2023年春夏新作コスメでつくる、初夏メイクアップ

幼い頃に憧れた、海を自由に泳ぎまわる人魚。記憶の中で今なお燦然と輝く佇まいに想いを馳せて、成熟した大人の女性にふさわしいサマーメイクアップを描き出すとしたら?その甘美なスパイスは予定調和を覆し、等身大のイノセンスを更新していく。

真珠のような輝きをまぶたに。瞬くたびに、光がこぼれる。

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イヤカフ「ナクレアス」〈WG×あこや真珠〉¥2,002,000/TASAKI

純白のシャドウでまなざしに磨きをかける。目尻はやわらかな丸みを持たせ、まるでラウンドパールのように。下まぶたを偏光パープルで彩れば、色と光の戯れはさざ波のごとくきらめく。目が合った人の心をひそやかに揺さぶり、消えない波跡を残して。

ただパーリィなだけじゃない、偏光的なアイシャドウを選んで。

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1 スモーキーなモーヴが光を受けると幻想的に艶めく。カラー エクセス ジェル ペンシル(グラフィック コンテント)¥3,850〈限定品〉/M・A・C 2 角度によって青や緑へと表情を変えるカラームービングパールを贅沢に配合。ブライトフューチャーボックス EX1 ¥4,070〈限定発売〉/カネボウインターナショナルDiv. 3 目もとを引き立てるヌーディカラー。さりげない赤みと光沢でヘルシー感を損なわない。ルージュ ココ フラッシュ 174 ¥5,500〈限定発売〉/シャネル 4 パープル〜ピンクの偏光する特別な一色がまなざしに大人の遊び心を添える。シグニチャー カラー アイズ 126 ¥7,700〈限定発売〉/SUQQU

make-up tips

パーリィホワイト(2)を平たいブラシに取り、目のキワから眉下を塗りつぶす。目尻はラウンドシェイプを描くよう意識して。下まぶたにはモーヴのアイライナー(1)でインラインを引き、パープルのグラデカラー(4・正位置左下)を。広げすぎると甘い印象になるので細身のチップでキワにのせる。唇はヌーディモーヴ(3)で彩り、清楚な趣に。

マーメイドの恋心をモダンなハイチークにのせて。

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ドレス¥1,373,900(参考価格)/クロエ カスタマーリレーションズ(クロエ)

目の横を「C」に彩るハイチークはビューティシーンのニューウェーブ。ブラシに残った粉をまぶたや眉の上にもかすめて、胸の奥のときめきがにじみ出したように仕上げたい。甘くなりすぎないよう、ホワイトのアイラインで涼やかさを添えて。

メイクアップの主役になれる、鮮やかなフューシャ色のチークを。

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5 "ほわっ"と息づく上質なマットリップにはブラックローズエキスを配合。唇をふっくら導いて縦ジワを目立たなくする。リクイッド リップ リュクス マット 120 ¥8,030/トム フォード ビューティ 6 肌に自然と溶け込むサンドホワイトを使用。気まぐれにピンクゴールドの光を放ち、爽やかに夏めくまなざしに。サンク クルール クチュール 533 ¥9,130〈限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール 7 透明感を引き出す絶妙な青みピンクなら、濃く入れても幼くならない。底色に仕込まれたベージュの効果で、ナチュラルな肌なじみがかなう。ピュア コンプレクション ブラッシュ 03 ¥3,630/RMK Division

make-up tips

フューシャピンクのチーク(7)はこめかみから目尻の下にかけて「C」の形にオン。境目をよくボカしたら眉尻や上まぶたにもサッとのせ、アイメイクアップと地続きに見せる。白のシャドウ(6・左上)で上の目のキワを縁取り、目尻のシェイプはややスクエアに。唇にはベージィピンクのリキッドルージュ(5)をごく少量、指で丹念に叩き込む。

海風を呼び込む、マリンブルーの魔法。

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ボディスーツ¥188,100(参考価格)・フリルのスカート¥609,400/リシュモン ジャパン アライア 下に合わせたタイツ/スタイリスト私物

今季のランウェイでも散見されたブルーアイズは、モード感と海への憧憬を表現する格好のファクター。青く偏光する影色を重ね、ほかをカラーレスに徹することでウェアラブルにつけこなせる。鮮やかな目もとは装いに色を添え、全身のアクセントに。

マリンブルーは潔く広げて、"面"でビビッドにきかせたい。

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8 海中にそそぐ光をイメージした輝き。ルナソル アイカラーレーション EX31 ¥6,820〈限定発売〉/カネボウ化粧品 9 写真に写ったときの白浮きも防ぐ。ライトリフレクティング プリズマティックパウダー 02555 ¥5,830〈限定発売〉/NARS JAPAN 10 爪をいたわるヴィーガン処方。ウルトラ HD スナップ! 001 ¥1,100〈7月13日限定発売〉/レブロン 11 発色と描きやすさが進化。アイオープニングライナー(ブルー)¥1,694/UZU BY FLOWFUSHI 12 じわりとにじむような色づき。ルージュ・ジバンシイ・シアー・ベルベット 09 ¥5,060/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]

make-up tips

ブルーのリキッドライナー(11)を上の目のキワに太めに引き、乾く前にまぶたに広げる。指をワイパーのように動かしてワンストロークで。青く偏光する影色(8・正位置左上)を黒目の上に重ねてなじませる。マーブル模様のハイライター(9)はブラシでひと混ぜし、頰骨に沿って広げて。目もとの主張が強い分、唇はベージュ(12)で補整する程度に。

紡ぐ言葉を澄み渡らせる"水面"ヌーディリップ。

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コート¥297,000/イザ(ニナ リッチ)

まるで海に差し込む光を自由奔放に跳ね返すようなデュウイな唇。照りつける日差しを浴びて、じんわりとオレンジに染まるまなざし。リップのまばゆいテクスチャーが際立つ、ヌーディなワントーンフェイスには、初夏の太陽すらも恋をする。

厚みのあるクリアなツヤめきのリキッドルージュをオーバーに。

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13 ほのかに透けて陰影に成り代わる。ザ アイシャドウ パレット 101 ¥6,820〈限定発売〉/ADDICTION BE AUTY 14 どう組み合わせても旬の目もとに。BYREDO アイシャドウパレット リメンバランス ¥13,860〈限定品〉/エドストローム オフィス 15 パック級のケア効果。ディオール アディクト リップ マキシマイザー 044 ¥4,620〈限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール 16 抜群の耐久力。ケイト レアフィットジェルペンシルN BR-1 ¥1,210(編集部調べ)/カネボウ化粧品 17 日差しに映えるゴールドの光沢。アフターグロー リップバーム 03251 ¥4,180〈6月16日発売〉/NARS JAPAN

make-up tips

キャメル色(13・右上)をまぶたにふんわりと。コーラル(14・上段左から3番目)を重ね、血色感と陰影をもたらす。目のキワからブラシで上に向かってボカし込み、下まぶたも軽やかに彩る。下には茶色のジェルペンシル(16)でインラインを。唇にはブロンズのバーム(17)を塗り、同系色のリキッドルージュ(15)をオーバーぎみにレイヤード。

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