クリームは"肌のおくるみ"。木枯らしが吹いたらたっぷり使って
木枯らしが頬に冷たい季節。ただでさえ湿度が低いのに、エアコンによる乾燥が追い打ちをかけてくる。「乾いてこわばった冬の肌を、しっとりやわらかに蘇らせるには、何はなくともクリーム」と証言するのは、トータルビューティーアドバイザーの水井真理子さん。「肌を上質な油分で包み込むクリームは、いわば"肌のおくるみ"のようなもの。たっぷりと栄養を与えながら、冬の乾燥ダメージから手厚くガードしてくれるんです。手のひらで圧をかけてきちんと入れ込むように塗れば、かたくなになった肌もふかふかに見違えます」。
トータルビューティーアドバイザー 水井真理子さん/スキンケアはもちろん、食やライフスタイル、東洋医学にも造詣が深い。エステティシャンとしての経験も持ち、美容メソッドの監修も多く手がけるゴッドハンド。
クリームを使っている人の肌は"丁寧感"がちがいます
肌を見るだけでその人の性格や生活習慣まで言い当てることから、「肌占い師」との呼び声も高い水井さんは、きちんとクリームを使っているかどうかも一瞬で見分けられるという。
「クリームを塗る習慣がある人の肌は、肌に表れる"丁寧感"がちがう。触るともっとはっきりとわかるのですが、いい意味で肉厚で触り心地が気持ちいいんです」。
「無人島に何か一品持って行くのなら、クリーム。ヘトヘトに疲れた日も、とりあえずクリームさえ塗っておけばなんとかなります」(水井さん)。
【肌をふかふかにする、水井流「おくるみクリーム術」】
クリームの実力を最大限に引き出すためにマスターしたいのが、手のひらで顔全体を包み込むようにして入れ込む「おくるみ技」。ほどよい圧をかけることでクリームの浸透を促すだけでなく、巡りアップ&むくみケアにも有効。ちょっとした塗り方のコツを覚えるだけで簡単にできるので、今日から早速とり入れてみて。
【冬肌をふかふかに。おくるみクリーム3選】
スキンケアの目利きとして知られる水井さんが、この冬の"肌のおくるみ"に最適なベストクリーム3品をセレクト。「クリームの醍醐味を享受するためには、軽いジェルクリームよりも、こくのあるテクスチャーのものを選ぶのがベター。ベタつきを恐れず、"これは潤いで、肌をふかふかにするために必要なんだ"と意識改革してほしいですね」。
水井さんセレクト、冬のおくるみクリーム3選。(左から)クリーム アルティメイト(医薬部外品)30g ¥20,000/イプサ バランシング クリーム R 25g ¥9,000/THREE パルファム ジバンシイ ランタンポレル ブロッサム クリーム リッチ 50㎖ ¥21,000/LVMHフレグランスブランズ
イプサお客さま窓口 https://www.ipsa.co.jp 0120-523543
THREE https://www.threecosmetics.com/ 0120-898-003
パルファム ジバンシイ https://www.givenchybeauty.com/jp 03-3264-3941
言い訳ばんざい。美容が苦手でも自信がなくても
「きれいはいつもそばにある」と励ます一冊
水井さんのメソッドをもっと知りたいなら、年末年始の読書リストに『水井真理子の寄り添い美容 どんな時も誰でも、一生きれいが手に入る決定版』(集英社インターナショナル)を加えてみて。たくさんの女性の肌に触れてきた水井さんが、さまざまな事情から「きれいが遠い」と感じている女性たちに贈る一冊。幅広い知識と経験に裏付けられたプロダクトやメソッドを紹介するだけでなく、心がラクになるマインドチェンジ法やインナーケア、生活習慣までたくさんのヒントがぎっしり。かじかんだ肌と心を、"読むおくるみ"のようにそっと包み込んでくれるはず。
水井さんのメソッドや哲学が詰まった初の書籍、『水井真理子の寄り添い美容 どんな時も誰でも、一生きれいが手に入る決定版』(集英社インターナショナル)。
photography:Emiko Tennichi hair&make-up:Kurumi Komatasu<ROI> text:Anna Osada