エリザベス女王(95)が即位70周年を迎え、声明を発表。そこには「チャールズ皇太子(73)が王位についた暁には、カミラ夫人(74)に王妃の肩書を与えたい」と書かれていたことで注目が集まっている。
2022年2月6日(現地時間)に、即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を迎えたイギリスのエリザベス女王(95)。前日の5日にサンドリンガム宮殿でレセプションが行われ、エリザベス女王は自ら記念のケーキをカットした。
エリザベス女王は国民への感謝のメッセージを送ったが、その声明のなかで、チャールズ皇太子(73)が王に即位した暁には、妻のカミラ夫人(74)を王妃にしたいと望んでいることが判明し、大きな注目を集めている。
エリザベス女王は声明の中で、「時が満ち、私の息子チャールズが王になったとき、皆さんは彼とその妻カミラに、私に与えたのと同じ支援を彼らに与えてくれることでしょう。そして、カミラが国民への忠実な奉仕を続けるために、“クイーン”と呼ばれるようになることが、私の心からの願いなのです」と表明した。
カミラ夫人は2005年にチャールズ皇太子と正式に結婚したが、ふたりの関係はチャールズ皇太子が前妻の故ダイアナ元妃(享年36)と結婚する前から断続的に続いていたことで知られている。
ふたりの結婚をよく思わない国民も多く、故ダイアナ元妃への配慮もあって、カミラ夫人の肩書はこれまで故ダイアナ元妃と同じ「公妃」ではなく「コーンウォール公爵夫人」(コーンウォール公爵はチャールズ皇太子が持つ称号のひとつ)となっていた。
さらに、将来チャールズ皇太子が即位したときにカミラ夫人が王妃となることに反対する声も多く、王位継承の際に問題になると予想されていた。
自らが退位する際に王位継承が円滑に行われるように配慮し、今回の表明をしたと思われるエリザベス女王だが、孫のヘンリー王子(37)&メーガン妃(40)夫妻と王室の確執問題など、悩みのタネはまだまだ尽きないと言えそう。
text:Saki Wakamiya