2022年1月21日(現地時間)からラスベガスでの定期公演「Weekends with Adele」をスタートする予定だったものの、開催日前日にキャンセルを発表したアデル(33)。一部で批判が殺到する中、ファンにサプライズプレゼントを贈った。
ファン待望のラスベガス定期公演「Weekends with Adele」を直前キャンセルしたアデル(33)に対し、批判の声が続出。そんな事態を受けて、アデル自らファンへのサプライズ謝罪を行っていたことが判明した。
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アデルは公演日前日に自身のインスタグラムを更新し、「本当にごめんなさい。直前までショーができるよう調整してきたけど、物流の遅延、さらに公演のクルーや私のチームの半分がコロナに感染してしまい、どうしようもなくなってしまった」と涙ながらに謝罪し、公演の中止を発表した。
しかし前日とだけあって、すでに世界各国から到着していたファンは多数。
Photo:Getty Images
チケットは6,160ドル(約70万円)と高額なものもあり、旅費も含めるとかなりの大金に。そのため、「1日前のキャンセルはありえない」という批判が殺到した。
すると、そんな事態を収束するべくアデル本人がファンへのサプライズを決行したことが判明。アデルの公式インスタグラムからメッセージが届いたというファンのひとりは、謝罪のメッセージとともにホテル内に設置されたポップアップストアへ向かう日時を告げられ、ストアでアデルとビデオ通話を行ったと証言した。
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「パニックになって彼女が何を言ってるかはよく分からなかったけど、彼女は泣いていて、悲しんでいることだけは分かった。“こんなことは望んでなかった”というようなことも言っていた」とのこと。また、チケットを購入済みのファンすべてに対し、Tシャツやマグネット、キーチェーンなどのツアーグッズが入ったギフトバッグが無料で配られたという。
現在は全日程のスケジュールを変更するつもりで調整しているというアデル。幸運にもビデオ通話ができたファンは「最悪の旅だったけど、最高のストーリーになった。彼女は最高にファン思い」と語る一方で、やっとの思いで休暇を取ったファンからは「勝手にリスケされてもその日程で休めるわけではない」と落胆の声が。アデルに対する賛否両論はしばらく続きそうだ。
text:Mariko Peeling