ドゥ カルティエ」。カルティエのなかでは比較的新しいシリーズではありますが、ブランドのシグネチャーコレクションとして人気を博しているアイテムです。そんな名品リングを、私は“お守りジュエリー”として迎え入れました。
2019年のデビュー以来、心の片隅でずっと「ほしいな」と恋焦がれていたカルティエの名品リング「クラッシュ ドゥ カルティエ」。カルティエのなかでは比較的新しいシリーズではありますが、ブランドのシグネチャーコレクションとして人気を博しているアイテムです。そんな名品リングを、私は“お守りジュエリー”として迎え入れました。
「クラッシュ ドゥ カルティエ」リングは間違いなく、名品！
今年の春、「クラッシュ ドゥ カルティエ」にイエローゴールドが仲間入りしましたが、私は当初より惹かれていたピンクゴールドを選びました。
なぜずっとほしいと思いながらも今年購入に至ったのかと言いますと、ちょっと暗い話になってしまうのですが、2025年は想像もしていなかったことが身に降りかかり、人生観が大きく変わったからです。自分と家族にとっては今後一生忘れることのないつらい年になってしまったし、春以降から長い間無気力状態でした。大好きな韓ドラ（主にヒューマン）を観て泣けることはあっても、笑えることはなかった。人と会えばそれなりの対応はできるし、見た目からはあまり変化がないように思えたかもしれません。ただ感情が浮き立つことがなくて、ふと自分を客観視したときに「まずいかもしれない」と恐怖に似た焦りを覚えたんです。自分の心を奮い立たせるなにかが必要だなと感じて、「そうだ、ジュエリーを買おう」と思いました。
「二面生」「相反するものの融合」がテーマになったジュエリー
毎日着けていても、この凛とした佇まいに毎度うっとりしてしまいます。
“相反するものの融合”をテーマに生まれた「クラッシュ ドゥ カルティエ」。「ピコ」と呼ばれるスタッズと、四角錐の「クル カレ」が組み合わさったエッジの効いたデザインが特徴です。揺るぎない存在感を放つ、まさに主演ジュエリー。
今年購入した理由として、もちろんデビュー当時に比べて、もはや倍（!?）になった価格帯も大きな要因です。「今がいちばん安い」という言葉を頭の中で何度もリフレインさせ、「今年買わなかったら今後の価格上昇でもう買わない、買えないかもしれない」とブツブツ呟きながら何度も店舗に足を運びました。
自分を奮い立たせるジュエリーを買うと決意し、予算を決めてからというもの、リサーチにかなりの時間を費やしました。決して安い買い物ではないので、後悔だけはしないようにと譲れない条件を決めて、ファッション業界の先輩方のありとあらゆる記事を読み漁り、「クラッシュ ドゥ カルティエ」リングを第一候補に。私の場合は、元から常に視界に入るリングがいいなと思っていたことと、このリングにずっと心惹かれていたこと、そして実際に着用したときの溢れ出る高揚感を加味し、「これならメンテナンスをしながら、一生着けたいと思える」と確信したから。まだ購入して2ヶ月余りですが、心から「買ってよかった」と思っています。
どの角度から見ても美しい。一見ハードに思えるスタッズも、着けてみると想像以上にやさしく映るというか。手にそっとなじみながらも引き立つ、そのバランスが秀逸です。
思った以上に手なじみがよく、傷が目立ちにくい
実際に着けてみて驚いたのが、いい意味で見た目以上の主張感はないということ。手なじみがよく、きちんと指にフィットするんです。PC作業をしていてもまったく煩わしくなく、手の動きを邪魔することがない。私は基本的に左手の人差し指を定位置にしていて、左手でスマホ操作をするので、そのときに若干当たることはあれど、そんなに気にならない程度。
より「クラッシュ ドゥ カルティエ」に心傾いた理由として、“傷が付きづらく、目立ちづらい”という点。実はうっすらと後ろ髪を引かれ続ける別のリングの存在があり、そちらにすべきなのか？と、モヤモヤしていたんです。そんなときに、スタッフの方の傷に対するアドバイスが本当に心に刺さりました。手もとが忙しない自分に罪悪感を抱かせないリングのほうが、より“お守り”ジュエリーとして活躍してくれるはずだ！と。あとは情報過多な時代ゆえに、“自分の好き”よりも、つい“誰かの正解”を鵜呑みにしてしまいそうになるのですが、自分にとっての正解は、間違いなくこのリングだったなと、背中を押してくれたスタッフの方に感謝しています。
サイズの選び方はどうする？
実はサイズに関しても相当悩みました。なぜなら、このリングはサイズ直しができないから。購入したら一生そのサイズです。多くの先輩方は「歳を取ると関節が太くなるから１サイズ上げたほうがいい」とおっしゃるケースが多いけれど、私の場合は学生時代のスポーツ経験で何本もの指を骨折・剥離骨折しており、すでに太くなっている。スタッフの方に「もちろん年齢を重ねて太くなる方もいますが、サイズが変わらない方も、逆に細くなる方もいます」とごもっともなご意見をいただき、私は今の自分の手で、親指以外のいちばん太い指に程よく緩めに着けられるサイズに決めました。もし人差し指に入らなくなっても、中指と薬指、なんなら小指という選択肢もあるので、きっと大丈夫だろうと信じています。
実際に数ヶ月着けてみた感想として、気持ちの変化がこんなにあるのかと、予測不能だったプラスの作用に驚いています。見るたびに、常に見守ってくれている安心感を覚えながら、購入しようと決めたあのときの自分の気持ちを思い出せる。このきらめきに導かれるように、頑張ろうと思えるんです。ジュエリーの力って計り知れないなと改めて痛感しました。
商品名
：
クラッシュ ドゥ カルティエ リング スモールモデル
ブランド
：
Cartier（カルティエ）
カラー
：
PG
価格
：
¥434,500
ハマり癖のある、いわゆるミーハー。愛犬と過ごす時間と、韓国ドラマ鑑賞が生きがい。主にファッションとセレブを担当していますが、美容ネタも大好物。
