スキンケアとメイクアップ、ふたつの力が交差するとき、新たな美の時代が幕を開ける。先進のトレンド、そして人類を解放する美しさの新定義とは? 美容のエキスパートたちが見た未来に刮目せよ!

2026年、まず買うべき【スキンケア&メイクアップ】は? 美容のエキスパートが注目トレンドを語る

スキンケアとメイクアップ、ふたつの力が交差するとき、新たな美の時代が幕を開ける。先進のトレンド、そして人類を解放する美しさの新定義とは? 美容のエキスパートたちが見た未来に刮目せよ!

スキンケア編 2026年、スキンケアは個人革命の時代へ

小田ユイコプロフィール画像
美容ジャーナリスト小田ユイコ

女性誌編集者を経て独立し、35年以上のキャリアをもつ。

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芸人大津廣貢

お笑いコンビ「きつね」のツッコミ担当。美容好き芸人としても注目を集める。

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皮膚科医友利新

都内のクリニックに勤務する傍ら、美容と健康をわかりやすく発信。

小田ユイコ、大津廣貢、友利新

美容医療のホームケア化

小田 スキンケアの進化が目覚ましい今、2026年も画期的なアイテムがたくさん発売されますね。気になるトピック、何かありますか?

友利 私は美容医療発想の美容液に注目しています。美容皮膚科では今、カスタマイズ治療というのが主流になってきていて、これはたとえばピーリングと水光注射などその人の肌に適した施術を組み合わせるものなのですが、スキンケアコスメでも美容液ひとつで、多角的なアプローチがかなえられる時代になりつつあるなと。

大津 クリニックに行かずしてハイレベルなケアが期待できるって、コスパ的にも素晴らしい。韓国に施術に行く頻度も減らせそうだし、どこでもドアみたいなコスメかぁ。

小田 まさに(笑)。美容医療もメリットはたくさんありますが、痛いものは痛い。私は最近、たるみやシワに働きかけるソフウェーブという施術を受けたのですが、正直麻酔をしても結構痛いし、お値段も高額。もちろん効果は素晴らしいですが。

友利 そうですね。スキンケアは美容医療に追いつけるわけではないけれど、両者がより近づいてきて、補完し合う関係にあるのかも。今まではまったく別世界にいたけれど、今後はもっといい友好関係を結んでいく気がします。

過酷環境ケア日焼け止めは一人最低3本使い

小田 今後も動向を追っていきたいですね。では、どんどん次の話題に移っていきましょう。私はこれから先、エイジングケアは過酷環境に対するケアと同義になっていくのでは、と思っています。強い紫外線や急激な温度変化、過乾燥などこれからますますハードになりそうで。

大津 それは日焼け止めがますますパワーアップしていくっていうことにもつながりますね。スキンケア効果の高い日焼け止めだけでもおぉ〜って思ってましたけど、さらに!

友利 新作の日焼け止めから目が離せませんよね。砂漠並みの環境からも肌を守ってくれるものや、UVA・UVBだけでなく肝斑に影響を与える可視光線もカットするもの、湿度変化に応じて肌上の水分バランスを一定に保ってくれるものなどが出てきて、その日のシチュエーションや肌状態でますます使い分けられるようになっています。

大津 日焼け止めは自分に合うパーソナルなものを複数本、シーンに合わせて使い分けるのが当たり前になるんですね。しかも2026年の新作は、どれも白浮きしなくて使用感もいい。これならインドでのロケ撮影でも頼れそうです(笑)。すごい時代や〜。

友利 皮膚科医としてもうれしい限りです。これでもう日焼け止めが苦手だから塗らない、という人がいなくなるんじゃないかなって。

小田ユイコ、大津廣貢、友利新が2026年の美容界を語る

細胞の進路指導

小田 ところでこれは少し個人的な話になってしまうかもしれないのですが、私はGABOB(ギャボブ)という成分が、敏感肌の救世主になるのではと気になっています。肌のバリア機能を整えるだけでなく、外部刺激からも肌を守る働きが有効成分として認められていて。

友利 それは期待大ですね。

小田 私も敏感肌で、幼い頃から肌が弱く、子どもの頃はなんでこんな肌に生まれてきたんだろうって思っていたんですよ。

大津 えっ、まったくそんなふうに見えないですけどね!

