SPURのビューティアドバイザーともいえるふたりが、上半期とりわけ使い倒したアイテムとは？ 隠れ名品、ここにあり！
独断と偏見で、顔、肌、心の琴線に触れた私的ベストをチョイス！
和子 きたね〜、今年もベストコスメの時期が。2018年もほぼ半分過ぎたかと思うと早すぎてもう。
ヒロ それ、毎回言ってるやつ（笑）。では僕から私的ベスト3を発表いたします〜。ときめきプロダクトが多すぎて迷ったんだけど、1位はrms beautyのリップ。赤みブラウンのラプチャーを撮影で使いまくりました。
和子 このリップ大好き！ 私は“リバウンド”という色名の赤にハマった。こっくり濃密発色で、マットなのにしっとりと潤いを感じる質感がクセになるよね。
ヒロ そうそう！ それに重めの発色なのにケア成分がしっかり配合されているおかげで唇につけると軽〜い。モデルからもよくどこの？ って聞かれたな〜。個人的には赤みブラウンが激推しで、これをつけると肌がビビッと明るく見えてどんなファッションも絶対的に格上げされる。ちなみに赤茶は秋冬もトレンドの予感。
和子 お！ じゃあ今から買ってもまだまだ使えるね！ ところでこの2位のマスク、一瞬見た目に驚くよね。
ヒロ カメリアオイルとカメリアの花びらが入ったジェルマスクなんだけど、水分が密にギューンと入り込んでくる。潤いがみなぎってキメが整い、肌トーンも明るく！ 天然のローズやジャスミンの香りも至福の極み。
和子 ファミュは高価な厳選植物だけを配合した真摯なブランドって感じだよね。あ、3位は上半期大きな話題となったツバメの巣のドリンクだね。
ヒロ 30㎖とまあまあ小さな瓶で値段もそれなりにするんだけど、アナツバメ巣発酵液、オタネニンジン、プロポリス、霊芝……と配合成分見るだけでゾクゾクする。
和子 30歳超えたら内側からも補給しないとね。
ヒロ その通り！
小田切ヒロのマイベスト 
1位 rms beauty リップスティック （左）リバウンド・（右）ラプチャー
サテンマットな仕上がりの美発色リップ。ヒロのみならず、和子もハマった！「スティック先端でポンポン塗りして、最後に唇をンマッと合わせてなじませるのがコツ」。
各￥3,800／アルファネット
2位 ファミュ フラワーインフューズド ファインマスク
春に上陸した韓国コスメ。天然由来成分99.4％で贅沢な潤いをチャージし、敏感肌にもやさしい。「化粧水後の肌になじませて10〜20分おき、洗い流すか拭き取りを。香りも最高」。
（50ｇ）￥4,500／アリエルトレーディング
3位 セルヴォーク インナー リサージェンス リキッド
アナツバメ巣発酵液を世界初配合。漢方やハーブもブレンドし、内側から免疫力を強化。1日1本、就寝前に。「素材勝負のシンプルなパッケージも好き」。
1本（30㎖）￥2,600、6本￥13,000／セルヴォーク
ヒロ では次、和子のマイベストをどうぞ。
和子 私は個人的にベースメイクアップに進化を感じたな〜。1位のクラランスのクッションファンデーションは、薄づきとハイカバー力を両立させたバランスが完璧！ スポンジでポンポンとタッピングするようにのせていくんだけど、あっという間に元からキレイな素肌風に。色ムラも毛穴も見事に消し去ってくれるんだけど、厚塗り感ゼロでデューイ肌に。し・か・もSPF50だから！
ヒロ ドヤ顔になるのも無理はない（笑）。2位のピンクのアイブロウマスカラはちょっと意外だったけど？
和子 これね、さりげなく眉にニュアンスを加えてくれるスモーキーピンクなんだけど、顔がやさしくなって垢抜ける。“色素薄い系”の顔になれるの。
ヒロ 眉が変わると印象変わるもんね。前髪あげる日は必須。3位のこれは、下地？
和子 そう！ 毛穴カバー系に目がないんだけど、プチプラとは思えない威力に度肝を抜かれた。サラサラの美容液みたいな感じで肌がトゥルンッと。汗や皮脂にも強くて、これと1位のファンデーションのコンビが最強。
ヒロ チェックしなきゃ。極上プロダクトとの出合いこそ、人生の喜びだから。
和子 大げさ（笑）。でもわかるよ〜！
森山和子のマイベスト
1位 クラランス エヴァーラスティング クッションファンデーション
薄膜リキッドが肌のアラを巧みにカムフラージュ。植物エキスがスキンケア並みの保湿効果をかなえ、乾燥からも肌を守る。「周りの同業者も多数愛用」。
SPF50・PA+++。（13ｇ）全4色￥6,000／クラランス
2位 ジルスチュアート ムースブロウマスカラ（カラーニュアンス） 05
くすみピンク。汗や皮脂、こすれに強いのにお湯で簡単にオフ。「ノンパールで眉がふわっと見えるところもいいんです」。
￥2,200〈限定品〉／ジルスチュアート ビューティ
3位 ドクターシーラボ ラボラボ毛穴カバーUV
角質ケア成分や潤い成分も配合し、根本から毛穴縮小にもアプローチ。「隠すだけじゃないところも好感度大！ 長時間テカリも防げます」。
SPF35・PA+++。（20ｇ）￥1,400／ドクターシーラボ
HIRO ODAGIRI
ヘア＆メイクアップアーティスト。卓越した美容知識とユニークな語り口にファンが多く、本誌連載でもおなじみ。’18年は海外での仕事も増え、ますますグローバルに活躍。
KAZUKO MORIYAMA
ビューティエディター。さまざまな媒体で活躍し、国内から海外プロダクトに至るまであらゆるアイテムに精通。脳内に膨大な量のコスメティックスデータを蓄積。
SOURCE：SPUR 2018年8月号「 私の偏愛ベストコスメ 2018年上半期」
photography:Mitsuru Kugue（products）, Yasuhisa Kikuchi〈vale.〉（portrait） illustration:Hiroyuki Suzuki edit:Chie Yasui
