突き抜けるような透明感、色ムラやにごりを許さない均一さ。過剰な明るさやシミ消しへの執着は薄れても私たちがブライトニングに求める欲望は尽きることがない。それを乗り越えるかのように躍進を続けるコスメティックス。いち早くその恩恵を享受したビューティ・プロが選んだ名品に、感謝と賞賛を！
ビューティ・プロ15名が選出（五十音順）
石井美保さん（美容家）/ 鵜飼香子さん（ビューティジャーナリスト）/ 岡部美代治さん（ビューティサイエンティスト）/ 小川由紀子さん（ビューティエディター）/ 平 輝乃さん（ビューティエディター）/ 巽 香さん（ビューティエディター）/ 藤井優美さん（ビューティエディター）/ 前野さちこさん（ビューティエディター）/ 摩文仁こずえさん（ビューティライター）/ 安井千恵さん（ビューティエディター）/ 横溝なおこさん（ビューティエディター）/ 編集部ビューティ担当 編集G・A・R・H
ベスト・オブ・ベスト・ブライトニング：【デコルテ】コスメデコルテ ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト
［医薬部外品］（40㎖）￥16,500／コスメデコルテ
最新の研究結果がもたらす、初体験の透明感を実感 ー 石井美保さん
「明るさだけでなくハリ感までも即効性が感じられ、使うたびに透明感が加速」（石井さん）
「コウジ酸をひた向きに研究してきたブランドが切り拓いた、シミ根絶への新たな道しるべ。私自身もシミに＂根＂があることはわかっていましたが、それがケラチノサイトの分裂様式に起因することを見事に解明し、それに対応する新たな美容成分を見つけだした功績は大きい」（岡部さん）
「長い歴史を持つコウジ酸への信頼と、細胞の分裂に着目した新知見が素晴らしい！ マスク擦れによる頰のシミも確実に薄くなった気が」（平さん）
「表皮にダイナミックにアプローチする設計も秀逸。スッと肌に吸い込まれ、すぐにサラリ。次に重ねるクリームなどの邪魔にならないような謙虚さなのに、その威力は絶大です」（藤井さん）
「肌の内側からにじみ出るような＂洒落た透明感＂を与えてくれる。保湿力も非常に優秀で、透明感とうるツヤの両方をゲットできます」（編集H）
「日に日に肌が明るくなる確信。名品が名品であり続ける理由は、進化を止めないことなのだ、ということを使うほどに思い知る」（編集A）
横方向から、縦方向へ。メラニンを抱え込んだケラチノサイトが分裂する方向を正しく導ければ、メラニンはターンオーバーとともに自然と排出される。そんな革新的な発見を携え、7代目として刷新。コウジ酸の優れた作用も踏襲し、伝統と最新技術が融合する珠玉の美容液に、最も多くの票が集まった。
ベスト・オブ・マルチケア：【ランコム】クラリフィック ブライトニング セラム
［医薬部外品］（30㎖）￥16,500／ランコム
やさしいピーリング効果もあり、透明感を実感するスピードが速い! ー 藤井優美さん
「水のようにさらりと広がり、瞬時にわかる透明感。使うほどに肌表面がなめらかにならされるようで、肌そのものがきれいな印象に」（藤井さん）
「アジアで人気の美容医療に着目した点がキャッチー。塗るだけで、ザラつき黒ずみもつるん。毛穴やニキビも同時にケアできます」（鵜飼さん）
「マイルドな使用感でまったく刺激を感じず、古い角質だけをオフ。しかも後肌もしっとりするので、乾燥肌でも使いやすく、＂むきたまご肌＂をリアルにかなえてくれる美容液。ナイアシンアミドを筆頭にパワフルな成分を厳選配合し、6つの医薬部外品承認を受けているのも頼もしい」（安井さん）
「加齢にマスク摩擦も加わり、頰に拡大してきたモヤモヤジミ。でもこのエリア、毛穴や皮脂も気になるし、どうケアすべき？ と途方に暮れていた私を救う期待の星。ブライトニングと皮脂コントロールを両立できるなんてうれしい限り。化粧崩れが気になる季節も重宝しそう」（摩文仁さん）
韓国のウォーターピーリングから着想し、肌にやさしい角質ケア成分であるPHAを高配合。その効果は「シミ・そばかすの防止」に留まらず、「肌に潤いを与える」「ニキビを防ぐ」など6つの効能で、医薬部外品の認証を取得。一滴に多くの機能を詰め込んだ、まさにベスト・オブ・マルチケアにふさわしい逸品。
（左）ホワイトF／L コンセントレート ［医薬部外品］（36㎖）￥7,150／ディセンシア
ベスト・オブ・サイエンス：【アスタリフト】ザ セラム ブライトニング
ブライトニング史に刻むべき大発見と誠実な姿勢を賞賛 ー 岡部美代治さん
「研究者が長年を費やし、メーカーもじっくり見守り、大事に育まれた研究成果がついに世に出てきた。浸透性と使用感も非常にいい」（岡部さん）
