「シャネル（CHANEL）」が、フレグランス「チャンス」から5つ目の香り「チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム」を4月15日に発売した。この広告キャンペーンのアンバサダーを務める、ベルギー出身のシンガーソングライター・アンジェル（Angèle）が来日。飾らない魅力にあふれる彼女に、“チャンス”をどう捉えているかインタビューした。
「シャネル（CHANEL）」が、フレグランス「チャンス」から5つ目の香り「チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム」を4月15日に発売した。この広告キャンペーンのアンバサダーを務める、ベルギー出身のシンガーソングライター・アンジェル（Angèle）が来日。飾らない魅力にあふれる彼女に、“チャンス”をどう捉えているかインタビューした。
キャンペーン ビジュアルでは思い入れのあるシャネルの衣装を身にまとって
アンジェルは2017年のデビュー後、ファーストアルバム「Brol」がヒット。2020年にはデュア・リパとのコラボ曲「Fever」で注目を浴び、2024年はパリオリンピック閉会式での歌唱も話題を集めた。2020年にシャネルのビューティ＆ファッション アンバサダーとなり、2020年春夏 アイウェア キャンペーンや、2021年 アイ メークアップ キャンペーンなど、多くの広告キャンペーンの顔として登場してきた。
今回のキャンペーン ビジュアルではアンジェルが、「チャンス オー スプランディド オードゥ パルファム」とおそろいのヴァイオレットカラーのニットをまとい、レトロにカールさせたポニーテールヘアで躍動。軽やかなポージングが印象的なビジュアルについて、アンジェルは「“遊び心”を感じる部分が気に入っています。このキャンペーンの中で私も夢を持つ機会やいろいろなことに挑戦するチャンスをもらったし、遊び心を持つことはとても重要だと思うんです」と語る。
ボトムスの黒いミニスカートは、カール ラガーフェルドによるコレクションで、アンジェルがライブ衣装として2年間着用していた私物。アンジェルは「美しくてとても気に入っている衣装なので、キャンペーンの一部になったことがすごく嬉しかったわ」と微笑み、さらに「私は1995年12月3日生まれなんですが、その日付がスカートに刺しゅうされているんです。ちょうど私の産まれた日とぴったりというところにも、ご縁を感じています」と、運命的な巡り合わせを喜んだ。
シャネルの魅力は「背景に必ず手作業があり、職人技で精巧に作られていること」
シャネル専属調香師のオリヴィエ ポルジュが手がけ、みずみずしく弾けるようなフレッシュネスと、少し神秘性を帯びたフルーティ フローラル ノートで魅了する「チャンス オー スプランディド」。アンジェルは初めて試した際の感覚を「まず、みずみずしさに驚きました。とてもフレッシュで、突然春が訪れたような気持ちになりましたね」と振り返る。
また、ブランドとしてのシャネルの魅力については「ファッションもビューティも、すべての商品の背景に必ず手作業があって、職人技で精巧に作られていることがいちばんの魅力。オー スプランディドの調香師であるオリヴィエ ポルジュさんもそうですが、関わってくださっているアーティストがいるからこそ素晴らしいものが完成する。それはとてもプレシャスなことだと思います」と誠実に言葉を紡ぐ。
SNSに動画を初めてアップロードしたとき。それが人生最大のチャンスだった
2017年にデビューして以降めざましい活躍を続けている彼女へ、これまでのキャリアの中で最大の“チャンス”だったと思う出来事を尋ねると――？
「今までいろんなチャンスはあったのだけれど……最も印象に残っていることは、やはり初めて動画をSNSに上げたときのこと。カバー曲を歌ったほんの短い動画だったけど、私にとっては新鮮で、ワクワクするような体験でした」と、自身の原点を振り返る。
そしてアンジェルは愛情たっぷりにスタッフが座る方向を見つめ、「あちらに座っている、私の友人であり元ベビーシッターだった彼女が、面白いからやってみたらと背中を押してくれたんです。もう10年もマネージャーをやってくれていて、他のマネージャーも加わって、家族みたいに過ごせることが一番楽しい。みんなよく働き、信頼関係もお互いに築いています。素晴らしいチームなんです」と笑顔を見せた。
自分のハートに従って生きること。自分の直感を信じること
今回の来日は2度目というアンジェルに好きな日本食を尋ねると、「1つに絞るのはなかなか難しいけど……」と悩みつつ、“お餅”という通なセレクト。また、「16年前に初めて日本に来たとき、家族と一緒に見た富士山が印象に残っています。とても力強くて、大自然に囲まれた美しい山だと感じました。また富士山の近くを訪れたいですね。そして温泉も大好き！ ヨーロッパにもあったらいいのに、と思います」と話してくれた。
社会活動にも精力的に取り組み、2019年リリースの「Balance ton Quoi」では性差別への問題意識を歌ったアンジェル。最後に、若い世代にエールを送った。
「挑戦し続けること、そして心で考えること。私は音楽を通して、直感が大切だということを伝えたいと考えています。もちろん、何をどのように発言するかは自分でコントロールする必要もあると思いますが、スピードを求められる現代では、自然にゆだねることも大切。SNSなどで世界とつながっていると思いながら、周囲との関係性は築けていないようなこともある現代だからこそ、自分が心から思うことを話し、そして直感を信じて行動してほしいと思います」
