【ベストコスメ】ビューティ・プロが選んだスキンケア編

気持ちを高揚させるコスメティックスが続々と生まれた2024年。美容のプロをもうならせたスキンケアとは? ビューティシーンと記憶に残る、紛れもない名品がここに

気持ちを高揚させるコスメティックスが続々と生まれた2024年。美容のプロをもうならせたスキンケアとは? ビューティシーンと記憶に残る、紛れもない名品がここに

【ベスト・オブ・スキンケア】 クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム Ⅱ

【ベスト・オブ・スキンケア】 クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム Ⅱ
(50㎖)¥29,700/クレ・ド・ポー ボーテ

2013年の発売以来進化を続け、4代目となるル・セラム Ⅱ。シビアに評価されがちなリニューアル品でここまで票を集めた美容液があっただろうか? 先進研究で突きとめたのは、肌には本来よい刺激と悪い刺激を見極める"知性"があるという新事実。それを高めて肌ダメージをできる限り回避すべく、驚異の生命力を誇るマドンナリリーにたどり着いた。名品の呼び声に甘んじずに高みを目指す、資生堂の探究心がスキンケアの未来を照らす。

圧倒的な美肌印象をかなえる最上級の"輝き"が素肌に満ち満ちる!

藤井優美さん

「結局のところ"輝き"さえあれば、肌にはハリ感も艶めきも生まれるし、シミすら目立たなく見える——。そんな気づきをまざまざと実感できる、逸品と呼びたい美容液です。するっと肌になじんで一体化したかと思いきや、肌の奥からむくむくと美力を引き出してくれるような力強いパワー。悪いものを寄せつけず、使うほどに輝き=美肌印象がアップグレードされてゆく満足感に、鏡を見るたびに笑みがこぼれてしまいます」

「乾燥や疲れによってくすんだ肌もこれさえあればパッと明るさが増すような感覚! みずみずしく軽やかな使い心地でこのハリと潤いの充足感、すべてのバランスがパーフェクトです」(松井さん)

「肌が秘めた能力の新発見もさることながら、そこに的確にアプローチできる資生堂の研究開発力に改めて感服。スカスカの肌がみっちりと満たされるようで、まだまだ変われるんだと実感」(巽さん)

「どこをとっても"素晴らしい"以外の感想が出てこない、レベル違いの一級品。使い続けるほどに『やはりすごい』と思わせてくれる、日本のコスメティックスの矜持がここにあり」(平さん)

「洗顔直後の肌に3プッシュ。それだけで肌が少しずつもっちりとしていくのを感じます。マイルドな肌あたりで季節の変わり目のゆらぎに左右されずに使えるのもうれしい」(TOZUKA)

【ベスト・オブ・ローション】 ランコム クラリフィック デュアル エッセンス ローション EX

【ベスト・オブ・ローション】ランコム クラリフィック デュアル エッセンス ローション EX
(150㎖)¥13,530/ランコム

ピーリングの美容施術に着想を得て、4種の酸とブナの芽エキスを独自比率でブレンド。保湿持続力を従来の8倍に高めてターンオーバーを促す酵素も配合した。その結果完成したのは、"肌をこのうえなくしっとり潤す、毎日使える角質ケア"という新感覚の化粧水。3秒振るだけでマイクロバブルを発生させるウィスク(泡立て器)の存在にも注目したい。有用成分を素早く肌の奥まで行き渡らせてホームケアを革新する。

いつでもつくりたてのフレッシュさ。毛穴の引き締まり具合は感動もの

貴子さん

「保湿と角質ケアが同時にできるだけでも画期的なのに、リニューアルされて潤いがさらに増したのには驚き。使う直前にシェイクして混ぜ合わせる二層式ですが、そこでマイクロバブルがつくられるのがこのローションならでは。何度使っても新鮮に感じる心地よいテクスチャー、肌が飲み干すように浸透する感覚はやみつきになります。毛穴がキュッと締まって透明感もメイク持ちも俄然高まる!」

「オイル入りの化粧水はベタつくイメージで苦手意識があったのですが、それを見事に覆したのがこちら。みずみずしいテクスチャーに絶妙に配合された油分が肌をやわらかくほぐし、表面は軽やかなのに指が吸いつくよう。メイクアップ前にも最適です」(有泉さん)

「つるんっとひと皮むけたような明度の高さに出合えて、使い続けるほどに肌がどんどん乾きづらくなる。潤いをチャージしながら不要な角質をオフすることがこんなにも肌をピュアな状態に導くなんて! 初めて使ったときのうれしい驚きは忘れられません」(編集H)

【ベスト・オブ・クリーム】 シャネル LL クレーム ユイル

【ベスト・オブ・クリーム】 シャネル LL クレーム ユイル
(50㎖)¥19,800/シャネル

肌への刺激を気にせず、内からふっくら弾むようなハリ感を味わえたなら……。そんな願いにこたえるのは、卓越した保湿力を有する植物から抽出したアルファルファ濃縮エキス。全体の約93%を自然由来成分で構成し、なじみのよい快適なテクスチャーのままクリームとオイルのメリットを享受できることにもこだわった。肌を健やかに見せるほのかなオーロラの光には、スキンケアさえもときめきで彩るメゾンの美学が息づいている。

しぼんだ肌が息を吹き返すように小ジワが目立ちにくくなる!