「リポソームといえば玉ねぎ状が当たり前と思っていたのに、それを＂単層＂にして、特定の成分を的確な部分に届ける技術が画期的」（小川さん）
「私自身もメガネ痕の色素沈着やマスクジミが気になるので、刺激とメラノサイト幹細胞の関係を解明した新アプローチが響きました」（巽さん）
iPS細胞からメラノサイト幹細胞を生成することに成功。摩擦や乾燥などの刺激ダメージがメラノサイト幹細胞の分化を促すことを突き止め、新開発の浸透型リポソームでそれを抑制する成分を送り込む。超初期段階でシミの芽を摘む先制ケア。
ベスト・オブ・敏感肌ケア：【ディセンシア】ホワイトF／L コンセントレート
ケアしたいのに刺激も避けたい赤くすみ肌のジレンマを解消！ ー 横溝なおこさん
「肌が過敏になり赤みが出てしまったとき『今こそなんとかしたいのに、刺激を感じてケアできない』と矛盾に悩むことがなくなった」（横溝さん）
「もはや大人になると、悩みは点じゃなく、面。顔全体の包括的な暗さに『角層にごり』という回答を導いてくれたことにまず拍手。皮膚常在菌に狙いを絞ったフォーミュラも説得力抜群」（編集G）
「白玉のように、もっちりちゅるんとした肌へ。悩みが解消されてもずっと使いたい」（編集R）
ブライトニングも菌活発想へ。皮膚常在菌のひとつ、透肌フローラに着目し、メラニン、乾燥、毛穴に起因する「角層にごり」にアプローチ。慢性的に陰りがちな大人の肌に透明感と明るさを。
（中央）ブライトニング エッセンス ［医薬部外品］（18㎖）￥3,300／ファンケル
（左）メラノフォーカスEV ［医薬部外品］（45ｇ）￥11,000〈3月21日発売〉／資生堂
ベスト・オブ・スペシャルケア：【ポーラ】ホワイトショット マスク QXS
ダメージ・ゼロを超えて、プラスの透明感を！ ー 安井千恵さん
「紫外線を浴びた日のレスキューケアに最適。すぐにほてりが鎮まり、ワントーン明るく」（安井さん）
「赤みの抑制が透明感への近道であることを改めて実感。抗炎症の研究がブライトニング分野でも進んできたのは、肌が弱い私にはうれしい限り」（前野さん）
「美白有効成分のPCE-DPをデリバリー処方で、たっぷりみっちり。極薄シートの一体感も◎」（石井さん）
透明感を奪うあらゆる要因の根絶を目指すポーラが今シーズン挑むのは、肌の赤み。その原因が毛細血管の機能エラーであることに着目し、それを解決すべく独自成分を配合。
ベスト・オブ・コストパフォーマンス：【ファンケル】ブライトニング エッセンス
最先端の技術を詰め込んで、この価格は奇跡的 ー 巽 香さん
「メラノサイトの暴走化を止めるソリューションや、新知見に基づくメラニンを排出できる肌づくり。ファンケルの魅力は安全性やコスパだけにあらず」（巽さん）
「これだけの最先端技術を無添加で搭載できるのは、非常に高い研究力と技術力があってこそ」（藤井さん）
「透明感の底上げ、肌荒れケアに保湿効果などマルチな実力は、ブライトニングビギナーにも最適」（編集R）
シミ防止のカギはメラニンの排出方向にあると突き止め、メラニンを肌の上部へと導くタンパク質に着目した独自成分を開発。プライスだけでなく新知見に対する賞賛の声が多数。
ベスト・オブ・メラニンケア：【ハク】メラノフォーカスEV
広げず、濃くせず、増やさない。三段構えでシミに備える頼もしさ ー 前野さちこさん
「イタチごっこ状態から抜けられない頰のシミにも期待！ しっとり止まりのいいテクスチャーがスッと浸透する感じも好感触」（前野さん）
「常に進化し続けるHAKU。肌なじみを高める新しい浸透技術や、細胞接着分子のE-カドヘリンへの着眼点も高く評価したい」（岡部さん）
「濃い点ジミにも手ごたえ抜群で、初代から大ファン！ 9代目の今作も『EV（エボリューション）』の名を裏切りません」（摩文仁さん）
シミ部位の肌を分析し、美容医療でもゴールが見えないシミに希望を与えたHAKU。最新作は肌なじみが高まり、シミの根にまで届くかのような浸透力を発揮。
（左）プレステージ ホワイト ラ クレーム ルミエール N（50㎖）￥50,600／パルファン・クリスチャン・ディオール
ベスト・オブ・ローション：【資生堂】オイデルミン エッセンスローション
エイジングさえ寄せつけない新生ブライトニング化粧水 ー 平 輝乃さん
「昨今のブライトニングは肌機能全体を上げて、エイジングに強い肌に導く方向へシフト。美白成分4MSKを配合しつつ免疫細胞のルートにもなる血流に着目したこちらが、まさにそれ」（平さん）
「マスク荒れ、乾燥、シミ。あれこれ悩み深い肌にも頼れる、126年の歴史を持つ名品」（鵜飼さん）
