フレッシュにまといたい【初夏のおすすめフレグランス7選】

ウッド、シトラス、フローラルなど。夏の日差しによく似合う魅惑的なフレグランスを紹介!

SPUR.JPでは多くのブランドやアイテムの中から、皆さんにおすすめしたいとっておきの情報をご紹介してきました。このページではこれまでに公開した記事の中から、ひとつのテーマにフォーカス。


今回取り上げるのは
テーマ:夏のフレグランス
です。

【oddity.】香港発の気鋭ブランドから、ウッド系の爽やかな香りをチェック

oddity. Dead Air
「Dead Air」(50ml)$220/oddity.

エディターKAGOHARAが愛用するのは、台湾の雑貨店「地衣荒物(EARTHING WAY)」で出合ったというoddity.のフレグランス。香港のデザインスタジオが率いるフレグランスブランドで、希少価値の高い芳香原料を使用した上質な香りが魅力。

私は店頭で試して、「Dead Air」という香りをセレクトしました。退廃的な影、不気味なファンタジー、などがキーワードで、一見重たい香りのようにも取れるのですが、意外にもウッド系の爽やかな香りなんです!
フルーティさのあるダバナやバイオレットリーフからナルシスのミドルノートへ。ベースにはデーツの甘さやオークウッドのスモーキーさがあるので、全体を通して大人っぽい香りです。(エディターKAGOHARA)

【ノンフィクション】初夏の日差しを想起させる、軽やかなフレグランス

ノンフィクション シンプルガーデン
「シンプルガーデン」(30ml)¥8,140/ノンフィクション

エディターMICHISHITAが夏にぴったりなフレグランスとして紹介するのは、韓国フレグランスブームを牽引するブランド、ノンフィクションの「シンプルガーデン」。

きらめく太陽のようにフレッシュなシトラスにはじまり、ジューシーなライムが涼しげな風を吹かせます。そこにシダーウッドが落ち着きを醸す、ウッディノート。まさに、初夏の陽気にぴったりの爽やかさ! 少しハーバリックな趣もあり、まるでジブリ映画の『魔女の宅急便』(1989)に出てくる、キキのお母さんの秘密の部屋のような庭が頭に浮かびました。

香り立ちも軽やかなので、シーンを問わず使えるところも嬉しい。ギラギラ照りつくような真夏日も、じめっとする梅雨の日も、どんな天気にも合う。そして、心を安らげてくれる、心地よい爽快感。
気分によって毎日香水を変えてしまう私なのですが、この香りはどんなムードにも寄り添ってくれます。(エディターMICHISHITA)

【カルティエ】ホワイトライラックをイメージした、晴れやかな香りが登場

カルティエ レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール リラ オードトワレ
「レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール リラ オードトワレ」(75ml)¥39,435/カルティエ Studio KH © Cartier

香水を生きた自然のハイジュエリーと捉え、宝石のように抗いがたい魅力を放つカルティエのフレグランス「レ ゼピュール ドゥ パルファン」。ミュゲ、キンカン、マニョリア、ローズと、花々の刹那的な美しさを香りで表現したコレクションに、新たな香り「ピュール リラ」が加わった。
 
リラとは、4月ごろに花を咲かせるライラックのこと。メゾンの調香師を務めるマチルド・ローランは、彼女にとって早春の明るく晴れた日を象徴する花であるライラック、中でもほのかなピンク色を帯びたホワイトライラックを主役に香りをクリエイト。強烈な個性はなく、かといってほのかでもない香りをもつライラックのチャームを余すことなく引き出し、フレッシュで軽やかなフレグランスを完成させた。

【アナ スイ】みんなが大好きなサンデーを香水で表現!

