整形手術の失敗により、表舞台から姿を消してしまったモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(56)。最新インタビューで現在の心境を告白した。
美容整形手術に失敗し、医療企業を訴えると公表していたモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(56)。5年以上もの間、人目を避けて隠れるように暮らしてきたという彼女が米メディア『People』の表紙を飾り、治療の経緯や副作用により受けた苦痛を涙ながらに告白した。
1990年代に活躍し、絶大な人気を博したスーパーモデルのリンダ。痩身治療の「クールスカルプティング」を受けたところ、発症率1パーセント以下の稀な副作用・奇異性脂肪過形成(PAH)を発症してしまったと、2021年9月にSNSで公表。
脂肪が減るどころか、固い脂肪の突起が体に現れるなどの症状に見舞われたと言い、医療企業を訴えると明かしていた。
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そんなリンダが『People』の最新号に登場。治療の経緯や副作用により受けた苦痛を赤裸々に告白し、「(昔は)キャットウォークに上がるのが好きだった。今は知り合いに出くわすのが怖い」と涙ながらに語った。
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治療後3カ月で、顎や太もも、ブラジャーの周囲の部分の膨らみに気づいたリンダ。引き締めたいと思っていた部分が、突然脂肪で大きく固くなり、しびれるようになったという。「何か(体に)悪いことをしているのではと思い、自分で治そうとした」「だから、ダイエットとエクササイズに励んだの。気が狂いそうだった」。
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しかし体は元に戻ることはなく、再び病院を訪れるとPAHと診断された。「どんなにダイエットや運動をしても治らない」と衝撃の事実を伝えられたそう。
『People』によると、PAHについて専門家は「問題は、PAHによってできた脂肪が消えない可能性もあるということ。多くの場合、患部はもはや最初の頃のような脂肪吸引には適さない」と説明しており、リンダが整形前の姿を取り戻すことはかなり難しいよう。
以後、リンダはモデルの仕事をやめて人目を避けて生活をしてきたが、5年以上が経ち、ようやく心の整理がついたそう。「私はもう、隠れながら恥をかいて生きることはできない。これ以上この苦しみの中で生きていくことはできないの。やっと話す気になった」と、事実を公表することを選んだという。
「堂々と家から出掛けたい」と語ったリンダは、今後どのような行動をとるのか。続報を待ちたい。
text:Saki Wakamiya