小田 大人になり、弱い肌とも上手につき合っていきたいと発想を変え、真面目にスキンケアと向き合ってきたら立て直せたんですよね。

大津 それ、なんかわかります! 僕も20代は肌トラブルがいっぱいありましたが、スキンケアや食生活の改善でかなりよくなり、肌は強くなれるんやと実感しています。

友利 ちなみに食生活はどんなふうに気をつけてらっしゃいますか?

大津 甘いものや揚げものはほとんど食べないですし、炭水化物よりもタンパク質ファーストでお酒も基本的に飲まないです。代わりに豆乳飲みますね(笑)。

友利 すごい……! それは肌がきれいになりますね。

小田ユイコ、大津廣貢、友利新が最新美容を語る

処方が天下を取る新世紀プログレスケア

小田 まさにプログレスケアを地でいく感じですね。

大津 なんですか、それは?

小田 今はもう、肌トラブルに対して「対処する」発想は古いと思うんです。予防を超え、肌を前進させるケアで人生100年時代を美肌で生き抜くという考え方なのかなと。細胞の生まれ変わりのサイクルを整えたり、悪影響を与える老化細胞にアプローチしたりするスキンケアなどがまさにそう。対症療法ではなく、肌がもっている力を上げていくってことですね。

大津 それはつまり、化粧品が学校の先生みたいに細胞の進路指導をするってことですか。

小田 そうです、それによって抗うアンチエイジングではなく、プログレス(前進)していく。

大津 うわ、夢がある〜。

友利 同時に化粧品を浸透させる技術もますますパワーアップしてきていますよね。いくらいい成分でも、それをきちんと届けることができないと意味がないので。

小田 大手メーカーも熾烈な技術合戦を繰り広げています。有効成分をカプセル化したり、高濃度成分に何かを組み合わせることでよりすみずみまで浸透させたり。このところ成分ブームが続いていましたが、やっぱりそれだけで肌は変わらない。これが入っているからと成分だけに飛びつかず、処方の妙にも着目すると、よりスキンケア選びが楽しくなる気がします。

大津 奥が深い。そういえばさっき雑談していた際に黄ぐすみの話もされていましたが、これについてはどうなんですか?

友利 黄ぐすみの原因のひとつに余分な糖がタンパク質と結びついてできる糖化がありますが、糖化対策のコスメの進化も見逃せません。

小田 糖化はブライトニングよりメラニンケアの効果実感が難しいといわれていますよね。でも、糖化したタンパク質を含む古い角層を洗い流してくれるアイテムが登場するなど、こちらも要チェックです。

大津 もしかしたら2026年は、右肩上がりの肌の高度成長期がくるんじゃないですかね。自分の肌に合うコスメをよりパーソナライズして選ぶことができて、肌そのものを育てながら強くしていけるって最高じゃないですか。おまけに化粧品の処方テクノロジーの進化もすさまじくて。

小田 楽しみでしかないですよね。

大津 僕、美容って日常生活を圧倒的に豊かにしてくれる財産みたいなものだと思うんですよ。肌がきれいだと自分自身も心地がいいし、スキンケアで得られる清潔感の価値はどんどん上がっているなと感じます。僕みたいに男性にもその意識は広がってきていますしね。

友利 その言葉にすごく刺激をいただきました。ではさっそく、2026年発売の革新的な新作をひとつひとつ、チェックしていきましょう!

