この秋はフェティコのドレスとボディスーツさえあればいい #深夜のこっそり話 #1611

デザイナー・舟山瑛美さんが手がけるブランド「FETICO(フェティコ)」への偏愛っぷりが止まりません。2020年のデビュー時から“女性の造形美”にフォーカスしたアイテムを展開しているフェティコ。先日の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」で初のショーを開催し、「東京ファッションアワード」を受賞した、今、最注目のブランドです。

女性らしい体型を隠すことなく、堂々と見せていこうとセルフラブを讃えてくれるアイテムの数々は、まとうだけで自然とポジティブマインドになれ、今や個人的になくてはならないマスターピースばかり。今季’22-23年秋冬コレクションから購入したのは、カットアウトドレスとボディスーツの二点。

この秋はフェティコのドレスとボディスーツの画像_1
ブラックのほか、ボルドーカラーも展開。ドレス¥51,700

まず、オリジナルのジャカード生地とストレッチ性のあるメッシュ素材を組み合わせたブラックドレス。ものすご〜くリラックス感のある着心地ながら、ウエスト部分の大胆なカットアウトと、全面にあしらわれたレースのような貝殻モチーフが、これ一枚でぐっとモードな佇まいに。そして(画像で伝わるでしょうか……)この絶妙な立体感と透け感がなんとも心憎い!

この秋はフェティコのドレスとボディスーツの画像_2
合わせるボトムスを選ばない万能ぶり。ルーズにデニムと合わせてみました。ボディスーツ¥28,600

そしてこちらは二枚のトップスを重ねたような、レイヤード仕立てのボディスーツ。ストイックなタートルネックとロングスリーブとは対照的に、決していやらしくない胸もとの肌見せが抜け感を演出してくれます。寒さが増してきたら、さらにニットをレイヤリングしてもいいだろうし、どのジャケットと合わせようかなど、今から妄想が膨らんでいます。

ちなみに、先日発表された’23年春夏コレクションのテーマは“Admire Your Own Body”でした。「自分自身を魅力的に感じられる装いは、他の誰でもなく自分のためにあること。自己愛を持って自由に装いを楽しんでほしい」と語っていたデザイナーの舟山さん。女性の強さや繊細さが絶妙な塩梅で共存し、身にまとう人の自己肯定感を高めてくれるものづくりを具現化しているブランドだからこそ、こんなにもフェティコに惹きつけられてやまないのだと思います。

エディターTOGASHIプロフィール画像
エディターTOGASHI

ファッション担当。ワードローブの8割を白黒が占める自称ミニマリスト。シーズン中は野球観戦が日課。よく髪の色が変わります。

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