俳優のブラッド・ピット（58）が、共同所有していた株式を内密に売却したとして元妻、アンジェリーナ・ジョリー（46）を提訴。長引く離婚調停中のふたりに新たな火種が。
共同所有している南フランスのワイナリー、シャトー・ミラヴァルの株式の一部を違法に売り払ったとして、ブラッド・ピット（58）が元妻アンジェリーナ・ジョリー（46）を訴えていたことが明らかに！
2008年に総額2,840万ドル（約32.6億円）の費用の60%をブラッド、40%をアンジェリーナが支払う形で購入したシャトー・ミラヴァル。
ブラッドが法廷に提出した訴状によると、ふたりはお互いの同意なしにワイナリーの株式を売却しないことで同意していたものの、2021年９月に許可を得ることなく、アンジェリーナが所有していた株式の50%を第三者に売り払ったという。
海外メディアは、アンジェリーナから株式を買収したのはロシア人起業家のユーリ・シェフラー（54）であると報道。160カ国で380ものブランドのアルコールを製造・販売しており、米長者番付にも名を連ねる資産家だが、過去には有名ブランド・ストリチナヤの販売権をめぐってロシア政府に提訴され、その後敗訴。ロシアを含む４カ国で販売を禁止されるなどの処分を受けたこともある、曰く付きの人物だ。
またブラッドは訴状を通し、アンジェリーナはユーリが事業を支配しようとすることや、それによりブラッドが損害を被ることを知りながら無断で売却を進めたとも主張。ブラッドはアンジェリーナと破局した後もワイナリーに投資を続けていたにもかかわらず、この売却によってあらゆる権利が失われたとし、アンジェリーナに損害賠償を請求するとともに、裁判所に一連の売却を無効にするよう求めている。
今回の件についてブラッドの関係者は、「アンジェリーナは法的・倫理的義務を無視して、事業の成功のために資金と汗を注いだ唯一の人物（ブラッド）の権利を侵害した」「彼女は自分が行ってもいない投資と自分で稼いだ訳ではない利益に対する見返りを求めているのだ」と、アンジェリーナを激しく非難した。
ブラッドとアンジェリーナは2014年に９年間の長い交際を経て結婚。結婚式はシャトー・ミラヴァルで行われ、長年にわたり愛を育んだふたりのゴールインは大きな話題を呼んだが、その後2016年に破局。それ以来、親権や財産分与をめぐり離婚調停が続いており、約６年が経った今も決着していない。
今回のブラッドの訴えは、そんなふたりにとって更なる火種となりそうだ。長引く争いに決着がつく日は来るのか、続報に注目したい。
