2022年2月にNetflixのドキュメンタリー映画『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』が公開され、注目を集めている実在の詐欺師シモン・ハユット(31)がタレントマネージメント事務所と契約! 今後はハリウッド進出を目指しているそう。
Netflixのドキュメンタリー番組『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』に取り上げられたことで注目を浴びている、実在の詐欺師シモン・ハユット(31)。番組の世界的な反響を受けて、ハリウッド進出を目論んでいると報道された。
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シモンはサイモン・レビエフという偽名を使い、マッチングアプリ『ティンダー』を通じて女性に接近。世界最大級の宝石メーカー「LLD Diamonds」の代表、レブ・レビエフの息子と偽り、億万長者のふりをして世界中の女性たちからお金を騙し取る詐欺行為を働いた。
メディアによれば、その被害総額は約11億5,000万円。シモンは2019年、出身地のイスラエルで窃盗や詐欺などの罪で有罪判決を受け、15カ月の禁固刑を宣告されたものの、なんと5カ月の服役で釈放されている。
そんなシモンの悪行が世界中に知れ渡るきっかけとなったのが、彼を題材にしたNetflixのドキュメンタリー番組『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』。
番組の大ヒットを受けてシモンは一躍注目の的に。そして先日、タレントマネージメント事務所「Gitoni Inc」と契約を結んだと、エンタメサイト『Entertainment Tonight』が報道した。
「Gitoni Inc」でマネージャーを務めるジーナ・ロドリゲスは同サイトのインタビューに応え、「ドキュメンタリー番組のストーリーに惹きつけられたの。彼は世界でも指折りの素晴らしいセールスマン」とシモンを絶賛。
さらに、番組について「たくさんの疑問が残ったし、偏った目線から語られているとも感じた。どんな物語にも、複数のストーリーがあると思う。そして誰もがストーリーを語るチャンスを与えられるべき」と主張し、被害女性の言い分のみで構成されていることを批判。
シモンの言い分を世に伝えるべく、今後、ポッドキャストの出演やデート番組のホスト、本の執筆などを行い、ハリウッド進出も視野に入れていると明かした。
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すでにシモンは現在、ファンからの依頼を受けてメッセージ動画を発信したり、ビデオチャットを行ったりするサービス「Cameo」に参加。個人へのメッセージ動画は約3万4,000円、法人の場合は約16万円という値段がつけられている。
真実を明らかにすることを口実にハリウッド進出を図っているシモンだが、『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』で事件を追ったジャーナリストは、同番組の取材依頼をシモンが自ら拒否したと主張。果たしてシモンはどんなことを語るのか。そして、ハリウッドでの成功は叶うのか。さらなる注目が集まりそうだ。
text : Mariko Peeling