マスクが手放せない生活が終わりを告げたことで、これまで隠れていた目の下から上唇あたりの間延び感が気になり始めた人も多いはず。この“中顔面”をキュッと短縮させ、小顔印象をつくるのに欠かせないのが「涙袋」と「上唇」のメイクアップ。そこでヘア&メイクアップアーティスト・長井かおりさんに、それぞれのメイクアップのコツや色選びのポイントを聞き込み。アドバイスを元にエディターが気になったアイテムを実際に使ってみました!
「アイメイクは、“上”よりも“下”にフォーカス。目の重心をナチュラルに下げていくために、涙袋のメイクアップは必須。明るい色ではなく、自然な影を演出するくすみ系カラーにラメ感をプラスするのが色選びのポイント。下重心を支える涙袋の影をつくる、薄めライナーも忘れずに」(長井さん)
アイシャドウパレットでくすみカラーとラメをブレンドするのも良いけれど、もっとパパッと仕上げたい!そんなニーズに応えてくれる、気軽に取り入れやすいペンシルタイプをセレクト。
【ローラ メルシエ】キャビアスティック アイカラー 13 ムーンライト
シマー、マット、クローム、インテンス、ローズグロウと5つの質感と33色のラインナップが揃う、スティックアイカラーシリーズ。その中から、シアーな印象のブラウン系くすみニュアンスに細かなパールが凝縮された、シマーなムーンライトをセレクト。肌の上を滑るようななめらかさが心地よく、つい塗りすぎてしまいそうに。けれどワンストロークでしっかりと発色するので、涙袋にスッと引いたら指の腹でポンポンと馴染ませて。
ローラ メルシエ ジャパン
www.lauramercierjapan.com
0120-343-432
【クリニーク】ハイ インパクト アイシャドウ スティック 03 ストロベリーチョコレート
クリニークからデビューした期待の新製品。ペンシルの一方にはクリームタイプ、反対側にはパウダータイプのアイシャドウがセットされたデュアルエンド仕様。ピンクとブラウンの良いとこ取りな『03 ストロベリーチョコレート』は、クリームタイプでパール感のあるくすみブラウンピンクを涙袋にオン。よりブラウンみと発色の強いパウダーをひとさじ足すも良し、パウダーは上まぶた用にとっておくも良し。
クリニーク お客様相談室
https://www.clinique.jp/
0570-003-770
【ウォンジョンヨ】メタルシャワーペンシル 03 ブロンズベージュ
涙袋といえば、韓国アイドルたちのメイクアップが頭をよぎる……。そんな韓国のアイドルメイクを牽引するメイクアップアーティスト・ウォンジョンヨさんがつくった涙袋ペンシルに、まさに涙袋にもぴったりのカラーが。ピンクニュアンスを秘めたブロンズが、優しくメイクアップを引き締めてくれる。本記事で取り上げたアイシャドウペンシル4色の中では明るめなカラーなので、「涙袋にくすみ色をのせるのが不安」という方はこの色から試してみるのも良さそう。
Rainmakers
https://www.wonjungyobeauty.jp
0120-500-353
【エクセル】グリームオンフィットシャドウ GF09 ランプシェード
絶妙なニュアンスカラーが得意なエクセルにも、涙袋に使いたいアイテムが。それは『グリームオンフィットシャドウ』のラインナップに復刻を果たした、ロージーなブラウンカラー『GF09 ランプシェード』。シアーながら深みを出してくれるため、自然な陰影感がかなう。涙袋というと白みピンク系に手を伸ばしそうになるけれど、くすみ色をセレクトして中顔面の印象が引き締まることを実感して。
常盤薬品工業 お客さま相談室(サナ)
excelmake.com
0120-081-937
「涙袋はここまでです」とさりげなく伝えてくれる影色ライナーは、見えるか見えないか、くらいの薄いカラーがポイント。赤み系と黄み系、どちらのカラーが肌馴染みしやすいかはスキントーンによるため、まずは試しやすい価格帯のものから取り入れて。