2026年、まず買うべきスキンケア

美容医療発想

ウォーターバンク アクアフェイシャル(30㎖)¥3,630/ラネージュ シュープリーム プラス ST セラム(50㎖)¥22,990/エスティ ローダー

1 「韓国の2大美容施術ともいわれているピーリングと、水光注射に着想を得た美容液。毎日使える低刺激処方も魅力です」(友利)。
ウォーターバンク アクアフェイシャル(30㎖)¥3,630〈2026年2月1日発売〉/ラネージュ

2 「美しいハリをかなえるために、美容医療でもレーザーでさまざまなコラーゲンに働きかけるのが特徴。この美容液は5種ものコラーゲンにアプローチしてくれるところが本格的で期待大です」(友利)。
シュープリーム プラス ST セラム(50㎖)¥22,990〈2026年1月16日発売〉/エスティ ローダー

パーソナライズUV

アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NB ¥2,508 UVイデア XL プロテクショントーンアップ ティント¥4,070 ラ ロッシュ ポゼ

1 「白浮きしないジェルテクスチャーで、手に塗るのにも邪魔しないですね」(大津)。ベタつきを逃し、乾燥を感じると水分を取り込む機能を搭載。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル NB SPF50+・PA++++(90g)¥2,508(編集部調べ)〈2026年2月21日発売〉/資生堂

2 「肝斑に影響を及ぼす、可視光線までカットできる」(友利)。瞬時にナチュラルなトーンアップ効果をもたらし、美容液成分を50%以上も配合。
UVイデア XL プロテクショントーンアップ ティント SPF50+・PA++++(30㎖)¥4,070〈2026年2月19日発売〉/ラ ロッシュ ポゼ

過酷環境ケア

UVプロテクション クリーム[医薬部外品]SPF50+・PA ++++(30g)¥6,930・(左)UVプロテクション ~ルク[医薬部外品]SPF 50+・PA++++(30㎖)¥6,930/エスト

「"砂漠の乾きに挑む"、というコンセプトの日焼け止め。紫外線によって乾燥すると、肌が収縮する現象にまで注目したアイテム」(小田)。ミクロレベルで鉄壁ガードをしながら汗にも強い設計。焼けるように強い紫外線のもとでも潤いで満たし続ける。ミルクとクリームは好みのテクスチャーで選ぶのがおすすめ。
(右)UVプロテクション クリーム[医薬部外品]SPF50+・PA++++(30g)¥6,930・(左)UVプロテクション ~ルク[医薬部外品]SPF50+・PA++++(30㎖)¥6,930〈ともに2026年2月6日発売〉/エスト

GABOB

キュレル 潤浸保湿 角層深部バリア美容液[医薬部外品](30㎖)¥4,950(編集部調べ)〈2026年3月7日発売〉/花王

「手ごたえを感じられる敏感肌アイテム。バリア機能を整えて外部刺激から守る有効成分GABOBだけでなく、セラミド機能成分も微細カプセルで配合。とりあえず優しい使用感だったらいい、みたいな時代はとっくに終焉を迎えていると感じます。これからは"攻め"の敏感肌ケアの時代」(小田)。ウォーターベースで荒れがちな肌にもスッと浸透。
キュレル 潤浸保湿 角層深部バリア美容液[医薬部外品](30㎖)¥4,950(編集部調べ)〈2026年3月7日発売〉/花王

浸透技術美容

ホワイトショット クリアスキンローション[医薬部外品](150㎖)¥9,350/ポーラ オバジC25セラム NEO(12㎖)¥11,000/ロート製薬

1 「美白有効成分のPCE-DPをカプセル化して、細胞に長時間とどまるように。まさに処方の妙」(小田)。細胞間脂質の脂肪酸にも着目し、メラニン排出を促しながらバリア機能も強化する。
ホワイトショット クリアスキンローション[医薬部外品](150㎖)¥9,350〈2026年2月1日発売〉/ポーラ

2 「ビタミンCブームを牽引してきたオバジのバージョンアップは間違いなく一大トピック。浸透性を向上させ細胞内VC濃度も高め、一段階上のステージへ」(小田)。
オバジC25セラム NEO(12㎖)¥11,000〈2026年2月10日発売〉/ロート製薬

プログレスケア

カネボウ ジェネレイティング エッセンシャルズ(168㎖)¥13,200 アルティミューンTM パワライジング オイル(75㎖)¥11,000 SHISEIDO

1  「少しつけただけでもしっかりとした潤い感あり、肌が守られているような感じがします」(大津)。胎脂に着想を得た成分を配合し、細胞の生まれ変わりの健やかなサイクルを育む。
カネボウ ジェネレイティング エッセンシャルズ(168㎖)¥13,200〈2026年1月16日発売〉/カネボウインターナショナルDiv.