アナ スイ サンデー プリティ ピンク オーデトワレ
「サンデー プリティ ピンク オーデトワレ」(50ml)¥7,590/アナ スイ

アナ スイから新登場した「サンデー コレクション」は、デザイナーのアナ・スイが「ファッションの次に楽しい」と話すアイスクリームにインスパイア。ひんやり甘いサンデーを味わう時の高揚感を、プレイフルなルックスと香りで表現している。

柑橘系のソルベを使ったさわやかなシトラスサンデーをイメージした「プリティ ピンク オーデトワレ」は、フレッシュなフルーツの香りと、プラムブロッサムやブルーシクラメンのさり気ないフローラルのハーモニーが、愛らしいムードで包み込む。

【メゾン フランシス クルジャン】うだるような暑い日は、清々しいシトラスミントの香りをひと吹き

セルヴォーク リブート ボディミスト N
「アクア セレスティア フォルテ オードパルファム」(70ml)¥36,300/ブルーベル・ジャパン(メゾン フランシス クルジャン)

クールな洗い上がりの、ライムミント香るボディジェルで汗を流すような爽快感。その清々しさは、新鮮なライムをキュッと絞ったモヒートで乾いた喉を潤すようなスッキリ感にも近しい。そんなシトラスミントを基調としながら、汗がひく頃には徐々にジャスミンやミモザが優しく香るスイートネスが加わり、フレッシュすぎない落ち着いたフィニッシュに。真夏の昼下がり、海辺で楽しむピクニックなどにマッチしそう。

【ミラー ハリス】潮風に乗って運ばれるイチジクの香りをイメージ

ミラー ハリス イドラ フィグ オーデパルファム
「イドラ フィグ オーデパルファム」(100ml)¥26,950/インターモード川辺 フレグランス本部(ミラー ハリス)

ここ数年、フレグランス界でベストセラーとなっているのが、イチジクの香り。中でもミラー ハリスのイチジクの香りは、甘さと爽やかさのコンビネーションが絶妙。

舞台はギリシャのイドラ島。エーゲ海の潮風に乗って運ばれる、イチジクの香り。フィグの甘い果実に、シーソルトやウッディノートを加えて。

【ロエベ】イビサの地へと誘う、情熱あふれるアンバーの香り

ロエベ オードゥ パルファン ロエベ パウラズ イビサ コズミック
「オードゥ パルファン ロエベ パウラズ イビサ コズミック 」(50ml)¥14,960/ロエベ ジャパン

初夏にあえて、心地よい重厚さやセクシーさを放つ深みのあるアンバーに挑戦してみるのも有り、と語るのはエディターIGARASHI。そんなIGARASHIがおすすめするのは、ロエベとイビサ島の伝説のショップ「パウラズ」がコラボレーションしたカプセルコレクションより登場した、リッチな香りのフレグランス。

イビサ島の伝説のショップ「パウラズ」とコラボレーションしたロエベのカプセルコレクションはノマディックかつサイケで自由な柄でも人気ですが、この「パウラズ イビサシリーズ」からフレグランスが登場です。私もドレスをもっているのですが、1枚でインパクト炸裂。夏の「おでかけ」の必需品となってます。パウラズだったらきっとこんな存在感、という期待を裏切らないアンバーフルーティなフレグランスが誕生しました。

パウラズらしく、宇宙的なスピリチュアルな覚醒が着想源。ゆえに非常に明るく、楽観的な香り立ちです。地中海の陽光を思わせるアンバーを主役に、洋ナシやマンゴーなどの甘酸っぱいフルーティなノートと、大自然の力を彷彿とさせるサイプレスが響きあいます。同時に、グルマンなココナツやバニラが官能的な甘さを添え、これから始まる夜のドラマへの期待をゴージャスに盛り上げる。そして、バニラ。食欲をそそるようなバニラが、長い余韻を残しつつ、良い仕事をするんですよ。ボトルのオレンジの陰影も、サンセットの情景を物語ります。

イビサの情熱あふれるアンバー、私だったらその濃厚さとのバランスを計算して、やっぱりヘアはショートにしてみたい!