公開が延期になるなど紆余曲折あった『マトリックス』シリーズ最新作が、ついに公開間近! 主演のキアヌ・リーヴス(57)がネオ役に復帰するに至った監督とのやりとりを明かし、話題になっている。
2021年12月17日に日本で公開される映画『マトリックス レザレクションズ』。18年振りに主人公のネオ役を再演したキアヌ・リーブス(57)が、出演依頼されたときの裏話を語った。
1999年に1作目が公開され社会現象を巻き起こした映画『マトリックス』シリーズは、2003年に公開された3作目の『マトリックス レボリューションズ』で完結。主人公ネオの死によって幕を閉じていた。
完結後もワーナー・ブラザースから毎年のように続編の制作を依頼されていたが、断り続けていたと明かしたラナ・ウォシャウスキー監督(56)。しかし、家族の死という悲しい出来事に直面したことをきっかけに、再びメガホンを握ることを決めたという。
そんなラナ監督から、ネオ役の再演を依頼されたキアヌ。アメリカのTV番組で監督とのやりとりを振り返り、「何だって? 素晴らしい話だけど、僕(ネオ)はもう死んでいるんだ」と答えたと告白した。
キアヌは続けて、「だけど監督から“あなた自身は?”と聞かれて、僕は“まさか!”と言ったんだ。彼女は美しいストーリーを書いてくれたし、僕はこのキャラクターを演じるのが大好きなんだ。僕(ネオ)がどうやって生き返ったのか、(作品のなかで)全て説明されるよ」と、ネオ役を演じる決意に至った経緯を語った。
前作では戦いで命を落としたネオだったが、『マトリックス レザレクションズ』の予告映像によると、トーマス・A・アンダーソンという新しい名前で普通の生活を送ろうとする様子が明らかに。キャリー=アン・モス(54)演じるかつての恋人トリニティも登場することが発表されており、ふたりの関係がどのように描かれるのかにも注目が集まりそう。
以前、雑誌の取材で「(ネオが)これまで愛した唯一の人(トリニティ)とやり直すチャンスを得ることになる」と語り、ふたりのラブストーリーの続きを演じることに意欲を示していたキアヌ。
そのほか、プリヤンカー・チョープラー(39)やジェシカ・ヘンウィック(29)ら新たなヒロインが加わることも明かされている『マトリックス』シリーズ最新作。世界に先駆けて最速で上映される日本では、公開を待ち望むファンの期待も最高潮に! 封切りの12月17日が楽しみでならない。
text:Saki Wakamiya