2 「老化細胞を除去することで話題のアルティミューンにオイルが登場」(小田)。さらりとした使用感で顔、体、髪とマルチに使える。
アルティミューンTM パワライジング オイル(75㎖)¥11,000〈2026年3月1日限定発売〉/SHISEIDO

脱・黄ぐすみ第3世代

B.A クレンジングクリーム¥12,100・ウォッシュ¥12,100/ポーラ ザ ブラック ブライトセラムⅡ[医薬部外品](30g)¥12,100

1 「デスモソームという糖化したタンパク質をゆるめて洗い流してくれるクレンジングと洗顔料」(小田)。黄ぐすみだけでなく、糖化がもたらすゴワつき対策にも。
B.A(左)クレンジングクリーム(130g)¥12,100・(右)ウォッシュ(100g)¥12,100〈ともに2026年3月1日発売〉/ポーラ

2 「屋久島産くちなしエキスが黄ぐすみに働きかけるほか、国産茶エキスや黒米発酵液が潤いで満たして肌の反射光をアップさせ、透明感を高めてくれる」(小田)。同時にメラニン代謝も促し、エイジングくすみにしっかりと働きかける。
ザ ブラック ブライトセラムⅡ[医薬部外品](30g)¥12,100〈2026年2月18日発売〉/シロクオンラインショップ お客様サポートセンター

ソフウェーブ

「美容医療の施術では、2026年はソフウェーブというたるみ・シワ治療器の本格トレンドがくるのでは、という気がしています。真皮の中層に熱を加えることでコラーゲンやエラスチンの産生を促します」(友利)。「2025年4月に厚生労働省から美容目的の超音波照射器として日本で初承認を得て以来、話題になっている施術。私もすでにやってみており、痛みは強いですがダウンタイムはなし。肌が変わってきた実感があるので2回目もありかも、という気持ちです」(小田)

メイク編 "自分の素材ファースト"な顔が主流になる

森山和子プロフィール画像
ビューティエディター森山和子

メイクアップ企画を多く手がけ、国内外の製品に精通。

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スタイリスト早川すみれ

モダンなスタイリングが評判。ファッションウィークにも訪れる。

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ヘア&メイクアップアーティストRie Shiraishi

モード誌などで活躍し、俳優からの指名も多数。

2026年のメイクを話すRie Shiraishi、早川すみれ、森山和子

ピンクメイクアップの新章

森山 メイクアップのトレンドを語るうえで欠かせないのがコレクションですが、2066SSはどんな流れがきていますか?

早川 全体的なトレンドとしては、ベーシックカラーを基調としたブランドもたくさんありましたが、シャネルやバレンシアガ、ロエベなど久々にいろんなブランドから彩度の高いものが出ているなと感じました。メイクアップでいうと、モデルの人種やその人のキャラクターにあったメイクをしているブランドが多かったように思います。モデルの個性を生かしていて、みんなが同じメイクをしているというのはあまりなく、それも今季らしさのひとつではないでしょうか。特に2026年のキーカラーとなるのが、青みピンク。

Rie クロエなど、80年代のショッキングピンクがモダンにアップデートされたような、彩度の高いピンクのチークやリップが印象的でしたよね。といいつつ、鮮やかな服を引き立たせるミニマルなメイクアップや骨格を生かす自然なシェードを入れたようなブランドもたくさんありました。コレクションからのメイク分析でいうと、彩度の高いワンポイントか、ヌーディトーンの大きく2軸でしょうか。洋服の傾向とも少し似ていますね。

森山 春の新色でいうと、ピンクトーンのアイテムは本当に多かったです。見た目はキャンディピンクだけれど、実際はほんのり透けるように色づくから使いやすい。チークにしてもリップにしてもバキッと色づかないからリアリティがある。プラダのルックみたいに、気配としてじわ〜っときかせるピンクのチークも気になりました。

早川 プラダはその人らしい肌のノイズをあえて残して、メイクアップが前に出すぎない感じも素敵でしたよね。ちなみに今季らしいキャンディピンクのチークを日常に落とし込むにはどうつけたらいいですか?

