1994~1998年の約4年間ジョニー・デップ(58)と交際していたケイト・モス(48)が、ジョニーの名誉毀損裁判に証人としてリモート出廷。ケイトは「暴行されたことは一度もない」とジョニーに有利な証言をした。
ジョニー・デップ(58)が元妻アンバー・ハード(36)を名誉毀損で訴えている裁判に、ジョニーの元恋人でモデルのケイト・モス(48)が出廷。「ジョニーに階段から突き落とされた」という噂について、リモートで証言をした。
ジョニーとアンバーの裁判は、2019年にアンバーが「私はDVのサバイバー」と、ジョニーから家庭内暴力を受けたとほのめかしたことに端を発し、現在裁判ではジョニーがアンバーに暴力をふるっていたかどうかが争点となっている。
ケイトが出廷するきっかけとなったのは、アンバーが今月初めにしたある証言。アンバーの妹とジョニーの間に諍いが起こった際に、階段に背を向けて立つ妹に対し、ジョニーが腕を振り上げたという。
「ケイト・モスと階段のことが思い浮かんだ」というアンバーは、阻止しようとジョニーを殴ったという。アンバーが言う「ケイト・モスと階段のこと」というのは、かつてジョニーと交際していたケイトが、ジョニーに階段から突き落とされたという噂のこと。アンバーはその噂を引き合いに出し、自身の暴行の正当性を主張した。
このアンバーの証言がきっかけで、2022年5月25日(現地時間)にケイトがジョニー側の証人として出廷することに。イギリスにいるケイトはリモートで出廷し、「彼は私を押したり、蹴ったり、階段から突き落としたりしたことは一度もない」と宣言した。
さらにジョニーの弁護人の質問を受けて、ジョニーとジャマイカで休暇を過ごしたときのエピソードを語ったケイト。
「雨が降っていたので、私は部屋を出るときに階段から滑り落ちて背中を痛めた。何が起こったのかわからず、痛くて悲鳴をあげた」「(先に部屋を出ていた)彼は走って戻ってきて私を助け、部屋まで運んで手当をしてくれた」と証言。突き落とすどころか、足を滑らせたケイトを助けたという。
ケイトの証言によりジョニーが有利になったかのようにも見えるが、元婚約者のジェニファー・グレイ(62)が「ジョニーの嫉妬深さは異常」と暴露したり、元恋人のエレン・バーキン(68)が「ワインのボトルを投げつけられた」と発言するなど不利な証言も続々。今後も続く裁判の行方や、いかに。
text:Saki Wakamiya