ジョニー・デップ(58)が元妻アンバー・ハード(36)を名誉毀損で提訴している裁判で、ジョニーの元恋人エレン・バーキン(68)が、交際していた当時、酒に酔ったジョニーに「ワインボトルを投げつけられたことがある」と証言した。
2022年5月19日(現地時間)、ジョニー・デップ(58)が元妻アンバー・ハード(36)を名誉毀損で提訴している裁判に、ジョニーの元恋人エレン・バーキン(68)がオンライン出廷。交際当時、ジョニーに「ワインボトルを投げつけられたことがある」と証言し、反響を呼んでいる。
2019年に収録されたものだという今回の証言。動画の中でエレンは1990年代にジョニーと恋愛関係にあったと話し、交際当時のジョニーは「ほとんどの時間、酔っ払っていた」と証言。
さらに「彼はいつも酒を飲むか、マリファナを吸っていた」とし、ジョニーがバーキンの前でドラッグを愛用していたと明かした。
また、ジョニーの暴力的な一面が垣間見えたエピソードとして、1998年にラスベガスで映画『ラスベガスをやっつけろ』を撮影中、友人と口論になって興奮したジョニーが、自分や他のキャストに向けてワインボトルを投げたと証言。ワインボトルは幸い誰にも当たらなかったそうで、エレンは「なぜ投げたかは分からない」と続けた。
そしてこの日はアンバーの妹、ホイットニー・ヘンリケスも裁判所に出廷。ジョニーとアンバーが住んでいたペントハウスに居候していた際、ジョニーがアンバーに暴力を振るうところを目撃したとし、その日の詳細を語った。
ホイットニーによると、それを目撃したのは2015年5月。アンバーがジョニーの浮気を疑う原因になったメールの内容についてジョニーを問い詰めると、激怒したジョニーがレッドブルの缶を投げ、ペントハウスの専属ナースの背中に当たったという。
その様子を、中2階から見ていたアンバーとホイットニー。すると、ジョニーが突然階段を駆け上がってきて、背を向けていたホイットニーを叩いたというのだ。ホイットニーは「姉は『妹を叩かないで!』と叫び、デップ氏を平手打ちしました。するとデップ氏は片手で姉の髪を掴み、もう片方の手で何度も姉を殴っていました」と証言。その後駆けつけた警備員がジョニーとアンバーを引き剥がしたと説明した。
しかし、ペントハウスで働いていた警備員は全く逆の証言をしており、事件の際にレッドブルの缶を投げつけたのはアンバーの方だと主張。さらに、先に手を出したのもアンバーだとし、「突然目の前に拳が横切ってくるのが見え、その拳がデップ氏の左頬を殴りました。それはハード氏の拳でした」と明言した。
さらに警備員は「デップ氏はショックを受けたような表情をしていました。何が起きたか、理解できていないようにも見えました。これ以上デップ氏を殴らせるわけにはいかないので、私はデップ氏を下の階に移動させました」とも言及。
食い違い続けるジョニー側とアンバー側の主張。泥沼化する裁判はどういった結末を迎えるのだろうか。今後の展開から目が離せない。