Rie たっぷりつけず、全体的に薄くなじませるだけで顔の印象を十分もち上げることができます。目の下あたりから頰にのばして、最後に鼻筋、鼻先、あご先にもちょこっとのせると統一感が出ると思います。

早川 さっそくやってみよう。そういえばここに、下地などのベースからカラーメイクアップまで春の新プロダクトがずらりと並んでいますが、肌作りのトレンドも知りたいです。

リアルに叶うバーチャルスキン

森山 肌はどんどんバーチャルがリアルになっている! ディオールのメイクが印象的でしたが、まさにフィルターでエフェクトをかけた肌が現実でかなうようなアイテムが出ています。肌にのせると液状パウダーがサラッと変化して毛穴をブラーにするなど、テクスチャーもユニークなものが話題になりそう。リアルなバーチャルスキンの派生で、偏光パール系のキラキラハイライトもトレンドだと思います。スマホの写真フィルターでかけるエフェクト風の仕上がりがひと塗りで実現するという。

早川 ドリス ヴァン ノッテンにあったみたいなハイライト使い、私も惹かれました。マルチユースのリキッドとかだと、頰や目もとなどどこにでも取り入れやすくていいですね。ちなみに下地もどれがいいのか気になります。

Rie 下地は透明感を出すブルー系がきていますよね。韓国のK-BEAUTYあたりの流れからファンデーションはピンクトーンのものが増えてきていますし、ボッテガ・ヴェネタのショーでも見られたけど、肌は黄みではなく全体的に青み傾向。ピンクの下地であっても肌にのばすと、ブルーのパールがうっすら入っていたりして。

Rie Shiraishi、早川すみれ、森山和子

肌のブルーマン化現象

早川 肌のブルーマン化現象! でも、のばすとすごく自然に透明感を引き上げてくれますね。ブルーの下地もピンクのパールを少し感じるので、顔色が悪くなることはなく計算されている。しかも薄づきです。

Rie 自分自身の肌を隠すというより、黄みやくすみをナチュラルにとばしてくれるという感覚です。

早川 肌ってカバーすればするほど、なんだかおしゃれじゃなくなりますしね。

顔のどこかに「もっと光を」

森山 消えてしまいそうなほど、肌を透けさせたい欲がますます加速してますよね。でもそれと個人的に拮抗しているのが、〝生きたい欲〟(笑)。ディープベリーカラーをワンポイントにしてライブリーに見せたいという意味なのですが、スポーツマックスのようにベーシックカラーの服にベリーカラーを差し色として入れるのも素敵だなと思いました。こんなふうに意外性のある遊びの色も、2026年の春ラインナップには多い気がしています。

Rie ディープベリーカラーは、青みの肌がトレンドというところともリンクしますよね。たとえばチークなら、肌に溶け込ませるようになじませて使うのがいいと思います。血色と同時に透明感も出せますし。

早川 なるほど。ちなみにアイシャドウだと、何をチェックしておくべきですか?

Rie どちらかというと今まではベージュやブラウンに代表されるようなコンサバっぽいムードが続いていたので、少しグレーがかったトープのような色が流行る予感。といってもダークなグレーに沈ませたいわけではなく、黄みを消して、いい感じの影を出すためのグレートーンです。カラーブロックのルックを多く展開していたロエベのメイクアップがまさにそんな目もとでした。

自分生かしのツヤ

森山 あと注目すべきは、自分の素材を生かして透けるように色づくツヤアイシャドウ。コレクションを見ていても、たとえばシャネルなど生っぽい質感で素肌らしさがありつつ、ちょっとだけまぶたにツヤを忍ばせる、みたいなルックが多いなと思って。リキッドやジェルの質感で塗りやすいけど、ピタッと密着する新しいプロダクトも登場しますし、そこにラメが入っていたりして「自分の肌生かしのニュアンス」がちょうどよく出せるんです。目もとを囲むように上下まぶたにつけても、めちゃくちゃ可愛い。