摩文仁こずえさん

「なじませてまず感じるのは、パールの光反射による巧みな艶めき。といっても人工的な粒感はまったくなく、頰のメリハリが強調されてしぼんだ肌が急に元気になるかのよう。そのクリームらしからぬパワーに惚れ込んで毎日使っていたら、いつの間にか目もとや下半顔にもシュッとした精悍さが復活。あまりの穏やかな感触に『本当にきくの⁉』と疑っていた使い始めの自分が恥ずかしい!」

「乳液のようにみずみずしいテクスチャーなのに保湿力は抜群で、一日中肌が乾かずにハリ感と弾力感が持続する! それに加えてクリームには珍しいポンプボトルの設計もヒットの秘訣。つい手が伸びてしまう使いやすさがあり、気づけばヘビロテ状態に」(藤井さん)

「クリームとは思えない軽やかさ。それでいて今までオイルでしか味わえなかった、肌が内からパーンと押し上げられるような感覚に驚愕。オイルの質や抽出方法、配合のメソッド次第でこんなに新たな手ごたえが得られるのかと、シャネルの先進性に脱帽です」(小川さん)

【ベスト・オブ・ブライトニング】 コスメデコルテ AQ アブソリュート エマルジョン ブライト

【ベスト・オブ・ブライトニング】 コスメデコルテ AQ アブソリュート  エマルジョン ブライト
(200㎖)[医薬部外品]¥11,000/コスメデコルテ

ストレスがつきまとう時代においても疲れや不調を感じさせない輝く美肌を目指せば、同時に幸福指数も上がるのでは? 肌と心の双方向に働きかける現代人のためのブライトニングケアには、ホワイトムクナエキスなどを厳選配合。日々に追われて鈍くなった肌と心の"感度"を高めることで、コウジ酸や白樺水の効果が響きやすい状態へ導く。そうして育まれるやわらかな透明感こそが、あなたを包み込む多幸感になる。

お手入れのたびに、ツヤと輝き、透明感が更新されてゆくよう

安倍佐和子さん

「まろやかなファーストタッチが次第にみずみずしく変わってゆくテクスチャーは、まさに至福の一言! その感触を楽しんでいるうちに発光感が増し、頰に丸みを帯びた艶めきを生み出して、もっちりと幸せそうに見せてくれます。コウジ酸と美容成分の配合の妙でストレス因子を阻むという、他にはない視点で生まれたブライトニングケア。心まで輝かしく磨き上げる、唯一無二の名品です」

「お手入れの最初に使う導入乳液は、日焼けや乾燥で固くなった肌を耕すようにやわらかくして"ほくほく"の状態に。あとから使う化粧水の浸透もよくなって水分を抱え込めるようになるから、ブライトニング効果も発揮されやすく、ツヤがひときわ際立つ!」(松井さん)

「どんな日の肌にもするっと溶け込んでコンディションを整え、その先には冴えわたる透明感が期待できる。優しい使い心地もうれしい、貴重なブライトニングケア。ゆらぎやすい肌を持つ私にとって、2024年を一緒に駆け抜けたお守り的な存在です」(編集M)

【ベスト・オブ・スペシャルケア】 シスレー スプレミヤ アイ クリーム

【ベスト・オブ・スペシャルケア】 シスレー スプレミヤ アイ クリーム
(200㎖)[医薬部外品]¥11,000/コスメデコルテ

"肌の睡眠ホルモンの生成を促して夜間の再生メカニズムを整える""老廃物をデトックスする"。大人のアイケアにおける重要ポイントを定義し、すべてに同時にアプローチを図る技術力はシスレーならでは。4つのパーツで目もとを細部までほぐすマッサージツールは、メゾンシスレーの施術スペシャリストが開発。年々過酷になるデジタル疲れに打ち勝つ、最先端のアイケアがここに。

保湿力にシワやむくみのケア、香りに至るまで、全方位において理想的!

安井千恵さん

「早く寝たい日でも『これならば使いたい』とつい手が伸びてしまう極上のアイクリーム。なめらかでコクのあるテクスチャーが長時間まぶたにとどまり、乾燥もシワっぽさもふっくらと目立たなくなったよう。さらにはむくみケアもできて、夜使うと翌朝のまぶたの腫れぼったさが軽減! 専用のツールは力を入れずにすべらせるだけで気持ちがよく、アイケアのモチベーションそのものが上がります」

「たるみやクマへのアプローチ、ハリ感アップなど、大人の目もとに必要なことを一品でくまなくカバー。ツールも握りやすく手軽にマッサージでき、すっきり明るいまなざしに。瞳に輝きが戻るような感覚もあり、アイメイクアップが決まりやすく」(MICHIRUさん)

