私だけの香り見つけた！ ニッチ香水 5選【エディターが選ぶ！ 2023 ニッチベスコスvol.3】
ビューティ担当エディターとライターがニッチな視点でセレクトし、偏愛ぶりを熱く語る「ニッチベスコス」。vol.3はフレグランス。「編集部で誰かと“香りかぶり”したくない！」と強く意識してしまうエディターやライターが、今年ハマったニッチフレグランスをご紹介。自分だけの香りを探し求めているなら、ぜひ参考にしてみて。
【Maison Matine】あらしのうみ（美容ライター河村美枝さん）
グリーンアップルやピーチのみずみずしさを楽しんでいると、ジャスミンやローズの香りがすぐにあらわれて優しい香りに。けれどシダーウッドがベースなので、甘ったるさはなし。
「クラシカルなシルエットのボトルが並ぶ私のフレグランスコーナーの中で、キュートなイラストが描かれたボトルは異彩を放ち、ついつい毎朝手に取ってしまいます。毎日この香りを選んでしまう最大の理由は、徐々に肌と一体化して消えていくような軽やかさ。つまり香りの持続性は高くないのですが、そこが好き。体調や気分、会う人を考えずに使えるし、香りのレイヤードもしやすいから。私にとっては、『あらしのうみ』というより『入江の凪いだ海』というイメージです」（美容ライター 河村美枝さん）
NOSE SHOP
https://noseshop/jp/
050-2018-6146
美容全般の記事を雑誌やWEB、広告などで執筆。ガラス瓶フェチで、フレグランスは身にまとって楽しむだけでなく、ボトルを並べてうっとり見つめるのも好き。
【FUEGUIA 1833】カラバナ（エディター IGARASHI）
インセンス、ブラックティー、ベルガモットが織りなす、オリエンタルで豊潤な香り。
「まず、『キャラバン』を意味する名前がいい。最初につけたとき、大切なものを運びながら、見知らぬ土地で冒険を続ける人々の力強い表情が目の前に広がってきたんです。エキゾチックでいて洗練された芳香に魅了されるのと同時に、現代を生きる私たちもまた『キャラバン隊』なのでは、と気づかされた瞬間でもありました。 ブエノスアイレス生まれのフエギア 1833には旅をテーマにした香りがほかにもあって、その誕生にまつわる詩的な物語に旅情をかきたてられます。再び旅するようになった今年、改めて遠い南米の地から届くポエジーと複雑なコンポジションの芳香に、遠い未知の世界への憧れを呼び覚まされました」（エディター IGARASHI）
FUEGUIA 1833
https:fueguia.jp/
03-3402-1833
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。
【Maison Francis Kurkdjian】アクア メディア コローニュ フォルテ（エディター YOKOMIZO）
酸味が効いた爽やかなグリーンの香りは、幸福や優しさ、エネルギーを感じさせる。
「スイートフェンネル、パチョリなど、ひとクセあるハーブが炸裂しています。今年の夏、ハマって毎日のようにつけていましたが、誰にでも好かれる香りか？と問われたら、答えは微妙かもしれません。私の中でのこの香りの認識は“自家製オリエンタルハーブサラダ” 。シュッとひとふきした瞬間こそ、“アクアコローニュ フォルテ”シリーズ共通のベルガモットが爽やかに香りますが、時間の経過とともに、ちょっとスパイシーで“青み”のある美味しそうな香りに。タイ料理に惹かれる感覚に似ているかも。リラックスというよりはリフレッシュ向き。朝まとうと、『今日も1日がんばろう！』という気持ちになれます」 （エディター YOKOMIZO）
ブルーベル・ジャパン
www.latelierdesparfumes.jp
0120-005-130
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ！と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。
【D’ORSAY】唯美な破壊W.T.（エディター HA）
特別に、東京のドルセーブティックのために作られた香り。全てが正反対である２人の主人公の予期せぬ出会いと、対立しているようで引かれあっている姿を表現。
「356日つけたくなる香りです。クリーンでありながら、嫌味のない甘さをほのかに感じるため、どんな場所に出かける時も、どんな人に会う時も選ぶことができる万能選手。忙しい日々を過ごし、毎朝その日の気分によって香りを選ぶ余裕がない私にとっては頼もしい存在となっています。スモーキーなフランキンセンスとフレッシュで野生味もあるミントという、相反する要素を絶妙なバランスで調香しているため奥行きがあり、日々つけていても飽きがきません。『数量限定なんて勿体ない！』と叫びたくなる名品です」（エディター HA）
ドルセー青山本店
https://dorsay.jp/
03-6804-6017
ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。
【THREE】エッセンシャルセンツ 01 IN BLOOM（エディターHOMMA）
2023年11月15日にデビューしたばかりのTHREE初のフレグランスは、合成香料不使用、精油のみで香りを作り出したオードトワレ。豊かな自然に恵まれた南阿蘇で、土壌づくりから収穫まで自社で行う、無農薬のゼラニウムから抽出した精油がベース。このオリジナル精油は、一般的なものよりも、リラックス効果をもたらすリナロール成分を2倍も含有。
「甘さやパウダリーな雰囲気よりも、ナチュラルで深呼吸したくなるような香りが好みな私にはたまりません。石、花、樹、果実、種をイメージした5つの香りがあるのですが、私は凛とした花々から着想を得た『01 IN BLOOM』を愛用中。はじまりのグリーン系のフレッシュな香りでシャンとしつつも、次第に甘さのないフローラルノートが野に自生する花姿を思わせます。そのたおやかな香りは、つけるだけで背筋が伸びるようです」（エディター HOMMA）
THREE
www.threecosmetics.com
0120-898-003
ビューティとSDGs担当。小花柄とロマンティックディティールに目がありません。海より山派で、緑の中で過ごす時間が至福です。