Rie 上まぶたにちょっと幅狭めにつけたりしても、絶妙な存在感が出せます。

早川 のせてみるとシアーで想像以上になじみますね。そもそもリキッドアイシャドウっていう存在を知らなかったのですが、モード感もあって素敵。

Rie 唇の色が透けるようなクリアなリップグロスもいいですよね。濃い色でも見た目ほどはつかないから、深い色でもヌーディ系でも。

2026年のメイクを話すRie Shiraishi、早川すみれ、森山和子

加速する"スキニマリズム"信仰

森山 この春は顔のどこかに、さりげなくみずみずしい光を宿す人が急増しそうです。

早川 その透けたツヤが生きるのって、きっとスキンケアでちゃんと肌を整えることが大事ですよね。ショーのバックステージにエステティシャンやフェイシャリストたちが入り、モデルのコンディションを整えることが主流になっているという話も聞きました。そういうスキニマリズム(スキンケアとミニマリズムを掛け合わせた造語)も2026年らしさなのかなと。

Rie 今後ますますそういった傾向は増えていくでしょうね。

早川 新しいディオールも、主張しないメイクアップでした。ネイルもあえてバフするだけにしていたみたいで、素爪のように見えるネイルカラーが塗られたそう。

森山  確かに。コレクションのメイクアップは、全体的にリアルな感じに落ち着いてきましたよね。キャンディピンクなどのカラーも気になったけれど、どれも取り入れやすい範囲内での使い方で、いい意味でインパクトが強すぎないメイクアップがメインストリームなのかも。結論、「自分の顔の素材を生かそう」ってことなんでしょうか。

早川・Rie まさに!

森山 では、自分生かしのためにわれわれが選び抜いた新作を次ページから見ていきましょう!

2026年、まず買うべきメイクアップ

キャンディピンク

バックステージ ロージー グロウ スティック ディオール ボーム エサンシエル キュート シャネル アフターグロー リップバーム NARS ルナソル カラーリングブリーズ 01

1 「見た目のネオンピンクほど肌から浮かず、艶やかな頰に仕上がるチーク」(Rie)。
バックステージ ロージー グロウ スティック 831 ¥7,040〈2026年1月1日限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール

2 チークとしてもハイライトとしても使えるモーヴ寄りのシアーピンク。
ボーム エサンシエル キュート¥7,370〈2026年1月9日限定発売〉/シャネル

3 バームがとろけるようにのびて透明感の高い膜で唇を包み込む。ココナッツオイルやマンゴー種子油が長時間唇の潤いもキープ。
アフターグロー リップバーム N 236 ¥4,180〈2026年1月16日発売〉/NARS JAPAN

4 「ふわっと透け感があるけれど、大人は薄くつけるのが正解」(森山)。粉っぽさを感じさせないなめらかなパウダーが、エアリーに頰を染める。
ルナソル カラーリングブリーズ 01 ¥4,840(ケース込み)〈2026年1月16日発売〉/カネボウ化粧品

バーチャルスキンパウダー&ハイライト

オールアワーズ ブラー クッション リセット セッティング パウダー レクティチュード マルチ リキッド EX03 ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー 100

1 「ひんやりとしたつけ心地で毛穴がサーッと消える感覚」(森山)。
オールアワーズ ブラー クッション¥10,890〈2026年3月13日限定発売〉/イヴ・サンローラン・ボーテ

2 2024年に即完売したプラダグリーンの限定パウダーが定番品に。テカリを抑えて毛穴をさらりとソフトフォーカス。
リセット セッティング パウダー¥14,300〈2026年1月1日発売〉/プラダ ビューティ

3 微細な偏光ブルーパールを配合して、濡れたようなツヤをオン。
レクティチュード マルチ リキッド EX03 ¥3,300〈2026年1月1日限定発売〉/セルヴォーク

