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FREDERIC MALLE

「ポートレイト オブ ア レディー」
それは、時代も性別も超える〈フレデリック マル〉の名香

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FREDERIC MALLE

「ポートレイト オブ ア レディー」それは、時代も性別も超える
〈フレデリック マル〉の名香

フレデリック・マルが世界最高峰の調香師たちと創り出してきたラグジュアリー・フレグランスの数々。その中でも、群を抜いて人気を誇るのが「ポートレイト オブ ア レディー」。調香師ドミニク・ロピオンの手がけたこのフレグランスは、女性はもちろん男性からも圧倒的な支持を受け続け、今年で15周年を迎えた。時を経ても愛され続ける、その魅力の秘密に迫る。

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STYLE 2

未だかつてない、豊かなローズにスパイシーさが溶け合う、シプレノート

上品で端正なシプレのカテゴリーにおいて、革命をもたらしたとされる「ポートレイト オブ ア レディー」。100mLのボトルあたり400本以上という、どのフレグランスにも勝る量のターキッシュローズを使用している。
「普段から多くの試行錯誤を経て新しい香りを生み出すのですが、特にこの『ポートレイト オブ ア レディー』を創造する際は、1,000回近くものトライ&エラーを繰り返しましたね。なぜなら、驚きのある香りを表現したかったから。そうしてたどり着いたのが、贅沢なまでのローズだったのです」(ドミニク・ロピオン)
たっぷりとしたローズの艶やかさに酔いしれるトップノートの後、ミドルノートではブラックカラント、ラズベリー、クローブのスパイシーさがアクセントを添える。そしてパチュリ、サンダルウッド、フランキンセンスの、まろやかでいて重厚感あるラストノートへと移行していく。

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STYLE 3

センシュアル、かつ大胆。
フレグランスが体現する、次なる人物像は?

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「ポートレイト オブ ア レディー」のメモリアルイヤーを祝うべく、1月末、世界各国のジャーナリストおよび著名人を招いた華やかなイベントがパリで行われた。幕開けとなったカクテルパーティには、愛用者として知られるカトリーヌ・ドヌーヴを筆頭に、セレブリティが多数参加。会半ばには、フランスで大人気のシンガーソングライターであるジャンヌ・アディドが真紅のスーツをまとって登場し、パワフルなパフォーマンスを披露。会場は夜更けまで大いに盛り上がった。翌日は、装飾美術館で行われている『l’intime』(フランス語で私的な、プライベート、の意)展を巡り、夜はパリで最も前衛的なキャバレーとして知られるクレイジー・ホースへ。一連のアクティビティから感じられたのは、「ポートレイト オブ ア レディー」が考える現代の人物像。セクシュアリティや自身の魅力を隠すことなく振る舞いつつも、気高く上品。自分らしさを表現するためには、時にタブーを破ることも恐れない——現代のエレガンスを追求する美しいアティチュードだ。 

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STYLE 4

その人の肌に寄り添い、解き放つ。ジェンダーレスに愛される香りの理由

「ポートレイト オブ ア レディー」はその名前から、フェミニンな香りを思い浮かべる人が多いかもしれない。だがこのフレグランスは、男性ファンも多いユニセックスな香りだ。実際、男性セレブリティで愛用していることを公言している人も多く、パリで行われたパーティには男性ファンが多数訪れたほど。
落ち着いたアンバーローズの調香は、その人その人の肌によって、少し違った雰囲気をもたらす。そんな唯一無二の印象を生み出す香りであることが、15年のあいだ、年齢はもちろん性別を超え、世界中で愛され続けているゆえんかもしれない。そしてこの普遍的ともいうべきエレガントな香りがこの先もまた、多くの人々を魅了していくだろう。

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