
今シーズン気になるのは、顔の輪郭や目鼻立ちを際立たせるコントゥアリングアイテムの充実度。それもうれしいことに、「コントゥアリングは難しそう… 」というイメージを払拭する、テクニック不要のものばかり。いつものベースメイクに1ステッププラスするだけで垢抜け顔になれてしまう。ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに教えていただいた、この秋のコントゥアリングアイテムの傾向と使い方のコツも参考に、立体感や小顔感を自由に操って。
「今、コントゥアリングすることはベースメイクアップのマストステップ」
「トーンアップ下地の人気が定着したり、ファンデーションの追加新色に明るい色が登場したりと、肌を白く明るく仕上げるベースメイクアップがトレンド。ただ明るくするだけでは肌だけが目立ちすぎたり、のっぺりとした印象になりがちなので、骨格を美しく見せたり、顔立ちにメリハリをつけたりするワンプロセスが必要に。そこでこの秋、コントゥアリングアイテムがたくさん登場しているのだと思います。チェックしたいのは、ちょっとくすんでいてハッキリ何色と言えないような、あいまいなカラー。白く明るい肌にすんなりなじみ、色のコントラストはつけないのに、きちんと陰影を感じさせてくれるので、自然なコントゥアリングができます」(長井かおりさん)
使い方のポイント
「チークカラー、ハイライトカラー、シェーディングカラーを組み合わせたものは、それぞれの質感を変えることでよりノーテクニックに、よりナチュラルにコントゥアリングができるようになっています。チークカラーをいつものチーク代わりにのせ、ハイライトカラーはそのチークカラーに重ねるように目の下に向かって、シェーディングカラーはチークの下にそっとぼかす程度でOK」(長井かおりさん)
1)ひとつでシェーディングもハイライトも!
「チークカラー、ハイライトカラー、シェーディングカラーを組み合わせたものは、それぞれの質感を変えることでよりノーテクニックに、よりナチュラルにコントゥアリングができるようになっています。チークカラーをいつものチーク代わりにのせ、ハイライトカラーはそのチークカラーに重ねるように目の下に向かって、シェーディングカラーはチークの下にそっとぼかす程度でOK」(長井かおりさん)
2)肌に光を回してメリハリ感アップ!
「肌に血色感を与えて明るく見せることで、肌に光を回してナチュラルな立体感をつくるチークやフェイスパウダーは、いつものチークの位置に入れるだけで顔立ちにメリハリがつけられます。大きめのブラシでふんわりと顔全体にぼかし、肌をよりトーンアップさせても。ペンシルタイプのハイライターは、鼻筋や頬骨のあたりにピンポイント的にぼかして」(長井かおりさん)
3)明るい肌にもマッチするシェーディング、ブロンザー
「赤みニュアンスを含むことで、白く明るい肌にもなじみやすくなっている、この秋のシェーディング。骨を削るような感覚で、顔の骨の部分にのせるとシャープな顔立ちに。ノーズシャドウとして鼻筋にのせるのもいいですが、耳の下からあご先を通って反対の耳下まで、フェイスラインの骨にそってのせてみて。キュッと引き締まった小顔感を演出できます」(長井かおりさん)













