先日ロンドンで行われた英国アカデミー賞授賞式(BAFTA)に出席した俳優のエマ・ワトソン(31)。レッドカーペットで見せた美しさもさることながら、プレゼンターを務めた時の発言が大きな話題を呼んでいる。
2022年3月13日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた英国アカデミー賞授賞式(BAFTA)に出席した俳優のエマ・ワトソン(31)。
この日、ホルターネックのドレスでヘルシーな美しさを放ったエマ。背中を大胆に露出したスタイルもさることながら、プレゼンターを務めた際の発言が大きな話題に!
司会を務めたレベル・ウィルソン(42)より、「彼女は自分をフェミニストと呼んでいるけれど、私たちは皆、彼女がウィッチ(魔女)だって知っているわ」と紹介を受けてステージに登場したエマ。そして「私はすべてのウィッチのためにいるわ」と宣言すると、客席から笑いと歓声が沸き起こった。
なぜこのエマのコメントが話題になったのか、理由はエマの出世作である『ハリー・ポッター』シリーズの原作者、J・K・ローリング(56)の発言にある。
2020年、J・K・ローリングによる「女性に性転換したトランスジェンダーは、女性ではない」という差別的な発言が大炎上。さらに「フェミナチ、TERF、ビッチ、ウィッチ。時代は変わっても、女性に対するヘイトは永遠」とツイッターで開き直り、再び炎上を呼び起こした。
今回エマが言い放った「すべてのウィッチ」という表現は、トランスジェンダー女性と女性を差別化したJ・K・ローリングを暗に野次ったものだと捉えられている。するとSNSにも「エマによるJ・K・ローリングへの嘲笑」「エマは“すべての女性を支持する”と言いたいのよね」といった、エマを称賛するコメントが多数寄せられた。
エマは2020年にも「トランスジェンダーの人たちが(自分を)“女性”と呼べば、女性」とツイッターで反論しているが、J・K・ローリングによる差別的な言動は今も続いている。
text:Mariko Peeling