DJとして活動する傍ら、YouTuberとしても人気を博しているサラさん。K-POPアイドル顔負けのルックスに加え、キュートな話し方、ウィットに富んだ動画編集テクニックが話題となり、彼女のYouTubeチャンネル「今日もGatti」の登録者数は77,000人以上に及ぶ。
中でも注目されているのが、彼女のビジュアルを作り上げるメイクアップ動画。ということで、イベントのために来日したサラさんにインタビューを敢行し、ポーチの中身や普段の美容法について教えてもらった。
──早速ですが、ポーチの中身を見せてください!
今回は旅行なので、あまりたくさん持ってきていないのですが、中でもこの5つはすごく気に入っているアイテムです。
まずベースメイクは、HERAのブラックファンデーションを使ってタンニング。私はこれに明るい色のファンデーションを混ぜて、自分の肌の色に合わせています。最近韓国はアメリカのカルチャーから影響を受けることが多いので、夏になると日焼け肌を作る人も多いんですよ。リップには、3CEのVELVET LIP TINT #NEW NUDEを。ヌーディな色を普段愛用している赤みの強い#TAUPEに重ね、イチゴ牛乳のようなナチュラルなカラーを作っています。
マスカラは日本のブランドのKiss Me ヒロインメイクのものを高校生の時からずっと愛用しています。これはウォータープルーフ機能が素晴らしいんです。韓国では、マスカラとアイライナーはここのものを使っている人が多いですね。ドラッグストアの人気ランキングでも、いつも上位に入っています。アイシャドウは季節やシーンによって変えるのですが、DJのイベントがある日はラメが入っている3CE MOOD RECIPE MULTI EYE COLOR PALETTEの#OVERTAKE。そこにUrban DecayのHEAVY METAL Glitter Eyelinerをプラスします。ライトが当たると自然にキラキラ輝いて綺麗なんです! 魅力的な目元になるので、周りの子にもよくおすすめしています。
──そんな風にすすめたくなる、今韓国でトレンドのコスメブランドはありますか?
韓国は“自分に似合う化粧をする”というのが基本なので、あまり流行のメイクやコスメはないんです。でも個人的に注目しているのは、2018年にデビューした、ジェンダーニュートラルメイクブランドの「LAKA」。女性も男性も、性別にかかわらず、日常的にメイクアップを楽しめるように作られているんです。ドラッグストアのオリーブヤングで発売されてすぐ話題になり、人気色はよく完売しています。カラーバリエーションが可愛いので、私もアイシャドウをいくつか購入しました。
──肌がとても綺麗ですが、普段どんなスキンケアをしているんですか?
肌が弱いので、PRIMERAやinnisfreeなど自然派のものを愛用しています。それと、少し値段は張りますが、やっぱり再生効果があるソルファスの滋陰生(チャウンセン)クリームはいいですね。匂いも薬のような韓方の香りなので、いっそう肌に効いている感じがします(笑)。
あと、毎日のパックも欠かせません。朝は顔がむくんでいるので、冷蔵庫に入れておいたPRIMERAのシード アンド スプラウト エナジー マスク (ロータス)でクールダウンさせます。程よい水分量で、化粧前に肌を整えるのにもちょうど良いんです。夜はしっかり保湿してくれる、HERAのヒアルロニック マスク、角質を除去して肌をピチピチにしてくれるLUSHのご褒美の週末などを肌の状態や気分に合わせて使い分けています。
──メイクアップ以外で、今どんなことに注目していますか?
職業柄音楽をよく聴くのですが、最近はアメリカやヨーロッパで流行っているダンスホールミュージックにハマってますね。なので、昨年から自分のDJでもよくかけています。中でもレゲエとアフロビートをミックスしたBURNA BOYは、私の友達のダンサーやラッパーの間ですごく人気! みんなで集まる時は、よく彼の曲をかけて踊って遊んでいます。
──最後に、サラさんの今後について教えてください。
私は、「羨ましいな」と思ったことは、すぐに自分も実行するって決めているんです。ただ羨んでいるのは、時間がもったいないので。最近でいうと、サーフィンをしている女性をすごくかっこいいと思ったので、帰国したら早速釜山にサーフィンをしにいこうと思っています! その様子はYouTubeにもアップする予定。
あと、8月にGatti名義で「Love Form」という曲を配信し始めて、改めて地道に活動していたらこういうことも実現可能なんだなと実感しました。ゆくゆくはアルバムも出したいですね。 そんな風に、やりたいことをやって、自分の人生を強く生きている女性になっていきたいなと思っています。
photography:Wakaba Noda〈TRON〉 text:Mai Ueno