2020.06.24

運命を変える一歩を踏み出す。SK-Ⅱのスキンケアから始まる、大いなる“旅”

ブランドの信念として「自らの意志で運命は変えられる」と考え、そのための一歩を踏み出すことを応援するSK-Ⅱ。現在、思いもよらなかったコロナ禍に見舞われる世界で、サステイナビリティ(持続可能性)によって「Force for good , Forse for growth」、すなわちより良い世界のため、より成長する未来のための推進力となることに貢献したいと考えるSK-IIの取り組みや、これからのチャレンジについて、SK-II グローバルCEOであるサンディープ・セス氏、同ジャパン コマーシャル リーダーのチャン・ヨージン氏、同研究所長のエンリコ・ペリーロ氏に、オンラインでインタビューを行った。

森林管理協議会認定の竹素材パルプを使用したパッケージの導入を計画

2016年より「運命を、変えよう。〜#changedestiny〜」というブランドテーマのもと、様々なキャンペーンを行っているSK-II。誰にとっても大きなターニングポイントになるであろうこの2020年は、世界中の人々がまさに「運命を変える」ために立ち上がる年にもなりそうだ。そんな中、グローバルな化粧品ブランドとしてSK-IIが目標にしている「運命を変えるためのチャレンジ」は2つあるという。

 

「運命を変える」ための2つのチャレンジ

まずセス氏が話してくれたのは、「ソーシャルディスタンスが必要と言われている今感じたのは、『こんな時だからこそ、家族や仕事仲間、友達ともこれまで以上に繋がりを持てたら』ということでした」という、コロナ禍におけるパーソナルな思い。

「『新しい生活様式』を受け入れて様々な常識が変わりつつある今、ブランドとしてできることは、目まぐるしく変わりつつある社会的な意識の変化をリードしていくことだと感じました。つまり、私たちはただ商品を販売するのではなく、個人に、社会に貢献するということを考えて、いろいろなことに取り組まなければいけないなと。これが1つ目の、私たちのチャレンジですね」(セス氏)

運命を変える一歩を踏み出す。SK-Ⅱのスの画像_1
左から、SK-II 研究所長 エンリコ・ペリーロ氏、SK-II グローバルCEO サンディープ・セス氏、SK-II ジャパン コマーシャル リーダー チャン・ヨージン氏 Photo: © Yuri Hasegawa(セス氏、ヨージン氏)

“社会的意識の変化をリードする”とは、とてつもなく壮大なことのように思える。
「でもそのためには、消費者の皆さんとの協同や小売店などとのパートナーシップが不可欠なんです」(ペリーロ氏)。
つまり2つ目のチャレンジとは、「一人ひとりが自分の力を信じ、行動を起こすこと」なのだという。

#changedestinyのキャンペーンを通じて、女性のみならず男性も、『肌は変われる=運命を変えられる』と感じてもらえたらと思っています。そしてそれは、たまたまの偶然ではなく『自分が何を選択するか』によって変えられるということを伝えたいのです」(チャン氏)

ポジティブに「前に進む」。競泳・池江璃花子選手とのパートナーシップ

2016年から展開している「#changedestiny」キャンペーンでは、これまでに綾瀬はるかさん、有村架純さんといったブランドアンバサダーが登場した。2020年には白血病からの復帰を目指す競泳・池江璃花子選手とパートナーシップを組み、彼女がウィッグを外した姿を初めて披露するなど話題となった。

運命を変える一歩を踏み出す。SK-Ⅱのスの画像_2
池江選手と初めて会った時の印象を「彼女は、パーソナルなストーリーを前向きなメッセージとして私たちに共有してくれる人だと思いました」とチャン氏は振り返る

「振り返ると、池江選手は、これまで登場してくれた女性たちと似ている特徴を持っていました。忍耐力やしなやかな強さ、『何があっても、前に進む』という行動力を持ち、自分や周りをポジティブに変えたいと思う人です。俳優もアスリートも、そして私たちも『何かを成し遂げよう』としている姿というのは美しい。池江選手のそんな姿を見てもらえれば、多くの方に共感したりインスピレーションを受けたりしてもらえるのではと思ったのです」(チャン氏)

運命を変える一歩を踏み出す。SK-Ⅱのスの画像_3
SK-IIの「製造拠点」(チャン氏)と語る滋賀工場。多くのサステイナブルな取り組みを行っている

「企業として環境に貢献するために、滋賀工場はより地球環境に優しい施設に生まれ変わりました。再生可能エネルギーの購入を100%にし、埋め立て廃棄物ゼロ、使われる水を全て再利用する排水循環テクノロジーの導入を実現しました。この10年で生産量は2倍に伸びたにもかかわらず、工場の温室効果ガスの排出レベルを削減し、10年前のレベルを保っています」(ペリーロ氏)

ブランドとして常に社会と繋がっていたい

さらに大事なのは、消費者も巻き込んだ取り組みだという。
「今年の夏取り組もうと思っているのは、成長が早く環境により優しいと言われる竹素材パルプを使った、リサイクル可能なパッケージを導入することです。でもサステイナビリティを更に進化させるには、小売店や素材を提供してくれる企業だけでなく、消費者の皆さんの協力が不可欠です。だからブランドとして、お客様・小売店・パートナーの企業と、常に繋がっているべきだと考えています」(ペリーロ氏)

運命を変える一歩を踏み出す。SK-Ⅱのスの画像_4
滋賀工場では、6月上旬からマスクの生産もスタート。行政と連携し、国内でマスクを必要とする組織に寄付を行う

2020年は、いわばSK-IIにとっても『運命を変えるための旅』の第一歩なんです」とセス氏。「ブランドとしても初めてのチャレンジが多いので、まだまだ学べることは非常に多いと考えています。来年に向けてもたくさんの取り組みを予定しています。ぜひ、SK-IIの発信する様々な『運命を変えるためのチャレンジ』に注目して下さい」(セス氏)

まっすぐに自分の力を信じる"現在”にフォーカスすることと、大きな目標に高い志を持って挑み続ける“未来”を見据えること、という大切な2つの視点で語られたSK-IIのサステイナビリティへの取り組み。先の見えない不安を抱きがちな現状でも、「自らの選択一つひとつが、運命を変える未来へつながる」という新鮮でエッセンシャルなエールは、多くの人の共感を呼びそうだ。

text: Kaoru Tateishi

FEATURE