静けさと力強さの共存
オニツカタイガーの香りをまとう
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ONITSUKA TIGER
静けさと力強さの共存
オニツカタイガーの香りをまとう
伝統と革新、クラフツマンシップとコンテンポラリーの融合――。オニツカタイガーが大切にする「対比の美学」を表現したフレグランス。今季、ブランドのアイデンティティを映し出す４つのオードパルファムが登場した。“静かな輝き”をテーマに生み出された香水には、それぞれの個性が際立つ。ONE、TWO、THREE、FOURの４つの調香から、自分の気持ちにフィットするお気に入りを見つけて。
Scent -ONE-
多面的な輝きを放ち、爽やかに。
凛とした気品を引き出す
ひと吹きした瞬間、グリーンノートとミントが爽快に広がり、レモンやマンダリンが柔らかな輪郭をなぞる。透明感にあふれ、きらきらとした輝きを放つオープニングから、やがて白い花々とジャスミンがやさしく花開き、静かな気品を漂わせる。ベースで響くのはウッディなパチョリやレザーノート、ほのかにスモーキーなガイアックウッド。深みや奥行きを感じさせながらも決して重くなりすぎず、むしろ軽やかな余韻を残している。洗練を極めた「ONE」は、スタイルを格上げして、ポジティブなマインドと揺るぎない自信を授けてくれるはず。光に満ち、清々しい朝にふさわしい香りだから、出かける前にまとえば、瞬時にエネルギーチャージして気分を上げてくれる。
ONITSUKA TIGER ONE 100ml ￥22,000／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー）
Scent -TWO-
クリーンでありながら神秘的。
いつもやさしく、そっと寄り添う
ベルガモットとレモンがジューシーに弾けたあと、すぐに柔らかなトーンに変化して、みずみずしくもふんわりとした光に包まれるような幕開けに。静かにきらめく水面を眺めながら、心地よい風に吹かれているような感覚。やがてグリーンとフローラルのニュアンスを併せ持つゼラニウムが、スモーキーなインセンスと重なり合って、どこか神秘的なムードを醸し出す。ラストではムスクとサンダルウッドが、肌とひとつになってパウダリーに香り立ち、静謐な余韻を残す。五感を研ぎ澄ませて味わいたい繊細にしてモダンな「TWO」は、まとう人の心に刺激を与えてくれるかのよう。透明感とやさしさを感じるノートは、シーンを選ばずにつけることができ、モードなスタイルを引き立てる。
ONITSUKA TIGER TWO 100ml ￥22,000／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー）
Scent -THREE-
リッチで奥深い趣を感じさせ
温かく包み込むような香り
オレンジと、スパイシーでほろ苦いアンジェリカがトップから香りの「温度」を高めて、ヴィオレットとシーアコードがしっとりと柔らかい印象へ導く。穏やかなフローラルノートと、エキゾチックなカルダモンが響き合い、静寂に包まれた森の中で、スモーキーなニュアンスがゆるやかに広がっていくかのよう。シプリオールやパチョリがどこか“土”などの自然を感じさせ、温もりのある残り香を生む。ときに甘くパウダリーに、ときにウッディに、そしてスパイシーに――。さまざまなノートが幾重にも重なり、溶け合って織り上げる奥深い「THREE」は、強ばりがちな心をも包み込んで解きほぐしてくれる。寒い季節だからこそ楽しめるおしゃれの仕上げとしてもまといたいのは、こんな趣のあるフレグランスだ。
ONITSUKA TIGER THREE 100ml ￥22,000／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー）
Scent -FOUR-
キリッとした清涼感と
官能的な余韻のコントラスト
ペパーミントとベルガモットが際立ち、目が覚めるような爽やかさを。そこにスパイシーなアブサンとナツメグがシャープなアクセントを添えながら、次第にインセンスが神秘的なムードへと誘っていく。オニツカタイガーならではの「対比の美学」を感じさせる調香だ。やがてバニラやムスク特有の、肌に寄り添い、溶け込むような甘さと、ベチバーやシプリオールの秘めた温もりが、奥行きとともに官能性を引き出し、深く艶めいた表情へ。センシュアルでありながらも、かすかなシトラスの清らかさが、知的で静かな印象を添える。自分自身と、親密な誰かのためにまといたい香水は、ナイトシーンにふさわしい。夜の街を彩る光の渦に身を委ね、一日の終わりの自分を解放する時間にこそまとって。
ONITSUKA TIGER FOUR 100ml ￥22,000／オニツカタイガージャパン（オニツカタイガー）
オニツカタイガージャパン
https://www.onitsukatiger.com
photography: Sho Ueda styling: Yumi Takashiba text: Kaori Tatsumi
