2016下半期“語り継がれる” ベスト・オブ・ビューティ VOL.02【部門別編】

美容史に輝くマスターピースとして、語り継ぎたいコスメティックスがある。2016年下半期は、そんな名品が数多く誕生したシーズンでもあった。その中から、さらにレジェンドとなりうる18品を、ビューティ・プロ21名の厳正な投票により選抜。

前回の【スキンケア＆メイクアップ編】に続き今回は、ボディケア、ヘアケア、フレグランスのほか、ツールやプライスまでにも注目した【部門別編】をお届け。第３回は私的トレンドが集結した【偏愛編】が登場。彼女たちの愛にあふれる品評は、発売中のSPUR2月号にて掲載中。ぜひ、あわせて読んで。そこから広がる美の可能性は、あなた自身の肌で体感してほしい。

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時代のアイコンとも呼べる偉大なフレグランス「N°5 」の軌跡を尊重しながら、新しいスタイルへと生まれ変わらせる。そんな途方もない挑戦を可能にしてしまうのは、やはりシャネル。オリジナルの＂複雑さ＂から解き放たれたコンポジションは、爽やかなシトラスの中にハチミツのような甘さを漂わせて。やがて聞こえてくるのは、ローズやジャスミンのやさしい息吹。ラストのウッディノートに至るまで、このN°5 はどこまでもフレッシュだ。

（50㎖）￥12,000／シャネル

女性は一生のうちに口紅を30本は食べるという説がある。だったら口に入る可能性のあるものは、おいしいフレーバーと口に入っても安全な素材でつくってしまおう！そんなハッピーな考え方を軸にして生まれたバーム。こっくりと、でもベタつかないテクスチャーで、唇と指先を潤し、しなやかな感触に整える。ほかにバニラ系、ミント系、ローズ系の香りがあり、どれをつけていても心地いい。
（15㎖）￥3,500／uka Tokyo head office

「子どもの頃からローズヒップを使い続けて、パワフルな修復力を確信したの」。そんな創始者レディ・バンフォードの実体験から生まれた珠玉の美容液。レチノールとビタミンEを豊富に含む、オーガニックのローズヒップ。そしてアルガンオイルを遥かにしのぐ保湿力を持つ、カカイナッツのオイルを配合した。このカクテルは、顔の印象を大きく左右するシワや影に効果的に働きかける。オーガニック・ビューティの最前線がここに。
（15㎖）￥15,000／ピューリティ

毛穴に合わせて音波振動の動きを独自に開発。左右0.2〜0.3㎜、上下0.5㎜の3D振動により、毛穴を広げることなく奥の汚れをくまなく搔き出せる。さらに落ちにくい地層化したメイク汚れを電荷のちからで浮かせる、イオンクレンジングを採用。ブラシは世界一と称される熊野の筆をベースに、洗顔にふさわしい緻密な加工を施した。今いちばん勢いのあるビューティギアブランドの、真骨頂を見た。
¥24,800／MTG

クレ・ド・ポー ボーテのスキンケアラインにも使用される、イルミネイティングコンプレックスEXを配合。単なるボディオイルとは一線を画すその保湿力は、プレステージブランドの＂オイル状美容液＂ならでは。広範囲に塗りたくらずとも数滴で乾燥を鎮めるそのちからに、使い手の美意識も研ぎ澄まされる。髪、身体、顔のすべてに使え、リュクスななめらかさを。

［医薬部外品］（75㎖）￥14,000／資生堂インターナショナル

試作に使ったアイライナーは15万本以上。つくり手の執念ともいえるこだわりが、5年以上かけてこのアイライナーを完成させた。筆は人工毛を職人の手技で仕上げた「大和匠筆®」。その毛一本一本に形状記憶という新機能を持たせ、格段に安定感のある描き心地を実現した。さらに独自処方のハイブリッドポリマーを開発し、耐水性・耐皮脂性を既存品の200％アップすることにも成功。この一本が、アイライナーの常識を変える。
￥1,500／フローフシ

藍藻類すべての細胞内に存在する青色系色素「フィコシアニン」。タンパク質の貯蔵の役割を担うこの色素には、強力な抗酸化・抗炎症作用があると近年判明。さらに幹細胞の生成作用や免疫機能調整作用まで認められている。それをピュアなまま抽出、低温でクリスタルフレーク化することに成功したこのパウダー。目にも鮮やかな青が秘めたる、驚異のエナジーアップ効果を体感して。
（50ｇ）￥17,000／Holistic Life Design

ヘアケアでありながら、5 種類のセラミドや14種類のアミノ酸、3種類の浸透型コラーゲンなど、多種多様の美容成分を配合。さらに樹皮エキスにより頭皮環境そのものを整えるなど、スキンケア発想を軸にハリ・コシのある艶やかな黒髪の育成を目指す。ポーラ独自の美容成分、黒米エキスによって生まれるイノセントな深みは、このプロダクトを使うことでしか味わえない。
（各370㎖）各￥2,900／ポーラ

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SOURCE：SPUR 2017年2月号「2016下半期“語り継がれる” ベスト・オブ・ビューティ」
photography:SHINTARO, styling:Masayo Kooriyama〈SIGNO〉, edit:Yukiko Ogawa,logo  design:Yoshi Tajima

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