イヴ・サンローラン・ボーテのアジア アンバサダーに平野紫耀さんが就任。ブランドのアイコンリップ、「ルージュ ピュールクチュール」の新CMにも出演する。1月9日に行われたアンバサダー就任&CM発表会見をレポート。
平野紫耀がイヴ・サンローラン・ボーテ アジア アンバサダーに就任
あまりにも完璧すぎた! スポットライトとカメラのシャッター音の中、サンローランのタキシードジャケットで登場した平野さん。全身の黒のコーディネートに、美しい横顔の輪郭と金髪が映える。エッジーでクチュールなムードをまとっているが、話し出した平野さんは、いつも通りニコニコと穏やかだった。
全身黒のコーディネートで登場した平野紫耀さん。
イヴ・サンローラン・ボーテのアジア アンバサダー就任が決定したときは、本当に嬉しかったという。 「子供の頃から自分が憧れていたブランドなので、その世界観の中に自分が入れるというのは光栄だと思いました。僕の中で、クールでラグジュアリーなイメージが強いので、僕なりにそれを表現して、みなさんにブランドの魅力を伝えられたらなと思っています。イヴ・サンローランにしか出せない独自の世界観があると感じていますし、アイテムを使わせていただくと、自分自身も背筋が伸びて、自信がつくような気がします。そんな、僕が感じた魅力をお伝えしたいと思います」
まだ見たことのないようなメイクアップにも挑戦してみたい
撮影タイムには、レンズを向けるカメラマンひとりひとりに「ありがとうございます」と会釈をする謙虚な姿は印象的だった。
会見前に立ち寄った表参道フラッグシップ ブティックでは、製品のボトルやパッケージに、1000種ものデザインから好みの柄を選んでプリントができる『アトリエプリント』が気になったそう。 「ブティックはめちゃっくちゃ素敵でしたね。アイテムがバーっと並んでいるのが華やかで、ひとつひとつが主役のように際立っていて、気になるものがたくさんありました。世界でここだけという、『アトリエプリント』も。僕が持っているイヴ・サンローランの香水のボトルにいつかプリントして、自分だけのアイテムを持ってみたいなと思いました。男女問わず、その人のイメージに合わせてギフトにするのもすごくいいですよね」 平野さんが香水ボトルにどんなデザインを選ぶのか、非常に気になるところ!
1月1日にはNumber_iとしてデビュー曲をリリース。挑戦的な作品は日本のみならず、世界でも話題に。早くも各種チャートで1位を記録しているが、イヴ・サンローラン・ボーテのアジア アンバサダーとしてやってみたいことでも、しっかり世界に目が向いている。 「各国いろんなところにアンバサダーがいらっしゃると思うので、そういう方々がどのようにイヴ・サンローランを身につけているのか、自分の目で確認したいですね。アイテムもたくさんあるので、それをどう自分に落とし込んで、自分の魅力を最大限に、イヴ・サンローランの魅力とともに、みなさんがどう引き立てているのか気になります」 2024年も、引き続き「いい意味で裏切っていきたい」という。 「僕自身も26歳になって、ここから30代に向けて、子供の頃想像していたような大人になれているのかちょっと不安なんですけど......。このイヴ・サンローランとともに、魅力的な男性になっていけたらなと思います。まだ自分が見たことのないようなメイクアップにも挑戦してみたいと思います」
香水は手の甲につける派!
