国内外問わず活動の場を世界に広げ、インスタグラムは約800万人ものフォロワー数を誇る、渡辺直美。いまや日本を代表するファッションアイコンのひとりである彼女が、今年35周年を迎えたシュウ ウエムラとタッグを組み、リップを初プロデュース！
８月７日（水）に行われたnaomi×shu uemura 限定リップコレクション発売記念イベントでは渡辺直美が登壇！ リップの色、パッケージデザイン、コンセプトである「power of kiss」などすべてプロデュースしたnaomi×shu uemura rouge unlimited collectionについて、またメイクアップについて、思いの丈を語った。
今日のファッションのポイントは？
「クールなイメージがあるシュウ ウエムラらしい黒を基調にしながらも、カラフルなアイシャドウのイメージを髪型で表現しました。また、リップが映えるように黒をチョイスしました。リップは、yummy kissをつけています」
プロデュースした気持ちは？
「夢のようです。まさか自分がリップをゼロからプロデュースして、まさかそれが発売されるなんて！という、驚きの気持ちでいっぱいです。シュウ ウエムラ表参道店には広告ビジュアルや動画も流れていて、車で通るたびに自慢げになりますね（笑）。リップをたくさんの方に使ってもらえたら嬉しいです」
リップで特にこだわった部分は？
「他にはない色を作りたかったんです。ピンクでも、くすんだピンクって今流行っていると思うんですけど、くすんだオレンジってないなと思っていました。ピンクや赤とは違ったクールな感じで、くすんだオレンジを作りたいと思って。赤リップはどのブランドにもあるじゃないですか！ なので、あえて作りませんでした。それでいうと、yummy kiss（写真右）が一番思い入れがありますね。この色は、数あるシュウ ウエムラのリップカラーの中から、蛍光オレンジと黒を少量ずつ手にのせながら配合しました。色から作り始めたのですが、それぞれに合わせた質感にもこだわりました。
でも、（会場にいた男性に向かって）男性が好きな色は、unforgettable kiss（写真左から２番目）なんでしょ？ 結局そうなんですよ、ナチュラルでちょっとピンクが好きなんですよ、男の人は（笑）」
広告ビジュアルとパッケージについて
「斬新ですよね。体中に唇があるというのは、思いも寄らないじゃないですか。ユニさん（広告ビジュアルを担当したグラフィックデザイナーの吉田ユニさん）は本当にこだわりが強い方なんですが、私の太っている体形を個性にしている感じがありがたいなと思っています。体に描いてある唇はすべてユニさんの手書きなんです。私の唇の形に似せて、その場で描いてくださったんですよ。現場のみんなで作り上げることができたので、満足しています。
パッケージのキスマークは、以前にシュウ ウエムラと仕事をしたときに色紙にサインとキスマークをつけたんです。そしたら、それを採用してくださって感激です。決して“自分大好き人間”ではないので、勘違いしないでくださいね（笑）」
あなたにとってシュウ ウエムラとは？
コラボレーションしたアイテムや期間限定アイテムが楽しみで、頻繁に表参道店に通っています。アイシャドウが100色入っているパレットを知っていますか？ 攻めてるブランドなんじゃないかなって思います。いつもワクワクさせてもらっています」
シュウ ウエムラを愛用するようになったきっかけは？
「以前は、茶色のアイシャドウしか使用してこなかったのですが、誕生日にシュウ ウエムラの方がアイシャドウのパレットを贈ってくださったんです。白、薄いブルー、濃いブルーなどが入っていたのですが、そのときに“カラーシャドウってこう使えばいいんだ！”ということを教えてもらいました。それからは、まぶたがボテッと見えがちな色も、組み合わせ次第で目力UPするし、挑戦してみないとわからないなと。手に塗ってみてちょっと違うかもと思っても目元（またはまぶた）に塗ってみると、あれ、意外とイケる！って感じることがあるので、店舗で実際に試すことを大切にしています」
シュウ ウエムラの好きなところは？
「好きなところか～･･････。あ、これ、いっぱいあるっていう意味ですからね（笑）。でもやっぱり挑戦しているところと、こうじゃないといけないという概念を破ってくれるところですかね。今回こうやって、初めてリップをプロデュースさせてもらいましたが、キレイな女優さんでも海外モデルでもなく、芸人を起用するというのは、なかなかの挑戦ですよね。それと実際に購入してくれたファンからコメントをもらったんです。今までリップを塗ったことがなかったけど、直美ちゃんがプロデュースしたリップだから挑戦してみたら、自分に似合う色がわかりましたって。シュウ ウエムラは、こうしてたくさんの人たちに選択肢と勇気を与えているんだなぁと感じました」
あなたにとってメイクアップとは？
「メイクは、周りではなく、自分のテンションが上がるものだと思います。アイシャドウは、洋服に合わせるなどして攻めますね。リップは、乾き方とか取れ方とかがきれいなものを使いたい。歯紅なんてしていたら、恥ずかしいじゃないですか！（笑）」
忘れられないキスは？
「悲しいことに、最近はキスはしてないですね（笑）。大人になるにつれてキスをするハードルが上がった気がします。でも、忘れられないキスは、若い頃に自宅まで送ってもらったときに帰り際にキスをしてくれたことですかね（照）」