【キャンメイク】3wayスリムシェードライナー 01 ナチュラルブラウン
極細で小回りの利く筆で線が太くなりにくく、ウォータープルーフ仕様。同製品の『02 アッシュブラウン』に比べて赤みがあり、肌や涙袋の線に馴染みやすいカラー。本記事でご紹介しているセザンヌの『描くふたえアイライナー 20 影用グレージュ』よりはブラウンを感じる印象。
井田ラボラトリーズ
https://www.canmake.com/
0120-44-1184
【セザンヌ】描くふたえアイライナー 20 影用グレージュ
赤みを感じるカラーで、ナチュラルな線に仕上がる。お湯で落とせるのも嬉しいポイント。同製品の『10 影用ブラウン』はイエローの印象がしっかりあるので、黄みの方が肌馴染みしやすい方はそちらをトライしてみて。
セザンヌ化粧品
https://www.cezanne.co.jp/
0120-55-8515
「鼻下の溝・人中を短く見せるテクニックも中顔面短縮のポイント。ハイライトやシェーディングカラーを使うテクニックもあるけれど、まず取り入れるならオーバーリップを。唇に近いくすみカラーのリップライナーで上唇の輪郭をはみ出してなぞったら、リップカラーは好きな色を内側からのせて」(長井さん)
【SHISEIDO】リップライナーインクデュオ 02 ベージュ
繰り出すタイプのスリムなペンシルと、透明なプライマーのデュアルエンドなリップライナー。ペンシルは硬めで、ラインをしっかり取ることが可能。ベージュといえど、青みの少ないくすみローズのようなカラーで、素のリップカラーにしっかり馴染み、唇そのものが拡張したかのような仕上がりに。プライマー付きなので、これ一本で保湿からリップメイクまで完了させることもできる。
SHISEIDO
https://brand.shiseido.co.jp/
【ディオール】ルージュ ディオール コントゥール 200 ヌードタッチ
シャープナーで削るタイプで、後ろにリップブラシ付き。色鉛筆のように細さながら、クレヨンを思わせるやわらかなスルスル感。なめらかなタッチでリップラインを優しく縁取る。サテン・マットの2種類に分かれており、今回セレクトしたマットの『200 ヌードタッチ』は、ほんのり血色感をプラスしてくれるようなヌーディリップに近いカラー。ドリンクを飲んでもあまりグラスに色移りせず、色落ちしにくい印象。
パルファン・クリスチャン・ディオール
www.dior.com
03-3239-0618
【rms】ゴーヌード リップペンシル デイタイムヌード
こちらもシャープナーで削って使うタイプかつ、後ろに斜めカットのリップブラシ付き。スムースな描き心地で、ペンシル先が太くなりにくいのもナイス。ゴーヌード リップペンシルの中では最もヌーディなカラーで、どんなカラーのリップにもすんなりと馴染みそう。付属のシャープナーには、削りかすが落ちないようにカバーが付いており、出先でも安心して使うことができる。
アルファネット
http://www.rmsbeauty.jp
03-5458-5235
【デイジーク】ムードブラーリップペンシル 01 サンドベージュ
本記事で取り上げたリップアイテムの中で最も太めで、繰り出しながら使うクレヨンタイプ。パステルトーンが勢揃いする中でも、コーラルを感じるヌードカラーの『01 サンドベージュ』が特に素のリップカラーと馴染む印象。唇のラインに重ねながら少しずつ描いていくと、オーバーになりすぎず調整しやすい。
デイジーク
https://dasique.net
ヘア&メイクアップアーティストとして様々なメディアで活躍中。わかりやすく取り入れやすいメイクテクニックに定評があり、幅広く支持されている。書籍も多数出版しており、自身のYoutubeチャンネル「おしゃべりメイクBOX」も注目が集まっている。