手の甲に付ける様子を再現。この後、スキンケアの仕草も見せてくれた平野さんだった。
フレグランス好きとして知られ、自ら「匂いフェチ」だという平野さん。香水は手の甲につけることが多いというオリジナリティ溢れる上級者! 「香りをどんな時に楽しむかと言われたら、ずっと楽しんでいます(笑)。匂いフェチなんで、身の回りには常に香りがある方が安心します。イヴ・サンローランでは、昨年一緒に撮影をさせていただいたリブレが大好きです。なんなら、今もつけています。僕、香水は手の甲につけるんですが、手のアクションが大きいので、香りが広がるんですよ。今、マイクで喋っているこの手の甲からもすごくいい匂いがします(笑)。こういう緊張感がある場所でも、いい匂いを嗅ぐと、自分のペースに持っていける気がしますね。リブレは時間とともに、バニラとスパイシーな香りに少し甘みが増してくるんですが、自分の体温で香りが変化していく経過を楽しめるのも好きです」 また、かつては2年に2回(!?)しか洗顔料を使っていなかったが、最近洗顔に開眼したことも明かした。 「実は、以前は基本的に洗顔料を使わなかったんですよ。使うのは、2年に2回ぐらいでした。昨年、イヴ・サンローランの洗顔料をいただいてからは毎日使っているんですけど、本当に使い心地がすごくよくて。前は洗顔した後のつっぱる感じが苦手だったんですが、イヴ・サンローランの洗顔はツルツルして、洗い上がりがなめらかなんですよね。洗顔でしっかり顔を洗った後は、今の季節はすごく乾燥するので、とにかく保湿をしています」
「どうぞご覧ください」と、敢えて人前で堂々とメイク直ししたくなる!
落ち着いたトークで、すでにアンバサダーの貫禄たっぷり。
平野さん節炸裂で、会場は温かい空気に包まれたが、『COUTURE ME UP』というコンセプトのもと完成したCMやビジュアルはもちろん、とてもクール。 「本当に自分なのかな?と思うくらい、素敵な仕上がりでした。ビューティの撮影は初めてだったので、どういう感じになるのかな?と初めは思っていたんですが、いざ完成したものを見たら、本当に格好よくて新鮮でしたね。撮影時は、子供の頃から抱いていたイメージ=洗練されていて、クールでエレガントで格好よくて、という世界観を崩さないように意識していました。『COUTURE ME UP』というコンセプトの通り、リップひとつでも中面(内面)から自信を持てるということを、僕自身も撮影の時に感じました。撮影に向かうとき、メイク室を出る直前、最後にリップを塗らせていただいたんですけど。その瞬間に自分自身の気分が高まっていくという感じがあったので、『あ、そのまんまだな』と。まさに、クチュールミーアップを体験しました」 唇が乾燥しがちで、リップケアを欠かさないという平野さんは、ルージュ ピュールクチュールの保湿力にも着目。 「保湿のケア成分が80%入っているとお聞きしたんですけど、つけた瞬間にそれをすごく体感できるんですよ。それでいて、つけ心地はサラッとしていて、この季節に重宝しそう。発色もパッとするので、どんな方が付けても、素敵なリップになるんだろうなと思いました。パッケージも可愛いので、これから何かにトライしようとしている方に、お守りになるようなアイテムとして持っていただけたらいいなと思います。あと、メイク直しでお手洗いに行かれる方が多いと思うんですけど、このリップは塗っている姿が美しいので、これはわざと、みんながいる前で塗りたいですね。『どうぞご覧ください』と(笑)。ちょっと流し目で塗ってるところを、見せたいですね」
最後に、アンバサダーとしての今後について問われると、 「自分の肌やメイクのテイストと合わせて、自分にあったルージュピュールクチュールを見つけてもらえたら。これからまた違う自分を見せたいという方にもおすすめできるアイテムがたくさんあると思います。何かひとつ取り入れるだけでも、すごく気分が上がって、特別感を得られるので、僕自信が体感したので、この魅力を僕が感じたように、一人でも多くの方々にしてもらえるよう、アンバサダーとして頑張っていきますので、これからの活動を楽しみにしていてください」と語った。 圧倒的なカリスマ性と親しみやすさで見る人を魅了する平野さん。イヴ・サンローラン・ボーテとのタッグで、今後どのような新しい顔を見せてくれるのか楽しみだ。
photography: Kentaro Matsumoto text&edit: Naoko Yokomizo