ブラッド・ピット(57)の出世作で、ブラッド自身が2020年のアカデミー賞授賞式で「最初のチャンス」と語った映画『テルマ&ルイーズ』。公開から30周年を記念し、ルイーズ役を演じたスーザン・サランドン(74)が語った若き日のブラッドに抱いた印象とは?
1991年に公開され、今も名作として多くの人々から愛されている映画『テルマ&ルイーズ』。公開から30周年を迎え、ルイーズを演じたスーザン・サランドン(74)が米テレビ番組『Extra』に出演。当時まだ無名俳優だったブラッド・ピット(57)について語った。
『テルマ&ルイーズ』の主人公は、小さな田舎町に住む専業主婦のテルマと、ウェイトレスとして働くルイーズ。週末旅行に出かけた先でレイプされそうになり、思わず銃で殺してしまったことから逃避行に出る、女性ふたりのロードムービーだ。
本作でブラッドは、旅の途中でふたりが出会うヒッチハイカーでコソ泥のJ.D.を熱演し、一躍ITスターに!
それから29年後、2020年のアカデミー賞授賞式で、俳優として初めてオスカー像を手にしたブラッド。受賞スピーチでは自身のキャリアを振り返り、「ジーナとリドリーが最初のチャンスを与えてくれました」と、共演したジーナ・デイヴィス(65)と監督へ感謝の言葉を述べたことも話題になった。
まさにブラッドの運命を変えた名作の公開から30年後、スーザンは若き日の彼をこう語った。「印象に残ったのは、ハンサムなルックス、素晴らしいボディに加えて、彼のユーモアのセンスよ。彼は脚本では求められていないような方法で、役に肉付けをしていたの」
さらに「“この人はおもしろい。ただハンサムなだけじゃない!”と感じたわ。その後の彼のキャリアを見ればわかる通り、本来あのルックスなら必要のない方法で、演じる役の限界に挑み続けているのよ」と、ブラッドの役に対する姿勢やセンス、才能を大絶賛!
一方、テルマ役のジーナも2020年2月、米誌『People』に「彼には、光るものがあった。オーディションの時からすごく才能があったわ。彼は長年にわたって信じられないようなことをたくさんしてきた、今の時代の本当のスター。賞を受賞するのは当然だと思う」と語っていた。
無名の若手時代から、実力派の先輩女優を魅了していたブラッド。今も多くの人々から愛されるのは、ルックスに加えて、才能、ユーモアのセンス、そして仕事に向き合う姿勢の賜物といえそう!