1 「同じ香調の二つを重ねる」
濃厚なオレンジの香り
ペリス モンテカルロ / アランチア ディ シチリア(右)
シチリア産の2種類のブラッドオレンジオイルをトップに。アーモンドやシナモンが濃厚に広がり、エキゾチックな趣を醸す。爽快感と甘さが溶け合う、大人のためのシトラスノート。
(100㎖)¥36,300
ジューシーなオレンジの香り
ラボラトリオ オルファティーボ / アランチア ロッサ(左)
弾けるように肉感的なブラッドオレンジを主役に。オレンジフラワー、パッションフルーツが重なり合うトロピカルなムードを、ホワイトムスクがやわらかにまとめ上げる。フレッシュで、ほのかに甘く優しい香り。
(100㎖)¥24,200/NOSE SHOP
「シトラスノート同士のレイヤリングは、ハズレの少ない王道の組み合わせ。ブラッドオレンジを共通のベースにしながら、異なる表情を持つ二つを重ねれば、香りに奥行きを出すことができます」(中森さん以下同)。
2 「ふわっとした甘さに、 ピリリとスパイスをきかせる」
スパイシーな香り
メゾン ジュス / ジンジャーリース(右)
軽やかなベルガモットで幕を開け、ジンジャーがガツンと香り立つ。パワフルなエネルギーと爽快感にあふれる、シトラスノート。
(50㎖)¥29,700
フローラルな香り
ジャルディーニ ディ トスカーナ / シャビー シック(左)
ピオニーとローズが奏でるフローラルのやわらかな調べ。ムスクが優しく包み込み、エレガントな気品に満たされる。
(100㎖)¥29,700/NOSE SHOP
ソフトとハード。異なる質感を持つ二つを重ねづけすれば、香りに緩急が生まれる。「『シャビー シック』が持つ、クリーミーなソフトさをベースに。そこに、ピリッとシャープな『ジンジャーリース』を掛け合わせる。フェミニンな中にハンサムな表情が生まれ、二面性のある香りを楽しめます」。
3 「ぬくもりと爽やかさ、 異なる温度の対比をつくる」
冷たいカクテルの香り
ÉDIT(h) / カクテルレーン(右)
スパークリングなカクテルアコードの中に、ビターなリキュールを一滴。ほろ苦い余韻を生み出す。
(50㎖)¥22,000/モリヤマ
温かい炎の香り
レゼルブ アン アフリク / フー サクレ(左)
2025年12月に本格的に上陸。マダガスカルのクローブやエチオピアのミルラを使い、聖なる炎を表現した。たき火のようなぬくもりに満ちたウッディノート。
(100㎖)¥29,700/NOSE SHOP
「真逆の香りを重ねれば、印象に"ギャップ"が生まれます。キューカンバーやグレープフルーツを用いた、みずみずしい『カクテルレーン』に、たき火をイメージした『フー サクレ』を。甘いようでいて、時に冷たい面影がのぞき、ミステリアスな表情に」。二つを体の正面、背面と別の位置にまとえば、振り向きざまに印象を変えることも。
4 「香りの拡散性が 異なる二つを重ねる」
広がりやすいフルーティな香り
エッセンシャル パルファン / ザ ムスク エキストレ(右)
蜂蜜とムスクがとろけ合う、センシュアルな一本。シナモンやジンジャーが甘く焦げたようなニュアンスを添え、インティメートに香り立つ。
(30㎖)¥27,500
残りやすいムスクの香り
ブレンダーグラフィ / ジャスミン マティーニ(左)
日本初上陸の、オランダ発ニッチフレグランスブランド。ベルモットとジンが織りなすマティーニ。レモンやグレープフルーツが軽快に弾ける。
(50㎖)¥28,600/NOSE SHOP
「香りが届く範囲を考えると、知的なまとい方になります。自分のそばでそっと香るようなムスクベースの香水に、周りに広がりやすいフルーティなフレグランスを合わせるのがおすすめ。爽やかさと甘さが、まろやかに調和します」。残りやすい香りは服の内側に、拡散しやすい香りは手首などに。
5 「主張する香りと調和する香りを合わせる」
主張する香り
イヴ・サンローラン・ボーテ / リブレ オーデパルファム(上)
マスキュリンなラベンダーが、フェミニンなオレンジブロッサムと調和。対照的な二つを掛け合わせた。
(90㎖)¥30,140/イヴ・サンローラン・ボーテ
調和する香り
エセントリック モレキュールズ / モレキュール01(中)
素肌にそのまま溶け合うような、クリーンな印象のウッディノート。
(100㎖)¥29,700
主張する香り
ヘレニスト /レ ブラ ドゥ モルフェ モルぺウスのまどろみ(下)
ヘリオトロープとバニラが織りなす、濃密な甘さにやみつきになる。
(100㎖)¥29,700/NOSE SHOP
「主役級の香水には、調和しやすい一本を。香り立ちをまろやかにし、持続力を高める『モレキュール01』は、なじませ役に最適です。たとえば朝につけたあと、夜に『リブレ』に重ね、余韻を楽しむ。または、パウダリーな『レ ブラ ドゥ モルフェ モルペウスのまどろみ』に重ね、スッキリさせてもいいですね」。
6 「香りのストーリーをつなげて、一つの物語をつくる」
ピュアなリネンシーツの香り
メゾン マルジェラ フレグランス /レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング(上)
晴れた日曜日の朝、洗い立てのリネンのシーツに包まれて過ごす、まどろみの時間。清潔感に満ちたピュアな香り。
(100㎖)¥24,640/メゾン マルジェラ フレグランス
夢の中のベーカリーの香り
ネイド / ブロンド レッドヘッド 16.11(下)
"夢の中で感じた香り"がコンセプトのブランド。パリのベーカリーに現れた、フリージアとタバコの香りを漂わせた女性にオマージュを捧げた。フローラルノートに、甘やかなクリームが溶け合う。
(50㎖)¥16,500/NOSE SHOP
香水に紐づくストーリーを投影し合うのも、さらに上級者らしい遊び方。「たとえば"夢"というコンセプトで、『レイジーサンデー モーニング』と『ブロンド レッドヘッド 16.11』を重ねるのはどうでしょう。ポイントは、同じフローラルムスキーで揃えているところ。コットンのような清潔感と、お菓子のような甘い香りに包まれて、幸せな夢を」。