空気が冷たくなり始める秋は、衣替えとともに、フレグランスもシフトチェンジしたくなる時期。秋のムードを満喫する香水の一つに、ウッディ系はいかが？ ひと口に“ウッディ系”といえど、その香りが持つイメージはさまざま。スパイシー系から、甘さを感じる香りまで。8つのフレグランスを、それぞれのイメージと共にディスカバー。
空気が冷たくなり始める秋は、衣替えとともに、フレグランスもシフトチェンジしたくなる時期。秋のムードを満喫する香水の一つに、ウッディ系はいかが？ ひと口に“ウッディ系”といえど、その香りが持つイメージはさまざま。スパイシー系から、甘さを感じる香りまで。8つのフレグランスを、それぞれのイメージと共にディスカバー。
●イメージ：スパイシーさと清潔感の両立
【ジョー マローン ロンドン】ヒノキ ＆ シダーウッド コロン インテンス
日本発祥の森林浴にインスピレーションを得た本作は、シダーウッドのスパイシーな第一印象から始まる。ウッディ系と聞いて想像する重厚感ではなく、キリッと背筋の伸びそうな、都会的で清潔感のあるタイプ。ラストノートも凛としていて、ビジネスシーンにも使いやすい。
【香調】
トップノート：アロマティック クリーン アコード
ハートノート：ヒノキ
ベースノート：シダーウッド
ジョー マローン ロンドン お客様相談室
https://www.jomalone.jp
0500-003-770
【ドルセー】恋人同士 M.D.
パロサントの木片から立ち上る煙を思わせる香り。自然と呼吸が深くなる人も多いはず。その中にピリリとアクセントを添えるのはブラックペッパー。時間がゆったり流れるような穏やかな香調は、内から滲み出る知的な色気も感じさせる。大切な人と過ごす、インティメイトな時間に寄り添ってくれそう。
【香調】
ウッディ スパイシー パロサント
ドルセー青山本店
https://dorsay.jp/
03-6804-6017
●イメージ：肌のような温もり
【ミラーハリス】ポー サンタル
木々の青々とした香りから、次第にピンクペッパーやサフランのスパイスが見え隠れ。肌に馴染む頃、その印象はクリーミーで温かみのあるウッディ調に変化。アンバーやほのかなバニラ香のまろやかな甘さが重なりつつ、控えめに利いたペッパーが自身の肌をセンシュアルに演出する。
【香りの成分・原料】
ウッディ スパイス
インターモード川辺
http://millerharris.jp/
0120-000-599
【ロエベ パルファム】オードゥ トワレ “ロエベ 001 マン”
フレッシュなファーストノートから、摘みたてのラベンダーが目に浮かぶ。それも束の間、ムスクの艶のある温かみとサンダルウッドによって、徐々に深みのある印象に変化。追いかけるように鼻腔を掠めるのは、カルダモンを思わせるスパイス。香りの変化を楽しみながら、アロマ香るスパでリラックスしているような気持ちに。
【香調】
ウッディアロマティック
ロエベ パルファム
www.perfumesloewe.com
03-3234-1224
●イメージ：神秘的なお香
【メゾン マルジェラ フレグランス】レプリカ オードパルファン ソウル オブ ザ フォレスト
積まれた薪やお香のような深みのある香りは、鬱蒼と木々が茂り苔が生す、深い森を想起させる。そんな森林で深呼吸をして自然のパワーを取り込むような、神秘的な気持ちに導くフレグランス。多忙な日々もこの香りの中で瞳を閉じたなら、心は木々が生い茂る森までワープできるはず。
【香調】
ウッディーアロマティック
メゾン マルジェラ フレグランス
http://zozo.jp/shop/maisonmargielafragrances/
03-6911-8413
●イメージ：暖炉の傍らで味わうアイスクリーム
【ディプティック】オード パルファン ボワ コルセ
暖炉の前で、ゆらめく炎をぼんやりと眺めながらアイスクリームを満喫。そんな穏やかなひとときを彷彿とさせるのは、ミルキーなサンダルウッドやトンカビーンズの芳醇かつ落ち着いた甘さと、ブラックコーヒーのフルボディノート。香りの着想源である樹皮のように、自分をいたわり包み込むご自愛タイムにまといたい。
【香調】
アンバーウッディ
ディプティック ジャパン
diptyqueparis.com
03-6450-5735
●イメージ：ノスタルジックな香ばしい落ち葉
【フエギア1833】カラバナ
インセンスが織り成す静けさ。その中に感じる、冬の樹液を思わせる糖度。夕暮れに落ち葉を踏みしめ、歩みを進めながらノスタルジーを感じたあの日を思い出す。時間の経過とともに、凝縮されていたアロマがほどけるように、ブラックティーの渋みとベルガモットが顔を出す。郷愁に浸りたいとき、香りに包まれながら思いを馳せて。
【香りの成分・原料】
トニックノート：インセンス
ドミナントノート：ブラックティー
サブドミナントノート：ベルガモット
FUEGUIA 1833
https://fueguia.jp
03-3402-1833
●イメージ：捻りのあるフローラル
【エルメス】エルメッセンス オードトワレ シダーサンバック
軽やかなシダーから始まり、次第にジャスミンの透明感のある華やかさが柔らかく香る。フローラル系フレグランスが気分だけれど、可憐な雰囲気だけではなく、ひと捻り欲しい。そんなシーンには、ウッディニュアンスが演出する奥行き感がエキゾチックなムードにまとめ上げる、本作がマッチするはず。
エルメスジャポン
www.hermes.com
03-3569-3300
