元夫からDV被害を受けていたというスパイス・ガールズのメル・B(46)。今も心の傷は癒えておらず、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っているという。当時の体験をインタビューで明かした。
スパイス・ガールズのメンバーであるメル・B(46)が、元夫から受けたDVにより、約5年経った現在もトラウマを抱えていることを告白した。
メルは2007年に映画プロデューサーのスティーブン・ベラフォンテ(46)と結婚。約10年間の結婚生活の間に、スティーブンから精神的・肉体的な虐待を受けたと明かしている。
英タブロイド紙の『The Sun』に、「今でも、早朝に恐ろしい音や映像の断片が脳裏に浮かんできて、目が覚める」と語ったメル。離婚から約5年が経った現在も、虐待されていた当時の恐怖がフラッシュバックするという。
「(当時の)私は自尊心がゼロになるほど落ち込み、家族から孤立していた。(悩みを)打ち明けられる人がいなかったから、痛みを和らげるために酒とドラッグに頼ってしまったの」「セックスしているところをビデオで撮られたときは、本当に気が狂いそうだった。このことは、私が耐えた虐待のなかで最も屈辱的なことだったわ」と過去を振り返った。
さらに自分で稼いだお金を使えない状態にされ、金銭的にも搾取されていたというメル。2017年にスティーブンとの離婚が成立してからも、「恥ずかしさと恐怖から汗が出て、びっしょり濡れて目覚める」など、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされていることを明かした。
メルは離婚後、家庭内暴力の被害を受けている女性を支援する慈善団体「ウーマンズ・エイド」をサポートしており、先月その活動が称えられ、大英帝国勲章を授与された。「信じられないほど誇りに思う」「仕事で出会ったすべての女性たちと亡き父を思い出した」と、受賞の喜びを語った。
この投稿をInstagramで見る
現在は3人の娘たちと生活しており、幸せそうな様子をSNSで発信しているメル。2018年にはスパイス・ガールズを再結成させ、ツアーを行うなど精力的に活動。昨年は、家庭内暴力から解放される女性を描いた短編映画にも出演した。
今後もスパイス・ガールズの活動が予定されており、さらなる活躍に期待したい!
text:Saki Wakamiya