「感覚的には美容液。ブライトニングも乾燥ケアも両方かなえ、スーッと浸透する感触も心地いい。環境に配慮したボトルも好感」（横溝さん）
資生堂で初めて誕生した化粧水に、革新的技術を搭載。毛細血管が表皮再生を促すことを解明した最新の研究から得られた複合成分や、4MSKなどが多角的に働きかける。未来に向けたサステイナブルな容器も採用。
ベスト・オブ・クリーム：【パルファン・クリスチャン・ディオール】プレステージ ホワイト ラ クレーム ルミエール N
1週間で肌の輝度が高まり、続けるうちにハリまで出現 ー 石井美保さん
「エイジリバース＋美白という理想を実現する力強さと同時に自然由来成分が高配合で敏感肌でも刺激が気にならない使用感に驚き」（石井さん）
「先進のブライトニング技術を搭載しながら、テクスチャーも最高。ストレスが多い現代に、自分を慈しむためにも取り入れたい」（藤井さん）
「サーチュイン酵素によりDNAの螺旋構造を締め上げ、メラニン生成に関わる遺伝子の発現を抑制するという着眼点に期待感しかない！」（編集G）
エイジ リバース発想をブライトニングにも。最先端の医学や遺伝子研究をもとに選び抜かれたローズやビタミンC誘導体を融合したホワイトローズ ペプチドのパワーを集約。
ビューティ・プロの溺愛ブライトニングコスメティックス
透明感をもたらす実力派プロダクトは、ほかにも！ 目の肥えた美容プロをもうならせた、見逃せない名品をセレクト
1. 【クリニーク】イーブン ベター ブライト エッセンス ローション
ー 平 輝乃さん
「スマートで高機能ながらプライスも高すぎず、すべてのバランスがいい。定評あるイーブン ベター シリーズ待望の化粧水。透明感が欲しいなら、こちらをシャバシャバたっぷりと、顔全体にくまなく潤いと明るさを送り込んで」。
（175㎖）￥7,370／クリニーク
2. 【シャネル】ル ブラン マルチ スポット インテンシブ トリートメント
ー 小川由紀子さん
「アジア人にシミができやすいとされる頰骨まわりや目もとに特化した美容液。この部分のダークスポットが目立たなくなると、顔全体が明るく見え、まさに＂透明感の純度＂が上がる！ 実際に塗った翌朝から手ごたえが」。
［医薬部外品］（20㎖）￥22,000／シャネル
3. 【ONE BY KOSÉ】メラノショット W
ー 編集Ｈ
「頰周辺がぼんやりくすんできたのが悩みでしたが、こちらで改善。肌の内側からやわらかな光で照らされたような明るさとクリア感が戻ってきました。憧れのK-POPアイドルのような陶器肌に近づけるかも」。
［医薬部外品］（40㎖）￥5,830（編集部調べ）／コーセー
4.【サクラエ】サクラエ ダブルアクションセラム
ー 鵜飼香子さん
「メラニンの抑制と排出の両方を実現する、日本初のダブル美白処方。洗顔後の素肌に、まるで桜の花びらのようにふわりと舞い降ります。そんなやさしい感触から始まりますが、効果実感はパワフル&スピーディ」。
［医薬部外品］（33㎖）￥13,000／大塚製薬
5. 【カネボウ】ラディアント スキン リファイナー
ー 前野さちこさん
「拭き取りケアの苦手意識を覆してくれた逸品。美白成分は配合されていませんが、こまめに肌を＂脱ぎ変える＂ことで、角層が良好な循環サイクルに入り、クリアな肌ヴェールが育まれるよう」。
（200㎖）￥4,950／カネボウインターナショナルDiv.
6. 【シスレー】エコロジカル コムパウンド アドバンスト
ー 編集Ｇ
「ブライトニングシリーズではないものの、明るく潤った肌に導く名品。すでに完璧だったのにさらなる高みを目指して抗炎症・抗酸化力のすべてが強化され、肌の免疫力も高めてくれる。至福の使用感はそのままに、よりタフに」。
（60㎖）￥19,250／シスレージャパン
7. 【クレ・ド・ポー ボーテ】セラムコンサントレエクレルシサンn
ー 横溝なおこさん
「これでもか！というくらい、シミができるさまざまな段階で肌を守ってくれる護衛官のような存在。点と面、ダブルでアプローチしてくれるから、休暇中にたっぷり寝た朝のように明るくヘルシーな肌に」。
［医薬部外品］（40㎖）￥17,600／クレ・ド・ポー ボーテ
8. 【トランシーノ】トランシーノ薬用メラノシグナルエッセンス
ー 岡部美代治さん
「トラネキサム酸のパイオニア的な製薬会社が抗炎症に再注目。肌荒れ防止成分として有名なグリチルリチン酸2Kを組み合わせた、王道かつ堅実さ。潤いや透明感をすぐに実感できるのも利点」。
［医薬部外品］（30ｇ）￥4,950（編集部調べ）／第一三共ヘルスケア
