この素晴らしさ、語らずにはいられない!
クチコミで、Instagramで、ブログで思わずその愛を伝えたくなるコスメティックをビューティ・プロに徹底リサーチ。2017年下半期に発売された新作の中から、彼らの熱い想いをのせたコメントとともにその決定版を発表する。 日本中に美しさを"拡散"する、最新のベスト・オブ・ビューティを見逃すな!
ビューティ・プロ22名が選出(五十音順)
秋田ゆみ子さん(エディター・ライター)/ 小川由紀子さん(ビューティエディター)/ 長田杏奈さん(ビューティエディター)/ 小田切ヒロさん(ヘア&メイクアップアーティスト)/ 神崎 恵さん (美容家)/ 平 輝乃さん(ビューティエディター)/ 貴子さん(松倉 HEBE DAIKANYAMA 院長)/ 耕 万理子さん(メイクアップアーティスト)/ 巽 香さん(ビューティエディター)/ 中野明海さん(ヘア&メイクアップアーティスト)/ 藤井優美さん(ビューティエディター)/ 前野さちこさん(ビューティエディター)/ 摩文仁こずえさん(ビューティライター)/ MICHIRUさん(メイクアップアーティスト)/ 村松朋広さん(メイクアップアーティスト) / 森山和子さん(ビューティエディター)/ 安井千恵さん(ビューティエディター)/ 吉田佳奈子さん(メイクアップアーティスト)/ 編集G・編集A・編集M・編集I(すべてSPUR美容担当)
カラークリエーション大賞/シャネル パレット エサンシエル 150
“生き物としての美しさを底上げする”
「生き生きとフレッシュな肌を再現できるアイテムが欲しかった」。グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーのルチア・ピカが創作したこのパレットが主張しすぎることはない。肌の欠点を整え、血色を補い、立体感を引き立てる色と輝きは、そこにひそやかな気品とモダニズムをのせて顔の一部となる。すべてのクリエーションは女性を美しくするために――。揺るぎないシャネルのヘリテージが、このパレットに受け継がれている。
ブラウス¥83,000/エストネーション(イサ アーフェン) ピアス(片耳売り)¥19,000/ストローラーPR(マユ)
¥7,000/シャネル
メイクアップが上手な人じゃなく、元々きれいな人のように(神崎 恵さん)チークとハイライトがセットになったパレットは数あれど、コンシーラーまで入っているものってそうはなかった。でもそれが洗練された顔づくりにどれだけ役立つか、この逸品に出合って気づかされました。3つの質感が同じというだけで、メイクアップは驚くほどしっくり調和する。タッチアップもこれさえあればいい。ある意味すごく実用的な機能がこの美しいパレットに納められていることに胸を打たれます。真に女性に寄り添う、シャネルのスピリットを強く感じて。
引きで見たときにメイクアップだけが浮いたりしないのも、ファッションメゾンでもあるシャネルならでは。顔だけでなくスタイルそのものをブラッシュアップするためのツヤ、色なのだと実感します。チークもハイライトもコンシーラーも、大人の女性のきれいを導くうえですごく重要なのに、同時に難しいアイテム でもある。でもこのパレットにおいては、感覚のままのせるだけでそのどれもが正解と思える仕上がりに。肌の中に元々ある色ツヤを追求しているから人工的な感じがしないんです。生き物としての美しさを軽々と底上げしてくれる、そんなメイクアップの真骨頂がここにあります。
アイブロウ大賞/ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト
アイブロウ大賞/ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト
“ノームコアなまなざしをつくる”
光と影を具現化したような"透けマット"テクスチャーの5色は、ブレンド次第でどんなトーンを生み出すことも可能。髪や肌の色にあわせて、自分にベストな彫りの深さをとことん追求できる。眉にはもちろん、アイシャドウやアイライナーとしても使えるマルチなパレットは、その持ち運びのスマートさも含めてすべてがモードラバーにふさわしい。
¥4,200/カネボウ化粧品
目もとの光と影を自在に操り、美しいモード感を彫刻(中野 明海さん)自分でも必ずポーチに入れておきたいし、大切な友人にもプレゼントしたくなる。一年間に星の数ほど手にするコスメティックの中でも、そんなふうに思えるものはそうはありません。このパレットの何にそんなに惚れ込んでいるかというと、その絶妙なさじ加減なんですよね。ノンラメ・ノンパール。洗練されたマット感を極めているようで、実は肌本来のそれと見紛うようなほのかなツヤがある。それはまなざしにリアルかつ美しい彫りの深さを演出してくれる、芸術的なバランスです。そんなシェードカラーが4色にハイライトまで入っていて、まぶたにも眉にも使うことができる。つまりこのパレットさえあれば、目もとの立体感は自由自在に操れるというわけ。
といっても難しいテクニックはいらず、感覚の赴くまま、わりとテキトーに使ってもサマになる(笑)。たとえば真ん中と右端のブラウンでシンプルなツートーンにしたり、ミニマルでいい日は左から2番目のベージュだけをまぶたに広げたり……。それだけのことで、まったく気負いがないのに不思議とおしゃれで印象的な目もとにシフト。ノームコアなまなざし、とでも言いましょうか。スウェットにデニムのようなルックを手抜きに見せず、かといって派手すぎてミスマッチにもならない“ちょうどよさ”に惚れぼれです。
パール感強めのアイシャドウがしっくりこなくなってきた、大人の女性のニューベーシックとして。あらゆるシーンで大活躍してくれるはず。
SOURCE:SPUR 2018年2月号「心から買ってよかった! ベスト・オブ・ビューティ2017年下半期」
photography:Masashi Ikuta〈makiura office〉, Keisuke Hashiguchi(cutout) make-up:Kanako Yoshida〈mod’s hair〉 hair:Takayuki Shibata〈SIGNO〉 styling:Yuuka Maruyama〈makiura office〉 model:Dari edit:Yukiko Ogawa logo design:Yutaka Kato
SPUR2018年2月号もお見逃しなく!
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!