「一日の終わりに眼輪筋をなぞるように優しくオン。リッチでいてなじみのいいクリームがまぶたの肌を満たしていくのを感じます。翌朝には目もとがピンと復活して起き抜けからむくみ知らず。ハードワーク続きでも、生き生きとしたまなざしをキープ」(編集R)

【ベスト・オブ・クレンジング】 THREE バランシング クレンジング バーム

【ベスト・オブ・クレンジング】 THREE バランシング  クレンジング バーム
(90g)¥4,840/THREE

植物オイル、精油、クレイ。3種の成分の効果を最大限に引き出すためにたどり着いたのが、肌にぴたりと密着するバームテクスチャー。これによって "ほぐす、溶かす、吸着する"という段階的なオフのプロセスを構築。肌を潤いと芳醇な香りで包み込みながら、メイクアップや角栓、毛穴汚ればかりか、古い角質までも穏やかにリリースすることを可能にした。肌と同時に心の澱まで浄化する、新しいクレンジング体験に酔いしれて。

大人の毛穴ケアの心強い味方。後肌はこの上なくしっとりと

編集G

「THREEの強みである精油を肌に密着させるべく、オイルではなくバームという形状を追求した情熱。さらにそれを手軽に使えるよう、チューブにした革新性にも惚れぼれ。圧搾ではなく水蒸気蒸留で抽出されたレモンの精油に沖縄のくちゃ、富士山の溶岩クレイなど、配合成分一つひとつにもブランドの審美眼が息づいています。汚れにも美肌にも多角的にアプローチできるクレンジングの新境地!」

「最初は硬めと思いきや、とろりとほどけてのび広がる感触が最高に気持ちいい。毛穴奥の汚れまですっきり落とせるのに、洗い上がりの肌はどこまでも潤い続けるような頼もしさ。クレンジングが一日を上機嫌で締めくくるための心地よいリチュアルに」(安倍さん)

「香りのいいプロダクトは数あれど、柑橘とウッディな要素の見事な調和は唯一無二。なじませるほどに香調が深みを増してゆき、心からリラックスできます。クレイも入っているのにスピーディに洗い流せて、ぬるつきのない爽やかな後肌も素晴らしい」(横溝さん)

【ベスト・オブ・フェイスウォッシュ】 SUQQU ヴィアルム ザ ウォッシュ

【ベスト・オブ・フェイスウォッシュ】 SUQQU ヴィアルム ザ ウォッシュ
(125g)¥11,000/SUQQU

不要なものはすっきり落としながら潤いを与える。そんな相反するニーズの両方にかつてないレベルでこたえる洗顔料が現れた。まず驚かされるのは、蜜のように粘りのあるテクスチャー。保湿成分をたっぷりと含んだベースに、水に触れるとスクワランやワセリンを持続的に放出するマイクロオイルカプセルを配合した。後に使うスキンケアのなじみまでもよくなって、この一本がオフのステップを攻めのケアに変える。

まるで保湿ケアをしているような、新たな感覚の洗顔料!

浦安真利子さん

「洗顔料の概念からいい意味で逸脱した、ねっとりと糸を引くテクスチャーは衝撃でした。泡の方から肌に吸いついて潤いを与えるようで、ふるふる・ひたひた・もっちりの三拍子揃った後肌を目指せます。すでに美容液でお手入れしたかと錯覚するこのラグジュアリーな洗い上がりは、ひとえにマイクロオイルカプセルのおかげ。洗うほどに肌が整う感覚で、毎日の洗顔タイムが楽しみになるほど」

「控えめな泡立ちのクリーム状のテクスチャーをなじませて洗えば、肌のノイズをオフして磨き上げたかのような艶めきが。洗顔料でありながらプレスキンケアのようで、朝のメイクアップ前に使えば一日中うるうるつやつやのコンディションが狙えます」(石橋さん)

「洗い上がりはさっぱりなのに、皮膜感のない自然な潤いが肌に残るのがなんとも不思議で心地よい。"落としながら潤いを与える"というコンセプトは伊達じゃないと素肌で実感できます。へこたれ知らずの粘度の高い泡で摩擦を回避できるのも優秀!」(HOMMA)

ビューティ・プロ20名が選出(五十音順)

安倍佐和子さん (ビューティエディター)
有泉志乃さん(メイクアップアーティスト)
石橋里奈さん (ビューティエディター)
浦安真利子さん (ビューティライター)
小川由紀子さん(ビューティエディター&ライター)
平 輝乃さん (ビューティエディター)
貴子さん(医師)
巽 香さん(ビューティエディター)
藤井優美さん (ビューティエディター)
松井里加さん(メイクアップアーティスト)
摩文仁こずえさん(ビューティライター)
MICHIRUさん(メイクアップアーティスト & ビューティディレクター)
安井千恵さん(ビューティエディター)
横溝なおこさん(ビューティエディター)
編集部ビューティ担当 編集 G・H・M・R・HOMMA・TOZUKA

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