4 アイシーなブルーにピンクの偏光パールがイン。発光するかのような肌に。
ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー 100 ¥5,940〈2026年1月1日限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール

透明感下地

カネボウ イルミネイティングプライマー プリズム・リーブル・ケア&カラー・セラム・プライマー グリーン アンリミテッド ブロック:ブースター アドバンスト ルミ ブルー

1 「自然なトーンアップ感で使いやすい」(早川)。ピンク下地にブルーパールを配合。
カネボウ イルミネイティングプライマー SPF22・PA++(30g)¥4,950〈2026年2月13日発売〉/カネボウインターナショナルDiv. 

2 「肌がクリーンな印象に」(Rie)。
プリズム・リーブル・ケア&カラー・セラム・プライマー グリーン(30㎖)¥7,700〈2026年2月1日発売〉/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]

3 澄んだ肌色に。
アンリミテッド ブロック:ブースター アドバンスト ルミ ブルー SPF50+・PA+++(30㎖)¥5,830〈2026年3月4日発売〉/シュウ ウエムラ

グレートーンアイシャドウ

ヴィセ ダブル ムード アイズ BE-7 コーセー ザ シングル アイシャドウ パール 104P ADDICTION

1 左上のやわらかなグレイッシュカラーで上品なまぶたに。美容液成分配合でしっとりと密着。
ヴィセ ダブル ムード アイズ BE-7 ¥1,540(編集部調べ)〈2026年2月16日限定発売〉/コーセー

2 微細パールをたっぷり含んだビタートープでまなざしに意志を感じさせて。「ブラウンからの派生でもあるので、自然な影感が宿ります」(Rie)。ムラなく薄膜でフィット。
ザ シングル アイシャドウ パール 104P ¥2,970(ケース込み)〈2026年1月9日限定発売〉/ADDICTION BEAUTY

艶リップ&アイシャドウ

モノルックアイズ MS-02 SUQQU PFCT・セラム・リップオイル 10 パルファム ジバンシイ シルキー リクイッド アイズ N 02 エレガンス ザ リップグロス 003 ADDICTION

1 「シームレスに密着してまぶたに溶け込む」(森山)。ジェル質感でゴールドをはじめとする多色パール入り。
モノルックアイズ MS-02 ¥4,290〈2026年1月23日発売〉/SUQQU

2 縦ジワを目立たなくしながら唇をちゅるんとプランプアップ。グレープシロップのような透明感。
PFCT・セラム・リップオイル 10 ¥5,280〈2026年1月2日限定発売〉/パルファム ジバンシイ[LVMHフレグランスブランズ]

3 「ライトブラウン系でまぶたがツヤッとしつつ、さりげなくグリーンのパールが入っているところも推せます」(森山)。
シルキー リクイッド アイズ N 02 ¥3,300〈2026年2月17日発売〉/エレガンス コスメティックス※実際の商品とは仕様が異なります。

4 厚膜オイルでむっちりとした唇に仕立てるヌードベージュ。
ザ リップグロス 003 ¥4,070〈2026年1月9日発売〉/ADDICTION BEAUTY

ディープベリーカラー

ブラッシュ N 962 NARS コンプレクション フェイス カラー 05 SUQQU ヴェルニ 387 シャネル

1  コクのある発色が、明るく透明感のあるスキントーンを引き立て、マット質感できめ細かな肌も演出。
ブラッシュ N 962 ¥5,390〈2026年1月16日限定発売〉/NARS JAPAN 

2 「みずみずしく色づくリキッドチーク」(森山)。オイルと水分をバランスよく配合し、そこに微細なパールをブレンドすることで生っぽい湿感血色を実現。棘苺という色名もユニーク。
コンプレクション フェイス カラー 05 ¥4,950〈2026年1月23日発売〉/SUQQU

3 シャネルのアイコニックなシェード、ルージュ ヌワールを新解釈したコレクションから登場。
ヴェルニ 387 ¥5,280〈2026年1月9日限定発売〉/シャネル