2015年の大ヒット映画で共演したシャーリーズ・セロン(46)とトム・ハーディ(44)は、相性最悪で一触即発の状態だったことが判明! 挑発的なトムに身の危険を感じたシャーリーズが、護衛をつけてほしいと頼むほど緊迫していた現場だったことが、スタッフなどの証言などで明らかになった。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で共演したシャーリーズ・セロン(46)とトム・ハーディ(44)。ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストであるカイル・ブキャナンが映画製作の裏側を綴った書籍『Blood, Sweat & Chrome: The Wild and True Story of Mad Max: Fury Road(原題)』によって、ふたりは撮影現場で怒鳴り合うこともあるほど不仲だったことが判明した。
2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、最多の6部門を受賞した大ヒット映画。
核戦争後の荒廃した世界を舞台に、シャーリーズが扮するフュリオサ大隊長と、トムが演じる元警官のマックスが次第に協力関係を築いていく。
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しかし現場のスタッフによると撮影中ふたりは終始、険悪なムード。当時シャーリーズはまだ幼い子どもたちの子育てと仕事を両立しており、時間を無駄にしたくないと考えていたが、トムは遅刻の常習犯だったという。
ある日、シャーリーズはメイクを済ませ、朝8時の撮影スタート時間ぴったりに現場に入ったが、トムは一向に現われず、結局11時過ぎになってようやく到着したという。
その間トイレにも行かず待ち続けていたシャーリーズは、トムが現れると、「撮影クルーを拘束した分、10万ドル(約1,100万円)の罰金を払うべき」「なんて無礼なの!」と激怒したそう。するとトムはシャーリーズに近づいて「この俺に何か言ったか?」と反撃。スタッフや共演者は、そのときのトムを「かなり攻撃的」で「危険」だと感じたという。
トムは撮影当時を振り返り、「僕たち2人へのプレッシャーに圧倒されたこともあった」「セロンに必要だったのは、より優れた、経験豊富なパートナーとしての僕だったんだ」と追い詰められていた当時の心境を吐露。「それはごまかしが効くようなものではなかった。年をとって見苦しくなった今なら、その場に対処できると思いたい」と語っている。
映画公開後の映画祭では、気さくに話をしているように見えるふたり。続編となる『Mad Max:The Wasteland(原題)』は2023年、スピンオフ映画でフュリオサ大隊長の過去を描く『フュリオサ』は2024年に公開が予定されているが、ふたりの不仲は解消されたのか、続報が気になる!
text:Saki Wakamiya