匿名の女性が、薬を飲まされ昏睡状態になった状態でレイプされたとして、クリス・ブラウン(32)を提訴したことが分かった。
ラッパーのクリス・ブラウン(32)が、女性に薬を飲ませてレイプした容疑で提訴されていることが判明。女性は精神的苦痛の損害賠償として、クリスに2,000万ドル(約23億円)を求めている。
報道によると、女性は振付家やダンサー、モデル、ミュージシャンとして活動中で、本名は明かさず、ジェーン・ドゥという仮名を使用しているという。
ジェーンによると、事件は2020年12月30日(現地時間)、フロリダ州マイアミビーチのスター島にある、音楽プロデューサー、ショーン・コムズ(52)の私有地に停泊していたヨットの中で起こった。ジェーンがそのヨットに乗っていた友人とテレビ電話で話していたところ、同乗していたクリスが電話を取り、「今すぐ来てくれ」とジェーンを呼び出したという。
ジェーンが到着すると、クリスは挨拶をしてからヨットのキッチンエリアに向かい、赤いプラスチックのコップに入ったアルコールを差し出したそう。少し話をした後、クリスが補充してくれた飲み物を飲むと「突然、説明がつかない意識の変化」を感じ始め、「混乱し、めまいが起こり、眠気に襲われた」と話すジェーン。するとクリスは、ジェーンを寝室に案内。キスをしてきたため止めようとしたが、クリスはそれを無視して性行為に及んだ、と主張した。
行為が終わるとクリスはすぐに起き上がり、「終わった」とだけ言い放ったそう。さらに翌日、クリスからメールで緊急避妊薬を服用するよう要求されたジェーンは、パニック状態ながらに薬を服用したと話している。
ジェーンの弁護士によると、当時医学部に通っていたジェーンは、自身のキャリアへの影響を恐れてレイプ被害を警察に話せなかったという。
クリスは過去にも数々の暴力事件やレイプ容疑で世間を騒がせているが、最も有名なのは、交際していたリアーナ(33)に対するDV事件。
2009年2月8日(現地時間)の早朝、クリスの浮気を疑ったリアーナがそれを追及すると、激怒したクリスがリアーナの顔を殴るなど暴行。アザだらけになったリアーナの顔写真とともに、センセーショナルに報じられた。
今回の事件は今後どのような展開を見せるのか、注目が集まっている。